アスターク同人

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○山行地 北ア・剱岳 八ツ峰妻Dフェース久留米大ルート
○山行日 2015年08月01日
○メンバー L関原 永田
○報告者 永田

 合宿前に自分自身が登るルートとして久留米大ルートが割り当てられていたので、ルートを調べると、グレードは検椶韮腺院淵▲屮漾砲ある。明星山南壁左岩稜を登っていたので何とかこなすだけの自信、それと実物を見ていないことからくる不安とが入り混じっていた。

 朝5時に剣沢のベースキャンプから出発し、熊の岩に到着して、そびえる八ツ峰妻を間近に見ると、妻フェースの美しい連なりに感動するとともに、岩肌や斜度を見て『これなら行ける!』という自信もでてきた。
パートナーの関原さんと相談した結果、ザックはセカンドが背負い、つるべで行くことになったが、3ピッチ目のA1は不安があるために、奇数ピッチは関原さんにお願いした。
熊の岩から雪渓を横切り、Dフェースの久留米大ルートの取り付き点に到着する。

 1ピッチ目35m犬魎惴兇気鵑リードで登る。次に私が登り始める。ザックには、靴・水・行動食・アイゼン2人分と私のピッケルと関原さんのストックが入っており、それなりに重い。最初の1ピッチ目は、体がほぐれていないのと高度になれていないので、緊張しながら登っていく。荷物が重いため、一足一足体を持ち上げるごとに、息がきれてくる。
 2ピッチ目25m検椶六笋リードだ。荷物を担がない分、動きやすく、快適に高度をあげる。
 3ピッチ目30mはいよいよ核心で元蕋腺韻任△襦15mほど登るとハング帯にあたり、その下の手がかりの無いフェースをアブミを使って右に5mほどトラバースする。ハング帯が切れた凹角をアブミを使って5mほど直上する。凹角の出口はバランスをとって右のテラスに登りあがる。それほど難しくはなかったが、重い荷物を背負っていると、バランスをとるのも一苦労だ。
 4ピッチ目、5ピッチ目は卦蕕硫適なスラブをそれぞれ40m登り、Dフェース頭直下の広いテラスに到着し登攀終了である。

 下降ルートは、通常は縦走路を下り后櫚困離灰襪ら長次郎谷へ降りるようだが、此櫚擦離灰襪ら下ってみることになった。
 Dフェース頭より懸垂下降すると稜線を巻く巻き道が続いており、それを進み、此辞擦離灰襪僕茲討澆燭發里痢適当な懸垂下降点が見当たらないため、そのまま稜線をトラバースする巻き道を登っていくことにした。
 しかし、軽量化のため水を500mlしか持っていかなかったのと暑い日ざしのため、私はだんだんと熱中症気味になりバテはじめてしまった。岩陰で体を冷やすために何度か休憩せざるをえない状態になってきた。
 全く水が無くなりそうになったとき、小さな雪渓が現れその雪渓にむさぼりつくように水分を吸収した。関原さんはそれほど喉の渇きがないようである。水に対する渇望も鍛えれば、抑えられるものなんだろうか。

 やっと元気になり巻き道を進むと、結局はチンネの頭と八ツ峰の頭のコルまで来てしまった。池の谷ガリーに懸垂下降で一旦下ってから、池の谷乗越まで登り返す。
 長次郎谷の上部雪渓はズタズタに割れているので、端の岩稜を下っていき、雪渓がつながりはじめた場所からアイゼンを履き雪渓を下っていく。軽量化のために6本爪アイゼンだったため、ひたすら横歩きで慎重に雪渓を下っていく。
 熊の岩についたのは薄暗くなりはじめた18時であり、朝5時からずっと動きっぱなしで疲労困憊である。その後、ツェルトを張り、夕食のラーメンを食べると、あっという間に眠くなり、ツェルトに潜り込んだ途端に眠りについてしまった。

 Dフェース久留米大ルートはぐいぐい登れてA1がいいスパイスとなった楽しいルートであった。ある程度のグレードであれば、それほど困難さを感じずに安全に登る自信をつけることができた。
 反面、クライミング能力を重視するあまり、重い荷物を背負いながら長時間歩く練習をしていなかったのでボッカ力が落ちてしまったこと、剣沢から八ツ峰妻までの行程しか調べていなかったためそれ以外の場所では全くルートファインディングができなかったことが課題として挙げられる。
 今回の合宿をとおして、アルパインクライミングだからといってクライミング能力のみを高めるのではなく、ボッカ力やルートファインディング能力などを総合的に高める必要性を強く感じた。

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