詩・小説・エッセイ等、気ままに書いています。

好き勝手な戯言を書いています。ご笑覧下さい。

詩集・「終焉」

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消えゆくようで

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             気温が下がっていく?
             ふいにそんな気がして
             壁の温度計を見つめる
                      
             20度近い目盛りが
             春さなかのうららかを指し
             体が冷えていくのだと知る
                     
             まだ生きてる?
             まだ 生きてるね
             不思議だけどね
                    
             居てはいけない場所に
             長く居すぎてごめんと
             翳んでる空を見上げる
                     
             ごめん でもありがとう
             消えゆくような時にこそ
             せめて背筋を伸ばして
                
             ごめん
                
             でも
                
             ありがとう  
                      

理不尽なもの

                       
             世界中で悲しい事件や事故が起こってる
             数え切れない災害や争いが起こってる
             それはとても悲しくてそれはとても苦しくて
             理不尽だと思わず息を詰めて屈んでしまうけれど
                         
             そんな趣味など無いのだけれど
             そんなつもりも無いのだけれど
             今は痛みと苦しみにもがきながら
             思わず弱音を吐いたり泣き言言ったり
                       
             一人の闇が怖くて震えているらしい
             沈みそうになりながらも堪えているらしい
             そんな自分が何だか一番馬鹿げていて
             何だか一番理不尽なんだとつぶやいている
                         
             知らずにこぼれる涙に気付いて
             流れる度に軽くなっていくのを感じる
             産まれてしまったから生きてきたけれど
             耐え抜いたからこそまだ生きているけれど
                             
             涙の粒が頬を流れて落ちて
             重い音と膝の痛みに倒れた自分に気付いてる
             胸を押さえて痛みを堪えて
             落す涙の数を数えてる自分に気付いてる
                     
             何故産まれたのだろう何故生きているのかな
             何故自分はここにいるのだろう
             何故人の世界にいるのだろう
             答えなど出てはこないけれどつぶやいている
                                 

きっと

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               きっと僕は
               死ぬまで恋をしてるのかな
                      
               きっと僕は
               最期まで手を差し伸べているのかな
                          
               愛する人よ
               愛を教えてくれた人よ
                       
               その笑顔を歌おう
               その微笑みを讃えよう
                    
               その面影を胸にいだきながら
               静かに眠りに就けたらいいな
                      
               きっとぼくは最期まで
               ありがとうと言い続けられるから
                       
               壁にもたれながら
               窓を開けて空を仰ぎながら
                      
               きっと僕は笑顔のまま
               目を閉じられるから

                          
                 そうだね
             これが生きているということ
                        
                 そうだね
                きっとぼくは今
                初めて生きている
                         
                 そうだね
              疾走り続けた日々には
               何もかもが在って
             何もかもが輝いていたけれど
                             
                 そうだね
             何度も倒れて何度も立ち上がり
                        
                 けれど
              何もかもが消え失せて
               断ち切られ見送った
                             
                 けれど今
               初めて何もかもが
             意味が有ったのだと微笑んでいる
                       
            糾さなければ気のすまない人々よ
            裁かなければ自分を証せぬ人々よ
             差別しなければならぬ人々よ
                          
                やがてぼくも
              何もかも飲み込んで
                無間へと旅立とう
                                   

まぶたを閉じる前に

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               ほんの少しだけ
               だれよりも先に歩く事を覚えた
                       
               ほんの少しだけ
               だれよりも先に疾走り出してた
                     
               ほんのわずかの違いだけれど
               何一つ持っていなかったけれど
                        
               愛も 憎しみも
               歓びも 悲しみも
                      
               だから 幸せも 不幸も
               希望も 絶望も
                        
               何もかも持っていなかったから
               何もかもが新鮮だった
                         
               恋を知って自分を知って
               愛を知って命を知った
                        
               止まることなど許さなかったけれど
               倒れることすら許さなかったけれど
                        
               生きていたいなら
               恋をして愛し続けようと
               震えながらも生きてこれたから
                          
               どうやらようやく止まれそうだ
               どうやらやっと倒れられそうだ
                            
               憎悪ばかりを貰ったけれど
               裏切りばかりを飲み込んだけれど
                            
               それでも残っているものは
               溢れるばかりの愛だから
                          
               活かしてくれた愛を
               人として生きてこれた感謝を
               そしてまだ溢れ続ける想いを
               そっと片隅に遺していこう
                       
               晴れていたと思っていた空から
               ふいに冷たい雨が降り
               いつの間にかずぶ濡れになってた
               見上げれば青空も見えるのに
                     
               それでも大きく両手を広げて
               まぶたを閉じる前に大きく息を吸い込んで
               静かに静かに吐き出そう
               温かな想いをそっと遺していこう
                                    

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