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9月10日(月曜日)
AM7時 疲れ果て、重たくなった体を起こす。 全ての荷物を処理した我が家は殺風景。 妻と次男が必要最低限の荷物を妻の車に積み込む。 隣の校区にある妻の実家から中学校に通う事になる次男に、私は大切にしていた自転車をプレゼントした。 「また必要なものがあれば、私が届けるから連絡しなさい。」 そう妻に伝え、自宅の鍵を妻から受け取った。 私の前から走り去る妻の車の後ろ姿に哀愁を感じた。 AM8時 工務店の監督と大工が自宅に訪れる。 私は家族の思い出をすぐに消しさろうと全てを壊すように指示し、妻から受け取った鍵を手渡した。 AM9時 出勤。 3日間祭りで休んだため仕事は恐ろしいほど溜まっていた。 一つ一つ確実に処理していく。 PM1時 午後を過ぎた頃、私の携帯が鳴る。妻からだ。 「子供の弁当箱と、私の眉毛書きが欲しい。」 ・・・。 PM6時 夕方一度自宅に戻り、頼まれた物を取りに行く。 玄関を開けると我が家は見るも無残な姿となっていた。 PM7時 妻に頼まれた物を届け会社に戻る。 まだまだ山積みの仕事を処理していく。 携帯が鳴る。義母からだ。 「近所のお店で焼き肉を食べてるから、あなたもいらっしゃい。」 仕事に追われていた私は「仕事が一段落したら顔を出します。」と返した。 PM8時30分 店へ向かう。 私が着いた時、既に家族は食事を終えデザートを食べていた。 とりあえず肉と白米を頼み、食事を済ませた。仕事が残っていたためアルコールは控えた。 特にこれといった会話も無く、食事会は終了。 すぐに退席し会社に戻り仕事に取り組んだ。 PM10時30分 帰宅。 「ただいま〜。」と言っても返事はない。当然のことだ。 TVもラジオも何もない我が家。 ・・・こういう感じか。心の中で想い、入浴する。 風呂から上がり、キッチンにある冷蔵庫へ。 いつもなら冷えているビールが無い。 ただ1本。妻が毎日の楽しみに冷やしてある缶チューハイが目にとまった。 私は一気に飲み干した。 養生の上にビニールを敷き、その上に布団を敷いて横になった。 なかなか寝付けない。ワンセグからの画像も電波が悪くなかなか楽しめない。 色々な想いが頭の中を駆け巡る中、自然と眠りについた。 ・・・つづく。 |
セカンドライフアフター
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