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THE BAWDIESという日本のバンド。私と同世代でご存知の方々は多くないと思いますが、洋楽を聴かなくなったという若い世代ですから、日本のバンドでも英語で唄うこのバンドのことは、名前は知っていても私程度にしか聴いたことがないという方々がいらっしゃるのではないかと思います。
メンバー全員が、1983年生まれの29歳。2004年結成ですから今年9年目。最近、「SING YOUR SONG」という曲がFMで流れていますね。最初に聴いたときには、桑田さんが新曲を出したのかなと思ったくらいのシャウトぶりでした。
で、これもFMの番組ですが、ゲスト出演していたボーカルのROYさんが話していたバンド結成までの経緯について感心しましたよ。リズム・アンド・ブルースに感化された彼は、さっそくバンドを組むのですが、リズム・アンド・ブルースを体得するまで徹底的にコピーしたそうです。
自分たちがリズム・アンド・ブルースの何たるかを掴むまでは、オリジナルも作らない、カバーもしない。バンド結成当初からその音楽の方向性を決め、そのためにコピーしまくって基礎を固める。それはあのThe Beatlesがデビュー前に国内外のライブでリトル・リチャード、チャック・ベリーのカバーを数多くこなしていたのにも通じるものがあるように思えます。
音楽だけでなく、日本の伝統芸能や芸術で行なわれてきた師弟関係「守・破・離」の道筋を辿ることは、広くどの分野でも一流を極める原則。本物を徹底的にまねる(→学ぶ)ことから、その「型」を習得する。ウィキペディアには次のように解説されています。
まずは師匠に言われたこと、型を「守る」ところから修行が始まる。その後、その型を自分と照らし合わせて研究することにより、自分に合った、より良いと思われる型をつくることにより既存の型を「破る」。最終的には師匠の型、そして自分自身が造り出した型の上に立脚した個人は、自分自身と技についてよく理解しているため、型から自由になり、型から「離れ」て自在になることができる。
私も高校生のとき、初期衝動っていうのでしょうか、The Beatlesに触発されて、バンドを組みました。とにかくコピーはたくさんしました。そのときに将来プロになろうとかはメンバーの誰も思っていませんでしたが、とにかく打ち込んだことに間違いはありませんでした。
かと言って、ROYさんたちのような志は持てず、高校三年生の初めに自然消滅。その中で私だけはコピーバンドに飽き足らず、高校の他のバンドのメンバーに声をかけ、全曲オリジナル12曲によるアルバムを作るまでは頑張りましたが、そこまでが精一杯。
THE BAWDIESのROYさんは誰に言われた訳ではなく、自らこの「守・破・離」の道筋を辿っているんですね。ちなみに、bawdyを辞書で引くと、「〈人・話・場所が〉俗悪な、下品な、みだらな」という意味。Bawdyhouseで「売春宿,女郎屋」。バンド名の由来はここからきているのかどうか定かではありませんが、彼らの作り出す音楽は、英語で唄う日本人のバンドとして、世界を席巻する日が近いと思えます。
<THE BAWDIES/「SING YOUR SONG」 MUSIC VIDEO - YouTube>
http://www.youtube.com/watch?v=DEfWwJ0UlUM
<THE BAWDIES/「LEMONADE」MUSIC VIDEO>
http://www.youtube.com/watch?v=i--kb0FlMQc
<THE BAWDIES>
http://thebawdies.com/
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