できる時だけの写真日記3

水曜夕〜金曜夜は北京・天津に出張。木曜は朝〜夕方まで広大な工場で、金曜は北京市街で歩きっ放し。土曜は程ヶ谷CCで歩き疲れました。

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 9/2(土)は、横浜関内ホールで開催された「防災・減災セミナー〜来るべき巨大災害に備える〜」を聴講しました。 前日:9/1が防災の日(1923年の関東大震災防災の発生日)だったので開催されたのでしょう。 朝と昼にその周辺を散歩しましたので、その写真を掲載しています。 1:日本写真の開祖:下岡蓮杖顕彰碑、2:日本最初のガス灯碑 & 平和1、3:ニケと二コラ & 太陽の母子 に続き、今回は、聴講したセミナーの備忘録とします。
◎写真や画像右下に現れる+マークをクリックすると、大きくなります。

↓[A] 購入した資料集の表紙。 事前振込価格:1000円(税込/振込手数料別)、当日価格:2000円(税別)
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↓[B] 資料集の表紙をめくると、講演プログラムでした。
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↓[C] 最初の基調講演は関西大学社会安全研究センター長の河田恵昭先生でした。イメージ 3
 中央防災会議防災対策実行員でもあります。
 演題は 『防災省を創設する』 でした。

 先生は京大土木時代から、4・50年に渡り自然災害・都市災害について、地震・火災・豪雨・台風などジャンルを問わない研究活動をされ、希有な研究者として注目されています。 22年前の阪神淡路大震災を経て、16年前に発足した国の中央防災会議での活動は、今も続いているが、ついに発足当初からの委員は先生一人になったとの事でした。

 「そんなに長くこの研究を続けていると、次に起こりそうな事が見えて来る」との事で、次の点を強調されていました。
 1:災害は社会現象である。
自然現象じゃない、人間の営みがもたらす
 2:日本人の楽観主義が問題。
能天気な政治家・官僚達、東京一極集中
 3:2023年迄には防災省を作り上げたい。
1923年9月1日の関東大震災から百年


↓[D] 途中から撮影禁止で無い事に気づき、資料集にないのを撮影しました。この前に3・4枚ありました。
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↓[E] ↑は直近の台風十号被害における、↓は阪神淡路大信以降における楽観主義を説明。
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↓[F] 米国のハリケーン・サンディーへの対応のように、日本でもタイムラインとAAR(反省)を採用すべき。
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↓[G] 8/17に東・北日本を通過した台風7号直後、台風9〜11号が一斉に発生する日本付近の海面温度。
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↓[H] 8月末に北日本に上陸した台風10号の前、台風7号も関東から、東北・北海道と北上・上陸していた。
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↓[I] 台風7号襲来時、北海道では初めてタイムラインを運用していたそうです。
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↓[J] 最後には、「豪雨は大地震より恐ろしい!」事を記した近著『日本水没』を読んで欲しいと力説されました。
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↓[K] 午後の部の最初の講演者は、東京大学地震研究所の平田直教授でした。防災教育普及協会会長でも
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あります。演題は『首都圏の大地震の姿と対策』でした。

 最初に今年の4月14日・16日と28時間の内に2度も震度7(35時間の内に6度も震度6弱以上)を記録した熊本地震の説明があった。 死者95名と阪神淡路大震災に比べると被害が少ないが、震源がもっと熊本市街に近かったら、とんでもない大災害になっていた
 3年前に公表された「活断層の長期評価結果」では、熊本地震の震源の布田川断層で向う30年にM7程度の地震発生確率は「0〜0.9%」となっていた。「0.9%」という確率は全国の活断層の中では高い方だったのに、当該地域の住民や行政・防災関係者はこの確率を非常に低いと勘違いした。 この反省を踏まえ、熊本地震の後、地震の長期発生確率は%表示しない事になったそうです。
 首都直下地震については、木造密集地やインフラの被害、帰宅困難者の問題等にさらっと触れただけで、詳細は、今年2月に出した自著を紹介された。 


↓[L] 講演の最後には、「災害を軽減するためには?」として、家や施設の耐震化、不燃化の強化の他に、防災教育の大切さ、その活動事例について説明がありました。↓は、来年の活動の案内、参加募集でした。
イメージ 12 首都直下地震では甚大な被害が出る。 その程度を軽減するために、都市を強靭化し、社会の回復力を強化する事が重要。 それを行政(公助)に頼だけでなく、自助・共助として充実させる事が重要。 その為には、防災教育が重要である。

↓[M] 3番目の講演者は、内閣府の防災担当の大島英司さんでした。イメージ 13
 当初予定の講演者:森本輝さんは、台風10号被害対応で来れなくなったそうです。
 演題は 『熊本地震を踏まえた応急対策・生活支援策等について』 でした。


↓[N] この旧バージョンが資料集には載っていました。
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↓[O] 4番目の講演者は文部科学省 研究開発局 地震・防災研究課 地震調査研究企画官の
イメージ 15 坂田弘人さんでした。
 演題は 『活断層の長期評価・地域評価について』 でした。


↓[P] これは、資料集にもありますが、小さいので、スクリーンを撮影してみました。
これを一般市民がどう評価するかが問題です。
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↓[Q] 地震に対する私見が紹介されました。当然、資料集には載っていません。イメージ 17

↓[R] 最後の講演者は災害対策研究会代表の宮本英治さんです。
イメージ 18 演題は 『地域・施設・企業等の実践的地震防災対策〜災害図上演習(DIG)を活用した検討〜』 でした。

 この方は、常日頃、企業のBCPに関するコンサルタントをされているようで、その講演には、下記の通り、「目から鱗」的なものがあり、驚きました。
 1:地震だ!避難だ!は大馬鹿者
   避難所は要援護の方々が逃げ込む所
   自宅でしのげる人が行く所ではない

 2:避難訓練の意義
   災害時の避難や避難所生活の大変さを知る
⇒避難所を頼らないで済む事を模索させる
※普通の避難訓練や子供のお泊り訓練は無意味!

 3:ベストの危機管理は危険に陥らないこと
2ndベストは被害の最小化と早期復旧


↓[U]これらの内容は 会場で配布された
「おかしいぞ!防災の常識」纏められていました。
  非常に有意義な事が記されています。
◎大きくすれば、読めます。

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↓[T] 本講演で使用された資料・映像は、資料集にはなく、後日Web公開されるそうです。
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↓[U] 本セミナーを主催したNPO法人 都市防災研究会代表理事の川辺裕子さんだと思います
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 学会・行政・民間の各界で活躍中の方々の貴重な講演が無料で聴け、非常に有益であった。
 あえて、彼女ら主催者の方々に注文するなら、次の事を上げたい。

 1:各講演の間が30分もあったが、10分で良い
⇒昼休みを除き3回分:合計1時間短縮できた

 2:各講演者の個別の話だけでなく、
  全講演者が一堂に防災・減災について、意見を
  交わすパネルディスカッションがあると良かった


 最後になりましたが、防災の日でもありましたが、次の震災の年月日はきちんと覚えておきたいものです。

  1923年9月01日:関東大震災
  1995年1月17日:阪神淡路大震災
  2011年3月11日:東日本大震災
  2016年4月14・16日:熊本地震

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河田先生は、歯に衣着せぬ発言で、引く手あまたですね。
確か、2010年に出版された津波災害の本で、「近い内に巨大津波が日本の沿岸を襲う」と、帯に書かいたら、3.11が来てしまったと聞いた事があります。
備忘録が完成するのを心待ちにしています。

2016/9/6(火) 午前 8:53 [ maritakebp ]

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こんにちは maritakebpさん。 河田先生は70歳ですが、確かに非常に忙しそうでした。 この時も前日は仙台、その前は広島、・・・で、1週間の内、大阪の自宅にいたのは1日だけだと仰っていました。
2012年12月に出版された「津波災害」の事ですね。 この講演でも「こんな研究をしていると、次に起こる事が見えて来る」と仰っていました。 備忘録の完成は2日程度はかかりそうです。

2016/9/6(火) 午後 0:52 atakeK-3_5s_01


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