|
森 絵都 著 理論社 2010-03 いいかげんな天使が、一度死んだはずのぼくに言った。 「おめでとうございます、抽選にあたりました!」 ありがたくも、他人の体にホームステイすることになるという。 ぐっとくる、ハートウォーミング・コメディ。 小説をほとんど読破できないオットが、この本は、あっと言う間に読み終えた。快挙だ! 読み終えると、目がきらきらと輝いていた。 心が折れそうな時、読み返したい一冊。 (以下、ネタばれあります。) プラプラという、何ともいいかげんな名前の天使は、これまた適当な天使で、 そのゆる〜い感じがまた、とても癒される。 「ぼく」は「死んだ」はずなのに、誰かの身体を借りて「生き返った」。 死んでしまった「誰か」の身体だから、客観的にその子の人生や周囲を振り返ることができ、 その子が「生き返る」ことによって起こる様々なことに気づく。 君は、たくさんの愛に包まれているではないか! ちょっとしたすれ違い、ボタンのかけ違いで、泥沼化してしまったのだ。 「ぼく」は、結局(というか、やっぱり!)借りた身体の本人なのだけど、 本人に戻るのが怖くなる。 そんな「ぼく」にプラプラは言う。 「ホームステイだと思えばいいのです。」 「あなたはまたしばらくのあいだ下界で過ごして、そして再びここに戻ってくる。 せいぜい数十年の人生です。少し長めのホームステイがまたはじまるのだと気楽に考えればいい。」 「下界でまた気持ちが縮こまりそうになったら、再挑戦の4カ月を思い出してください。 自分で自分を縛らず、自由に動いていたあの感覚を。 そして、あなたを支えてくれた人たちのことを。」 読み終わった後、ふと周りを見渡すと。。。 世界はたくさんの色に満ちていた。
なんてカラフルなのでしょう! |
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2010年10月06日
全1ページ
[1]
全1ページ
[1]



