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「砦なき者」 講談社文庫 野沢 尚 (著) ■ストーリー □出版社/著者からの内容紹介
テレビを信じてはならない。 “4年後の『破線のマリス』”と呼ぶべき傑作サスペンス! 映像という手段を知り尽くし、若者のカリスマとなった邪悪な男。 彼を生み出してしまったテレビ業界の男たちが挑んだ戦いとは――? 視聴率というものが表現する大衆が、不気味でならない時がある。 「閉じた社会」には、行き場を失った暗いエネルギーが満ち満ちている。 1千万人が1人のカリスマの登場によって 「絶対的な総意」としてひとつにまとまったらと想像すると、背筋が凍る。 だが、本物の恐怖はその先にあるように思えてならない。――野沢尚 □内容(「BOOK」データベースより) 報道番組『ナイン・トゥ・テン』に売春の元締めとして登場した女子高生が 全裸で首を吊った。 恋人を番組に殺されたと訴える青年八尋樹一郎の姿は、 ライバル局の視聴率を跳ね上げた。メディアが生んだ一人のカリスマ。 その邪悪な正体に気づいたのは、砦を追われたテレビマン達だった。 『破線のマリス』を超える衝撃。 数々の名作ドラマを生み出している野沢尚さんの本。 私たちが日常何気なく目にするTVや雑誌、ラジオ、インターネットなどからの情報。 好き嫌いに関わらず、善悪に関わらず、真偽に関わらず、 それらは一方的に飛び込んでくる。 私たち、受け取る側が油断をしていると、その情報たちに洗脳されていく。。。 情報の取捨選択が必要なのに、自分で考えることが必要なのに。 実際に起こりえるかもしれない、衝撃的な作品だった。 |
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「女性の品格 」 坂東 眞理子 (著) PHP研究所 (2006/9/16) 出版社/著者からの内容紹介 いまや女性の社会進出、活躍が当たり前となった現代の日本。
学校や職場でも、優秀で元気なのは女性ばかりである。 女性の価値観、果たすべき役割が大きく変化しているのだ。 では、古い型の「女らしさ」はもはや求められないのだろうか? いや、女性上位の時代だからこそ、従来の男性とは異なる価値観、よき女性らしさを、 職場や家庭に持ち込んでほしい、と著者は語っている。 「礼状が書ける」「約束をきちんと守る」「型どおりの挨拶ができる」「姿勢を正しく保つ」 「贅肉をつけない」「人に擦り寄らない」「よいことは隠れてする」「得意料理をもつ」 「恋をすぐに打ち明けない」 本書は、ビジネスから装い、話し方、恋愛にいたるまで、 女性としての振舞い方を具体的にアドバイス。 何げない日常の立居振舞いに、女性の生き方と品位はおのずと表われるものである。 ある日、出先から帰ってきたオットに、無言で渡されたのがこの本。 大好きな映画をごろごろしながら観ていた私。 「女性の品格」ねえ。。。 ベストセラーみたいだけど、どうせ、「オンナとは」みたいな説教本でしょう、 とすぐには中身を見なかった。 翌朝、通勤電車で読む本がなくなって仕方がないなあ〜と手にとってみたら、これがなかなか。 耳がイタクなるお話ばかりだった。 目次だけでも身が引き締まる。 1.マナーと品格 「礼状をこまめに書く」 「約束をきちんと守る」 「型どおりの挨拶ができる」 「相手に喜ばれる物の贈り方」 「手土産を持っていく」 「電話のかけ方」 「断るときほど早く、丁寧に」 「パーティーのマナー」 「長い人間関係を大切にする」 「記念日を大事にする」 2.品格のある言葉と話し方 「敬語の使い方」 「品格のある話し方」 「ネガティブな言葉を使わない」 「魔法の言葉「ありがとう」」 「大きな声ではっきりと話す」 「乱暴な言葉を使わない」 3.品格ある装い 「流行に飛びつかない」 「インナーは上質で新しいものを」 「勝負服をもつ」 「秘すれば花」 「姿勢を正しく保つ」 「贅肉をつけない」 「髪の手入れ、お化粧の基本」 4.品格のある暮らし 「よい客になる」 「行きつけのお店をもつ」 「値段でモノを買わない」 「浪費とケチの間で」 「けちけちしないで投資マインドを」 「得意料理をもつ」 「花の名前を知っている」 「古典を読む趣味をもつ」 「思い出の品を大事にする」 「無料のものをもらわない」 5.品格ある人間関係 「もてはやされている人に擦り寄らない」 「利害関係のない人にも丁寧に接する」 「仲間だけで群れない」 「不遇な人にも礼を尽くす」 「怒りをすぐに顔に出さない」 「グラス半分のワイン」 「プライバシーを詮索しない」 「後輩や若い人を育てる」 「聞き上手になる」 「家族の愚痴を言わない」 「心を込めてほめる」 「友人知人の悪口を言わない」 「感謝はすぐに表す」 6.品格のある行動 「よいことは隠れてする」 「人の見ていないところで努力する」 「独りのときを美しく過ごす」 「目の前の仕事にふり回されない」 「役不足をいやがらない」 「私生活のゆとり」 「頼まれたことは気持ちよくするか、丁寧に断る」 「縁の下の力持ちを厭わない」 「時間を守る」 「ユーモアを解する」 7.品格のある生き方 「愛されるより愛する女性になる」 「恋はすぐに打ち明けない」 「内助の功」 「うわべに惑わされない」 「品格ある男性を育てる」 「過去にこだわらない」 「権利を振り回さない」 「ゴールデンルール」 「満足度をあげる」 「倫理観をもつ」 よくよく考えてみれば、ごくごく当然のことばかり。 ひとつひとつはそれほど難しいことではない。 が、読みながら、こんな女性がいたら素敵だな〜とすでにヒトゴトになってしまっていた私。 やはり「品格」のヒの字もないみたい。 努力していかなくては。。。 って、この本、ぜひ、男性の皆様にも読んで欲しい。 女性、というよりは、人として、どうあるべきか、というバイブル本だと思う。 読み終えた後、 目の前がぱあっと開けた気がする。
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新潮文庫 (文庫) 塩野 七生 (著) 内容(「BOOK」データベースより) 前753年、一人の若者ロムルスと彼に従う3千人のラテン人によりローマは建国された。
7代続く王政の下で国家としての形態をローマは整えてゆくが、前509年、共和政へ移行。 その後、成文法制定のために先進国ギリシアへ視察団を派遣する。 ローマ人は絶頂期のギリシアに何を見たのか―。 比類なき大帝国を築きあげた古代ローマ。 その一千年にわたる興亡の物語がいま幕を開ける。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 塩野 七生
1937年7月7日、東京生まれ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。 68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。 初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により 1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。 82年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。83年、菊池寛賞。 92年より、ローマ帝国興亡の一千年を描く「ローマ人の物語」にとりくむ。 93年、『ローマ人の物語1』により新潮学芸賞。99年、司馬遼太郎賞。 2002年、イタリア政府より国家功労賞を授与される (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 単行本でもかなりの冊数。 文庫本は、分かりやすく、持ち運びやすく、薄く分けられているので更に増えている 「ローマ人の物語」シリーズ。 現在のところ、文庫本で28巻!(もっと?) ずっと読みたいと思いつつ、本屋に並ぶこの膨大な数に圧倒されて、なかなか踏み出せないでいた。 あるとき、ふと手に取ったら、無性に読みたくなり、とうとう、読み始めることに。。。 ローマを訪れたときに、数千年前の遺跡が未だ原型をとどめていることに驚き 都市としての機能、政治力、軍事力、あらゆる面においてとても長けていたことに感動した。 この本は、そんなローマが生まれるところを描かれている。 塩野さんの文章はとても読みやすく、たくさんの人物や場所が登場しても 混乱することなく読み進めることができる。 世界史の教科書にはちらっとしか出てこない英雄たち。
続きもじっくりじっくり楽しもうと思う。 |
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「幻夜」 東野 圭吾 (著) 出版社:集英社 (2007/03) ■出版社/著者からの内容紹介
幻の夜を行く男と女。息もつかせぬ傑作長編! 阪神淡路大震災の直後に、出会った男と女。 男が犯した殺人を知る女は、彼を徹底的に利用し、野心を実現していく。 だが彼女にも恐るべき秘密が。名作『白夜行』の興奮が再び!(解説/黒川博行) 「白夜行」は衝撃だった。あの描写は凄い。 登場人物を直接描いていないのに、その心理や行動が想像できる。 そして想像する過程が楽しい。 ぞくぞくする。 その続編という噂の「幻夜」。 舞台は阪神淡路大震災。 混乱の中で起きる一つの事件から始まる。。。 人の「幸せ」って 人を「愛する」って 人として「生きる」って 何だろう。。。 冷ややかな風が吹き去り、悶々とした気持ちになるラスト。。。 3部作にするという噂もあるとか無いとか。 ぜひ、続編も読んでみたい。
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「負ける建築」 出版社/著者からの内容紹介 都心に屹立する摩天楼,郊外に建ち並ぶ一戸建て住宅群…. 社会や生活の変化にも不動の位置を占め,周囲の環境を支配し続ける20世紀型の 「勝つ建築」は,その強さゆえに人びとに疎まれている. 建築は,もっと弱く,環境等の諸条件を受け入れる「負ける建築」でなければならない…. 気鋭の建築家が放つ,未来の建築論. 内容(「BOOK」データベースより) 都心に屹立する摩天楼、郊外に建ち並ぶ一戸建て住宅群…。 流動する生活を強引に凍結して記念し、周囲の環境を圧倒する二〇世紀型の「勝つ建築」は、 いまやその強さゆえに人びとに疎まれている。 建築はもっと弱く、もっと柔らかいものになれないだろうか。 さまざま外力を受け入れる「負ける建築」の途をさぐる、 気鋭の建築家の手になる「受動性の建築論」。 内容(「MARC」データベースより) 都心の摩天楼や郊外の住宅群…。 流動する生活を凍結し周囲の環境を圧倒する「勝つ建築」は疎まれ始めた。 建築はもっと弱く柔らかくなれないのか。 「負ける建築」の道を探る受動性の建築論。『建築雑誌』などの掲載をまとめる。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 隈 研吾 隈研吾建築都市設計事務所代表。慶応義塾大学理工学部教授。1954年、神奈川県生まれ。 東京大学大学院建築学専攻修了。 コロンビア大学建築・都市計画学科客員研究員などを経て、1990年、隈研吾建築都市設計事務所設立 (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 電車での移動途中、ついつい目に止まってしまうのが、これ。 真ん中のイオニア柱の頭に「メモリードホール」と大きく書かれた姿が否が応でも目に付く。 かつて、「M2」と呼ばれたショールーム。 (上の写真は、HP上から拝借したもので、ショールーム当時のもの) 30代、都市の「カオス」を表現したという彼のこの作品は、 「頭で考えているだけで何もできない」などと酷評を受けた。 彼は、都市に「負ける建築」を創りたかったのだという。 それからしばらくして、彼の作風はがらっと変わった(ように見える)。 ある意味、分りやすい「負ける建築」。 様々な制約を逆手にとったり、土地の素材を積極的に使っていったり。。。 特徴的なのは、素材。今までにもあった素材を、違う使い方をする。 凄い、と思った。どちらも暫くその場を動けなかった。 この違いは何だろう。 「負ける建築」という言葉自体が、私には多少強引に感じられる。 「負ける」とか「勝つ」とかいう言葉は、建築や環境においては、強すぎるのではないか。 気持ちがいい、またそこに行ってみたい。。。 最終的には、そのような建築がいいなと思う。
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