アスターク同人

山のエキスパート集団、アスターク同人!アスターク同人と内部分会妙高やまの会の公式ブログです。

全体表示

[ リスト ]

イメージ 1 イメージ 2 イメージ 3 イメージ 4 イメージ 5 イメージ 6 イメージ 7 イメージ 8 イメージ 9
イメージ 10 イメージ 11 イメージ 12 イメージ 13 イメージ 14 イメージ 15 イメージ 16 イメージ 17

イメージ 17

〇山行地 北ア・剣岳八ツ峰妻Cフェース劒稜会ルート
〇山行日 2015年08月02日
〇パーティー L松木智 古川 永田
〇報告者 松木智

 夏合宿二日目、早朝に合流するはずであった山越、小林パーティーが届かず、急遽三人でザイルを組むことになった。
 この日のターゲットはCフェース劒稜会ルート。Cフェースは八ツ峰妻フェース群の中で最も大きく、傾斜も緩く最も易しいとされている。だが、爽快なフェ−スやハイライトとなるリッジのトラバースは特に初級者には人気のようだ。
 その昔、真砂沢をベースに行われた剱岳の合宿で、先輩諸氏が「下駄を履いたって登れる!」と言っていたことが思い出される。さすがに下駄と言うわけにはいかないが、岩登りの基礎技術を身に付けた者ならなんの不安もなく、長次郎雪渓をバックに広がる素晴らしい景色を堪能しながらクライミングを楽しむことができる。
 本来であればこの合宿はクライマー養成の総仕上げの場でもあることから、古川、永田で行かせたいところだが、三人パーティーではトップが固定されてしまうことから僭越ながら自分がトップをすることにした。

 ルートにはすでに5人パーティーが取りついており、後を追うように取りつきへと向かう。仕度をしていると隣のBフェースから関原、丸山パーティーのコールが聞こえ、トップを行く関原の姿が見える。彼らはすでに1P目をクリアしたようだ。
 関原、丸山パーティーの激を受けながら登りだす。1P目はリッジ末端のスラブに走る左上するクラックに沿って登る。その上の凹角を目指すが、左に寄り過ぎると少々傾斜の強い、浅いジェードルを行くことになる。難しくはないが支点が取れないため慎重に登る。
 2P目は凹角からフェースに出て40mいっぱいにザイルを伸ばす。先行パーティーの最後尾のオバちゃんがすぐそこに見える。「50オーバー(違っていたらごめんなさい)が頑張ってるな」などと余計なことを考えフォローの準備に手間取っていると「もたもたするんじゃねぇ!」とBフェースから檄が飛んでくる。さすが師匠、しっかりチェックが入っている。
 気を引き締めて3P目を登りだす。やけにザイルが重い。易しいフェースを登りリッジに出たところでハイ松を支点にピッチを切る。この先ルートは右に回り込んでいるのでザイルの流れを考慮した。短い4Pをリッジトラバースの手前で切る。
 5P目はこのルートのハイライト、ナイフリッジのトラバースだ。高度感は満点!スパッと切れたリッジに「ウッヒョォ〜!」と思わず声が上がる。「さて、どうやって行こうかな?」リッジの東側にはこのトラバースのため付けたんじゃないかと思うような溝が走っており、リッジの縁に手を掛け、スタンスを確かめ体を壁の外に預けてトラバースをする。スリリングで気持ちの良いピッチだ。
 Bリッジの頭にいる関原、丸山からコールが掛かる。余裕で手を振り、後続を引き上げる。ナイスショットを何枚かカメラに収め、最終ピッチへとザイルを伸ばす。
 6P目の易しいリッジを25m登ると終了となる。

 Cリッジの終了点は広く、三の窓側に縦走路が通る。縦走路を慎重に下りBフェースの頭で待機している関原、丸山と無事合流する。その後2パーティー一緒に下山するが、后Ν困離灰襪泙韮寛鵑侶垂下降のセッテイングを手際良くこなす関原、丸山ベテランの動きを目に焼き付ける。

 当たり前のことだが、山は登ったら下りなければならない。岩登りも然り、しかも登った先に道があることは稀で、複雑な岩場の地形を把握し下降路を何処にとるのか考えなくてはならない。登るよりも難しい場合も多く、岩登りの技術は下降技術に集約されると考える。
安全に登り、安全に下りてくる。これを確実にできるようになって一人前のクライマーといえよう。まだまだ勉強、経験ともに不足であり、クライマーへの道は遠いが、仲間とともに励まし、競い合いながら高みを目指したいものだ。

閉じる コメント(4)

顔アイコン

ナイフリッジのトラバースは写真だけ見ると実際の高度感の100分の1も伝わっていない気がします。すごーく怖かったのに…。
隣のフェースから撮った写真は自分達の状況がよく分かり参考になりますね。 削除

2015/8/11(火) 午後 11:00 [ まめ ] 返信する

顔アイコン

写真で見ると真上のナイフリッジの感じがイメージできますね。面白そうで登ってみたくなります。 削除

2015/8/13(木) 午前 6:36 [ こぱ ] 返信する

顔アイコン

なかなか格好良かったですよ。易しいルートとしても剣岳を代表する快適なクライミングルート、ここはやはり一度登らなくっちゃあね。
仲間が登っている姿を位置を変えて見るって楽しいもんです。

司のスラブはブッシュもなく快適そうでしたね。昔は登られていたようですが、最近はとんと話を聞きません。熊の岩上部だって面白そうだし、いい泊り場もあってまたここへ来たくなってしまいました。いい仲間、いい山、剣はそんな思いを今も充分かなえてくれます。 削除

2015/8/13(木) 午前 7:39 [ なめこタン ] 返信する

顔アイコン

今回の姉御 本チャン 全リード おめでとうございます。
30代に今のようなガッツが有れば、もっと上を目指せただろうにね〜^^
その頃は、素晴らしい仲間が両脇を支えていたのでしょう〜
クライミングのリードの楽しさをぜひ、女性クライマーに伝えてって下さいね。

それにしても、理香ちゃんのこの1年の成長はめざましいものが有ります。
どれだけ叱られても、頑張れるあなたは、「アルパイン女子」です。
来年が、楽しみです。 期待しています。 お疲れ様でした。

下山の背負子の荷物が重かったのは、貸しておきます(笑)
いつか、ボッカで還してください。

2015/8/13(木) 午後 6:55 [ sek***** ] 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事