建築士のつぶやき

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はじめての生花

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池坊 正風体 生花一種生


トロリウス1種。


トロリウスは5本。奇数。
「一種生」は、花と葉があるもので構成する。


「真(しん)」となる素材を決め、その向きで本勝手(床柱を左に)、逆勝手(床柱を右に)を決める。

御稽古では、用意された花材で行うため、花材を見て勝手を決めるが、
本来は、勝手を決めて、全体のイメージを頭に描きながら、花材を選ばなければならない。




平面的には「真」を真ん中に、「副」は45度、「体」は30度程度傾ける。

花器は30cmくらいの高さのものを使い、傾けた角度を考慮しつつ、
正面から見た時に「真」はその3倍、「副(そえ)」は2倍、「体(たい)」は1倍と見えるように
剣山の深さを考えながら生ける。

このために、「木どり」といって、「真」を1としたときに「副」を3/4、「体」を1/2弱にカットする。
カットしたものを上記の角度で傾ければ、正面からみる長さが出来上がる。
(まさに、三角関数の世界。。。)



「後ろあしらい」は、「真」と「副」の1/2の位置の陰方(「体」側)に、
「前あしらい」は、「副」と「体」を結んだ線が「真」と重なる位置の陽方(「副」側)に。

「真」は床柱側(本勝手だと左側)を向け、それ以外のものは、すべて「真」へ向ける。
(今回は、茎の向きを優先したので、花の向きが逆になってしまったところがある。
本来は、それも考慮して花材を選ぶ。)


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「真」からみて手前が「陽方」、後ろが「陰方」。
「陰方」は「真」よりも小さいもの(蕾でもよい)とする。
(今回はお花がついていたので、そのまま採用)。

花器から上、指4本くらいの範囲(水際)は、まっすぐに、
葉(葉がついていない時には他の葉も可)をあしらう。
(今回は、葉がなくなってしまった。。。)


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平面的には、正面から、「体」、「前あしらい」、「真(しん)」、「後ろあしらい」、「副」と、
一直線に、正面から見ると1つに見えるように生ける。
(今回は、茎がぐねぐねしていたので、若干暴れ気味。。。)



いやあ、楽しい♪
「決まりごと」が好きな私には、自由花よりも合っているかも♪
(自由花は、個人の感性に委ねられるところが大きく、答えがないところが難しい。。。)



池坊を始めて8カ月。ようやく生花を教えていただけた。

伝統の世界に少しだけ足を踏み入れられた気がして嬉しい♪


■トロリウス

キンポウゲ科 耐寒性多年草 開花期:初夏

トロリウスの属名は、この内の何種にコロンとした花姿のものがあるので、
古いドイツ語の「丸い」から来ているようです。
トロリウス属の仲間には日本で自生しているものも数種あります。
キンポウゲ科の特徴で、実際には花弁ではなく、ガクの部分が花びらのように見えています。
黄花が多いですが白やオレンジの種類もあります。

総じて、やや湿った土壌を好み、初夏以降の夏の暑さが苦手です。

楽天市場より)

初夏によせて

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池坊 自由花

初夏の香り漂う白い花をつけたリョウブを爽やかに
オレンジのガーベラで鮮やかに
青いブルースターで足元にアクセント。

夏の気配を感じる今日このごろ。
リョウブは、爽やかな夏の気配を連れてきてくれた。

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薄緑の葉と小さな白い花が美しい。

枝のカタチと白い花を生かすために、裏を向いている葉や混んでいる葉は落としてすっきりと。
これがまた難しく、先生にすべて委ねてしまった。
枝や葉を迷わず落とせるようになるには、あと何年かかるのだろう。。。



ちなみに、リョウブは、実用的なものでもあるらしい。


■リョウブ

乾き気味の山地に生える、コナラ林で多く見る。
法令で定められた救荒植物だったことから令法(りょうぶ)と呼ばれた。
十分に乾燥させて俵に詰めておくと1年は保存でき、夏の土用に一日太陽にさらし、
常時これをかまどの上において煙に当てれば4,5年はもつという。
牧野富太郎博士はリョウブの満開の白い花が咲く様子を見て、白い旗が積もったようだ。と見てハタツモリと呼んだ。
リョウブは救荒食料としての役割だけでなく、器具材、細工物建築材、特に床柱として利用されてきた。また、薪炭としても利用される身近な貴重な木である。

幾何学な自然

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池坊 自由花

まるで針金を入れてあるようにぐねっと曲がったタンチョウリーキを幾何学的に重ねて捉え
斑入りギボウシの葉で更に動きを出し
可憐な淡いピンクのバラを華やかに
白いブベリアでアクセント

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タンチョウリーキのうねりは、自然ならではの伸びやかさを持っていて
とても楽しい。

今回はこのうねりを生かしたくて、高く使ってみたのだが、
うねりがない時は、黄色い斑が美しいギボウシを高く「面」として使うのもいいらしい。
同じ花材でもまったく違うモノができる。奥が深いなあ。

日本橋三越にて。
根源から順に追った構成が初心者の私には嬉しい。

たくさんの作品を見させていただき、大きな刺激をいただいた。

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家元の作品。
照明が変化し、昼景と夜景を感じる事ができる。大迫力。

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次期家元の作品。
左右の鏡面に反射する。

空間も含めて、「いけばな」なのだな〜。

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長い歴史で、生まれてきたさまざまなカタチ。
私には、まだまだ違いが分からない。

が、写真で見るのとは違い、置かれた空間や、奥行きを感じる事ができ、
とても有意義だった。

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点と面

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池坊 自由花

黄色の斑と緑の対比が鮮やかでシャープなニューサイランを意思ある面として構え
話しかけるようにピンクのガーベラ
香り高き黄色のバラを足元に
ピンクのかすみ草を点として散りばめる。

お花によって作り出した空間を「面」としてとらえて
目に見える「面」と重ねていく。

空間を作り出すのは、建築に通じるものがある。

とても難しく、奥が深い。


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最近は、かすみ草といっても、白だけでなく
こういったピンクや、ブルーや、様々な色があり、表情豊か。

蕾を摘んで使うと、咲いているお花が強調され、より「点」として生きてくるそうだが
今回は、蕾が勿体ないのでそのまんま。

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