建築士のつぶやき

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大きな建築から日々の業務までのコラム
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液状化

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東北地方の被害があまりにも大きすぎて、
茨城や千葉の報道があまりされていないが、
道路や工場など、こちらも甚大な被害をうけているところが多いようだ。

中でも、個人的に気になるのは。。。


東日本巨大地震は、東京湾臨海部の埋め立て地で激しい液状化を引き起こしていることが、
専門家の調査で明らかになった。

営業休止になった千葉県浦安市の東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの周辺の
液状化調査を行った東京電機大の安田進教授(地盤工学)は、
「ディズニーランドの駐車場は広範囲に液状化しており、
駐車していた車が砂にはまって動けなくなっていた。付近では電柱が大きく傾いたり、
学校の建物の周囲が50センチ程度沈下したりしていた」と話す。
道路の中央が跳ね上がり、一方の側だけが大きく沈下している場所もあった。

また、東京のお台場から新木場周辺の埋め立て地を調査した愛媛大学の森伸一郎准教授(地震工学)は
「30センチほどの噴砂や、マンホールの浮き上がりなど、激しい液状化がみられた。
舗道の敷石が割れたり、建物の塀も傾いていた。
ゆるやかな傾斜に従って、液状化した土壌が低い方に流れる側方流動が起きたのだろう」と分析する。

土壌は通常は砂が互いに支え合い、その間を地下水が満たしているが、
地震による振動で支え合いが壊れると、水の圧力が高まり土壌は泥水のように液状化する。
地表面に弱い部分があると、泥水が噴き出し、水が乾いた後に大量の砂が残る。
地盤は沈下したまま戻らない。埋め立て地は地盤がやわらかく、液状化しやすい。
阪神大震災でも人工島で大規模な液状化が起きた。

(2011年3月16日21時12分 読売新聞)

「液状化」

昨今、湾岸埋立地の新興住宅地が物凄い勢いで建てられており、
もちろん、それらは、このようなことも想定してはいるのだが、
こうして、映像を見せられると
とても不安で、恐ろしくなる。

液状化が起きたところと、起きなかったところ、
分析をしっかりして、今後、大きな地震が来た時も
今回のように(人命には)大きな影響がないように備えていきたいものである。

やることはたくさんある。

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伊東豊雄氏設計
青葉区の「せんだいメディアテーク」でも
照明器具や天井の落下、外壁ガラスが割れるなどの被害が見られたという。


写真:3月14日撮影(写真:宮城大学)
震災に遭われた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

一日も早い復興をお祈りしています。


3月11日 甚大な規模の地震から1週間経った今も、未だ日本は迷走を続けている。

広範囲にわたる地震や津波、東北だけではなく静岡などにも飛び火をしている地震、
そして、原発事故。。計画停電による混乱。
風評被害による物資不足。

そんな中、迷走する政府には頼っていられないと、
各々で復興に立ち上がる動きが出てきている。

建築分野でも。


建設・不動産の総合サイト「ケンプラッツ」で
いろいろ紹介されているが。

現在最も急務の、被災者の生活について


■特報:仮設住宅を和室仕様に、アトラクターズ・ラボ提言
2011/03/18

東日本巨大地震提言東日本大震災アトラクターズ・ラボ仮設住宅. 
不動産市場分析を行うアトラクターズ・ラボ(沖有人社長、東京都千代田区)は、
東日本巨大地震の被害地に建設する仮設住宅への提言を行った。

まず、岩手・宮城・福島3県の太平洋沿岸の一般世帯数を15万強と算出。
その特徴は次の5点にあるとした。

(1)6歳未満の未就学児童がいる世帯は全体の11%(1.7万世帯)。
(2)65歳以上の高齢者親族がいる世帯が50%(7.7万世帯)。
(3)単身世帯は20代の若者よりも高齢者(65歳以上)が圧倒的に多い。
(4)4人世帯、5人世帯が32%に達する。
(5)地域的なつながりが強い。

 この分析を受けて、次の3点を提言した。

(1)高齢者が多いので和室仕様が望ましい。
(2)多人数世帯に対応するため、広めの住戸も確保する。
  または、「2戸1型」に隣り合わせで入居してもらう。
(3)地域コミュニティーに配慮して入居してもらう。

阪神大震災では、地域コミュニティーへの配慮が欠け、
高齢者が孤立した前例に配慮しての提言である。

なお、仮設住宅の建設に関しては、当面の必要戸数として、
岩手県が8800戸、宮城県が1万戸、福島県が1万4000戸を提示。
プレハブ建築協会の会員社が対応を開始している。


■被災者に住宅を提供する「仮り住まいの輪」発足
2011/03/18

東日本大地震(東北地方太平洋沖地震)の被災者に向けて、
個人オーナーが住宅を提供する「仮り住まいの輪」がこのほど発足した。
暫定的な住宅を必要とする被災者と不動産オーナーとをソーシャルメディアを通じて結びつけ、
賃貸住宅の空室から自宅の一室、ビル1棟などを仮の住まいとして提供するしくみだ。

発起人はリノベーションの企画・設計を手掛けるアートアンドクラフト(本社:大阪市)の
中谷ノボル代表。
不動産コンサルティング会社のさくら事務所(本社:中央区)の長嶋修代表、
リクルート住宅総研(本社:千代田区)の矢部智仁所長の賛同を受けて、実行委員会が結成された。

3月末にホームページを開設し、期間、料金徴収の有無などを問わず物件登録を始める予定だ。
個人オーナーの民間賃貸住宅や、ホームステイやホームシェアといった個人宅のほか、
寮、社宅、ホテルなど幅広い物件提供を見込んでいる。
物件の掲載ガイドラインや推奨する契約書式を作成するなど、個人間トラブルの防止にも取り組む。
住まいの貸し手、借り手だけでなく、被災者への情報伝達や支援者の参画も幅広く募る。



■「睡眠」「食事」そして「笑い声」私たちにできること
2011/03/14

東日本巨大地震ツイッター阪神大震災メディア東日本大震災住宅. 
日本列島が東日本巨大地震(東北地方太平洋沖地震)に襲われてから4日目を迎えた。
3月14日午後4時現在、死者1690人、安否不明者1万人を超え、
2000箇所以上の避難所に身を寄せる人は43万人を超えると報道されている。

いまだ被害の全容すらつかめないなか、1人でも多くの命を救うための懸命の活動と、
被害の拡大を防止するための夜通しの努力が続けられている。
被災されたご家族や身内がいらっしゃる方には、心からお見舞いを申し上げたい。

この状況下で、われわれにできることは何か。
個人レベルでは節電や確実な募金、パニックを防ぐためのデマに惑わされない落ち着いた
行動などがある。さらにその先の建設や家づくりのプロとしてできることは何だろうか――。

16年前、阪神大震災でずたずたにされた被災地が復興に向かう様子を半年にわたり見守った。
そこで実感した大きなことは、「睡眠」「食事」そして「笑い声」という当たり前の日常の重要性だ。
この3つは安全な生活をおくる基盤であり、この基盤を確保できているという安心感は、
不安極まりない事態に直面した人々に、明日への一歩を踏み出す勇気を与える。

住宅会社や建設会社が行っている仕事は、普段からこれらを下支えしている。
「住宅」をつくる技術は、安心して眠り、不安なく笑い声をはじけさせる基盤を提供するし、
楽しく語らい食べる場を、そして食材や燃料を素早く運ぶ手段を提供する。

自衛隊などのプロによる救助活動のその後に、住宅や建設のプロの出番は山のようにある。
われわれメディアも、情報という技術でサポートできることは多い。
紙、ウエブ、ツイッターなどの使える手段を総動員して、
まずはプロが的確に判断するための情報を伝えること。そして現地に行ったら「大変でしたね」と
心を寄せながら思いのたけを聞き、伝えることも、メディアに課せられた大きな役割だ。
二次被害を食い止め、さらに復興への一歩を踏み出すために何ができるか。
地に足を着けて智恵を絞るときだ。




■避難所の間仕切りシステム供給を準備中、坂茂氏
2011/03/17

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東日本巨大地震坂茂避難所東日本大震災.

過去に製作した避難所用簡易間仕切りシステム。
今回は紙管と布のみで、一切の合板ジョイントとブレースを不要とする改良版を用意する。
坂茂氏(坂茂建築設計代表)によるボランタリー建築機構(Voluntary Architects Network)は、
東日本巨大地震の被災地に設置された避難所のための間仕切りシステムを供給する準備を進めている。
間仕切りによって避難所でのプライバシーを確保することで、
被災者の精神的な苦痛の軽減に役立てる。

2011年3月17日時点での準備作業の進行状況は、

•間仕切りの製作準備中
•現地周辺の大学の協力者を探している
•義援金を集めている

という段階。
間仕切りはこれまで、新潟県中越地震復興支援、福岡県西方沖地震復興支援のために製作され、
改良が加えられてきた。
今回はさらに改良を加え、紙管と布のみで、一切の合板ジョイントとブレースを不要とする。

坂茂建築設計によると、間仕切り供給は、新潟県中越地震では受け入れられたが、
福岡県西方沖地震では受け入れられなかったという。
今回の間仕切り供給については、現時点で行政側の対応はまだ分からないとコメントしている。
最新の動向は、同事務所のウェブサイトの「東北地方太平洋沖地震 緊急プロジェクト」ページに
掲載していく。


坂さんの間仕切りシステムは、集団で避難所生活をされている中でとても有効だと思う。
ただ、今回のような状況では、製作する時間や運送する経路を確保することが困難。

会社の上司が、以前の別の震災の際に段ボールでつくる簡易間仕切りの提案をしていたという。
NHKにFAXを送ったところ、紹介され、一部で実現されていた。
段ボールは、物資輸送に使われているものでもあり、
被災された方でも動ける方自身でつくることで
少しだけ、前を向けるのではないか。

更にその上司は、リサイクル回収で使うコンテナの大きいものを常に用意しておいて
このような震災が起きた時にはすぐに支給できるシステムをつくるべきだと。

資金援助だけでなく、できることがあるかもしれない。

10年の区切り

原宿、表参道。。。
竹中工務店のGAPが、自らの手で解体されている事にショックを覚えたのもつかの間、
また、ここで、風景が変わる。
更新し続ける事、これが、この街の宿命か。。。商業施設の嵯峨か。。。
好きな場所だったので、とても寂しい。


ケンプラッツより


◇妹島氏設計の「hhstyle.com」が7月25日で閉店
2010/07/14

日本の女性建築家として初めてプリツカー賞(2010年)を受賞した妹島和世氏の代表作の一つ、
「hhstyle.com」(エイチエイチスタイルドットコム、東京・原宿)が7月25日で閉店する。
閉店後も建物は残るが、当初のイメージとはかなり違ったものになりそうだ。

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◇南側から見た現状の外観。表参道から横に入ったキャットストリート沿いに立つ
(東京都渋谷区神宮前6-14-2)。建物の正式名称は「クレインズ6142」
(写真:日経アーキテクチュア)


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◇1階のガラス面には閉店セールを伝えるメッセージが張られている(写真:日経アーキテクチュア)

hhstyle.comは世界の名作家具などを輸入販売する店で、
インターオフィス(東京都港区)が運営する。
原宿の店舗(現hhstyle.com原宿本店)は第一号店として浜野総合研究所のプロデュース、
妹島和世建築設計事務所の設計により、2000年9月、
東京・原宿の通称「キャットストリート」沿いにオープンした。

イメージ 3

◇入り口周辺(写真:日経アーキテクチュア)

建物は鉄骨造・地上3階建て・延べ面積829.68m2。
高さ10mに3層を収めるために、梁のH形鋼(梁せい200mm)のフランジの間に
デッキプレートを挟み込み、天井をデッキプレート現しとして、スラブを薄くした。
柱についても、管径114mmの細い鋼管柱を4.27m×3.55mのグリッド状に並べ、軽い印象にした。
道路側(南側)の外壁は、セラミック印刷を施したガラスを全面に使用しており、
薄いスラブや林立する鋼管柱がうっすらと透けて見える。
構造設計は佐々木睦朗構造計画研究所が担当した。

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◇3階の店内。床は一部が傾斜している
(写真:日経アーキテクチュア)

イメージ 5

◇2階と1階を結ぶ階段。ガラス越しにスラブの薄さが分かる
(写真:日経アーキテクチュア)

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◇1階から階段を見る。階段の傾斜が緩いのも特徴の一つ
(写真:日経アーキテクチュア)

hhstyle.comを運営するインターオフィスが、完成時から賃貸契約を結んで使用していたが、
次の契約更新をしないことを決めた。
原宿本店は7月25日で閉店し、8月1日からは青山通りにある
「hhstyle.com青山店」(2004年開業)が本店となる。

インターオフィス取締役社長の原田冨美代氏は、
「もともと10年間という前提で妹島さんとつくり上げた建物。
だから全面にガラスを使ったり、大胆なデザインもできた。
昨今の社会情勢を考慮して、今が次の10年間への切り替え時期と判断し、
契約更新をしないことに決めた。良い形で青山の店舗につなげたい」と話す。

イメージ 7

◇東側から見る。1軒置いて隣(写真左端)に安藤忠雄氏が設計した
「hhstyle.com/casa」が見える(写真:日経アーキテクチュア)

イメージ 8

◇キデイランド原宿キャットストリート店のイメージ図
[(c)2010 Peanuts Worldwide LLC www.snoopy.co.jp、(c)2010 SANRIO CO.,LTD.、
Illustrations Dick Bruna(c)copyright Mercis by,1953-2010、(c)SAN-X 2010]

閉店後の建物は、9月17日から「キデイランド原宿キャットストリート店」として使用される。
この店舗はキデイランド原宿店の建て替えに伴う、仮営業店舗の位置付けだ。
表参道沿いの現店舗(神宮前6-1-9)は8月末で休業し、
2012年夏の開業を目指して建て替えを行う。

なお、hhstyle.com原宿店の1軒置いた隣に2004年に完成した
「hhstyle.com/casa」(設計:安藤忠雄建築研究所)は、
2007年に閉店し、現在はグンゼの男性用下着ブランド「BODY WILD」の店舗として使われている。

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◇「hhstyle.com/casa」は、2007年に閉店し、現在はグンゼの男性用下着ブランド
「BODY WILD」の店舗として使われている(写真:日経アーキテクチュア)

 

距離感が「風景」

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都心の賃貸集合住宅。

若手建築家で勢いのある、藤本壮介氏。


「日経アーキテクチュア2010-7-12」の特集は

「変形」住戸で攻める賃貸。

谷内田さん(ワークショップ主宰)、坂野さん(リネア建築企画代表)、吉里さん(東京R不動産)の対談で、言われているのは。。。


「海外でも話題を呼んでいるようだ。設計も事業も容易ではなさそうだが、実現できたことをまず評価いたい。」(谷内田)

「不動産としてスペックだけ見たときと、実際の建築に触れてからでは印象が変わった。とても力のある建物だ。」(吉里)

「夢があって楽しい建築。ただ、複雑な形をしているのに外装が白いので、メンテナンス面が気にかかる」(坂野)


現在の技術があるからこそできる、ツリーハウスのような形状。
こどものころ、こんな絵、書いてたかも。。。なんて。

外観の印象とはまた違い、内部は切り取られた開口から、予想外の光が差し込む。

トップライトもまた、「外光がたっぷり入る「室内の庭」としての役割を持たせて」いて、
屋根の上の外部階段では、「屋根はこの住戸の庭。街の上を歩くような楽しさが味わえる」そうだ。

都市に又、不思議な光景が生まれた。

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