建築士のつぶやき

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「アフターダーク」

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村上 春樹 (著)
講談社

ストーリー
時計の針が深夜零時を指すほんの少し前、
都会にあるファミレスで熱心に本を読んでいる女性がいた。
フード付きパーカにブルージーンズという姿の彼女のもとに、
ひとりの男性が近づいて声をかける。
そして、同じ時刻、ある視線が、もう一人の若い女性をとらえる―。
新しい小説世界に向かう、村上春樹の長編。

「夜のピクニック」と同様、一晩のできごとを描いているのだが
正反対の世界。
前者が「陽」の世界だとしたら、こちらは「闇」の世界。

活字を読んでいるのに、巧みな表現で、カメラ目線、ブラウン管と通して
登場人物を俯瞰する。

エリとマリという姉妹のそれぞれのコンプレックスや葛藤。。。
夜の街に潜む犯罪の臭い。。。
知ってしまうと怖い、闇の世界。。

終始褪めた目線で描かれているだけに、「怖い」。

夜が明けても、また闇はやってくる。

光の中に居続けることはできるのだろうか?

闇があるからこその、光、なのか?


不思議な世界を体験した、そんな感じ。

「夜のピクニック」

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恩田 陸 (著)
新潮文庫
2006年

ストーリー
高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。
それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。
甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて歩行祭にのぞんだ。
三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために―。
学校生活の思い出や卒業後の夢などを語らいつつ、親友たちと歩きながらも、
貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。
本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。

「みんなで、夜歩く。ただそれだけのことがどうしてこんなに特別なんだろう」

それは昼間なら絶対に話をしないような事柄を、人々は闇のなかでついつい語ってしまうから。
そして、それによって相手の意外な顔を知り(一見クールな奴が熱く語る奴だったり)、
隠された思いを知り(○○くんが好きとか。。)、誰もが触れられなかった心に触れることになるから。

登場人物すべてに共感しながら(どきどきはらはら。。)、
自分自身のこのころの思いを重ねながら(こんなこともあったかなあ。。)
一緒に夜のピクニックを楽しんだ。

タイムスリップしてきた感じ。

なんだか気持ちがいい♪

何回も読み返したくなる。


映画も公開中。楽しそうだ。

「誰でも映画を観ている間は18歳になれます。。。。恩田 陸」

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レム・コールハース 著
鈴木圭介 訳
筑摩書房 (1999/12)

内容

人間の欲望と一致するある神話的な到達点を自らの手で目ざし、
現代文化の基礎として複合的な超過密文化を生み出した都市マンハッタン。

理論のユートピア=摩天楼、理想主義の断片=ロックフェラー・センター、
予想外の突然変異=ラジオシティ・ミュージックホール…。

地表上をグリッドに仕切り数々の建築物を打ち立てたこの都市の誕生・成立・発展の過程、
さらにその可能性と限界を、多くの貴重図版とともにエキサイティングに描き出す。

現代建築の巨人による伝説の書、待望の文庫化。
この書を読まずして、現代建築を語るなかれ。


話題作でありながら、文庫版を待ち
意気揚々と読み始めたもののなかなか読みきれず
3度目の正直で読み終わった。

これが不思議。

1度目、2度目と読むうちにすっかり虜になってしまった。
3度目はあっという間に読み終わった。

レムの視点から、ニューヨーク摩天楼を描く。
摩天楼の前では、コルビュジェも、ダリも、歯が立たない。

きっちり組まれた街路の上では
建築はただただ空をめがけて伸びていく。。。

じっくりじっくり何度も読み返したくなる本。

詳しい解説つきの挿絵がまた楽しい。

「ポンペイの四日間」

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ロバート・ハリス 著
菊地よしみ 訳
早川書房
2005年

ストーリー
前任者が謎の失踪を遂げ、アッティリウスはローマ帝国最長の水道の管理官に任命された。
だが就任早々、断水という重大問題に直面した。
水道を修復するため彼はポンペイに向かうが、当地では大富豪が密かに悪事を行なっていた。
大富豪に反感を抱くその娘との恋を育み、彼は水道の修復に命懸けで挑む。
が、ヴェスヴィオ山の噴火が目前に!
古代都市ポンペイが壊滅するまでの四日間のドラマを壮大なスケールで描く話題作。

ポンペイの輝き」展で触発され読んだ。

展覧会でも垣間見れた、ポンペイの輝きと、あの悲劇を
水道管理官の目線で描かれている。

2000年も前に、水道が通っていた、発展した都市。

大富豪たちによる贅沢な暮らし、
奴隷たちによる日常の鬱憤、
男性、女性の立場や文化。。。

ポンペイの悲劇を後世に残した博物学者、プリニウスも登場し、
ヴェスヴィオ山の噴火の様子をリアルに表現している。

現在のように情報が簡単に手に入らなかった時代。

地面が揺れているのに、水道に異変が起きているのに
「そのうちおさまるだろう」と悠長に構える人々。
そんな人々のさまざまな想いと、文化が
全て一瞬で消えてしまった。

当時の状況を知るのに
とても読みやすい一冊。

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ダン・ブラウン 著
越前敏弥 訳
角川文庫

映画の余韻覚めやらぬ中
復習がてら(?)読み始めた。

世間で騒がれている時は「文庫本が出てから読もう」
映画公開が決まってからは「映画を観てから読もう」
と後回しにしていて
これだけベストセラーになっていて、騒がれすぎだから
どうせ、期待外れだろう、なんて思って読むのを躊躇していたのだが

映画記事によせていただいた皆様のコメントで「原作を読まないと分からない」との
ことだったので

ちょっと読んでみることにした。
読もうと思ったら上中下巻、一気に大人買い!


「・・・・・・・・・」上巻
「・・・・・・・・・」中巻
「・・・・・・・・・」下巻

気付けば、3巻一気に一日で読破してしまった!
W杯を見ている場合ではない!!(今日は日本代表出ないからいいよね。。)

映画を先に観てしまっていたので
登場人物や小物たちが妙にリアルになってしまったのが難点ではあるが

「モナ・リザ」の微笑み

「最後の晩餐」の謎

ルーブル美術館や教会たちの荘厳さ

これは映像の余韻があったので逆に楽しめた。
映画が先か、原作が先か、迷うところではあるが、個人的には映画が先でよかったかも!
「あ〜あの場面はそうだったのか!」なんて
違う意味で、謎解きの楽しさがある。

特にルーブルのあのガラスのピラミッド。
ついついI.M.Pei氏設計の建築だというところに目がいってしまうのだが。。。

そして、驚いたのは、実在するモノが散りばめられたことによる臨場感!

映画で視覚を刺激され
本で知的好奇心をくすぐられ
両者の間を行き来しながら、壮大な謎解きの旅を終えたこの高揚感!

この作品がベストセラーたる所以が分かった気がする。

文字による記録がはじめられて以来、歴史を記してきたのは
“勝者(敵に打ち勝って生き延びた社会集団や信仰体系)”です。
こうした形の記述は当然偏ったものになりますが、現存する記録と照合することによってはじめて、
教えられてきたものがどれだけ“歴史的に正確か”を測ることができます。
わたし自身もそうですが、多くの歴史学者は、
正確さを測るためにはまずおのれに非常に深く問いかけなくてはならないと考えています。
歴史とされているもの自体がどれほど正確なのか、と。
<ダン・ブラウン>

ラングドン教授の足跡を
いつかたどってみたいなあ。。

かつて見たことがある絵画が、建物が、街並みが、
かつて見たものと違って見えることは間違いないだろう。。

楽しかった!

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