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Wikipediaによれば、「忖度」は、「2017年に表面化した森友学園問題と加計学園問題に際して用いられたことで、流行語として広く知れ渡ることとなった」とあります。
恥ずかしながら、私は流行語になるまで「忖度」という単語を知りませんでした。
話は変わりますが、私は出版された書籍をすぐ読んだり、読まなかったりします。
シリーズ物の場合は、ある程度、巻数が貯まるまで読まないこともあります。
つい、うっかり、読み忘れて、死蔵してしまうこともあります。
リアルタイムの社会情勢を扱っている本は、なるべく早く読むようにしています。
Kindleでは、「リアルタイムの社会情勢を扱っている本」が数年後にセールになっていることがあります。
その程度のタイムラグは問題にならないのですが、そういった本を購入した場合は、特に早く読了するようにしています。
そのような読書生活のなかで、気が付いたことがあります。
私が「忖度」という単語を知った2017年以降にKindleで読んだ「リアルタイムの社会情勢を扱っている本」(2017年の数年前の出版)に、「忖度」という単語が使われている!!
そこそこの頻度で。
もちろん、予言の書というわけではありません。
記事「野合」で書きました。
「標準的な知能があって、基本的な教育を受けているのなら、1ページのなかに、知らない単語が2〜3個あっても、基本的には困らないと思います。潜在的に無視されることでしょう」
たぶん私は2017年以前にも、「忖度」という単語に出会っていたのです。
しかし、無視して読み飛ばしていたのでしょう。
流行語として、「忖度」を認識したことで、「気付き」を与えられたのです。
Kindleで2013年末から2014年初にかけて「グイン・サーガ」の50%オフセールがあったので、対象書籍全巻を購入しました。
私は、タクティクス誌に掲載された多摩豊氏が執筆した記事により「食わず嫌い」ならぬ「読まず嫌い」で、「グイン・サーガ」を避けていましたが、今思えばそれに何の意味があるのでしょう。
物理本の文庫本150冊を一気買いはできませんが、電子書籍で1冊200円なら買います。
少しずつ読んでいるところです。
2017年の数年前ではなく、30年以上前の「グイン・サーガ」にも「忖度」という単語が使われているのを発見して、思わずハイライトを記したのですが、どの箇所だったのか、いま確認できません。
全巻を読み終わるまで再読はしないし、全巻を読み終わるのはいつになることやら。
こういう検索を行いたいとき。「合本版」は便利だと思います。
「グイン・サーガ」で使用された「忖度」はいずれ調べます。
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ことばクエスト
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2009年に、エドワード・ギボンの「ローマ帝国衰亡史 全10巻」(ちくま学芸文庫)を読了しました。
約500ページの本が10冊。
つまり、約5000ページ。
5000ページを読むことを考えただけでお腹が一杯ですが、毎週休日に40ページぐらいずつを計画的に読んで、3年間で読み終わりました。
「ローマ帝国衰亡史」は、200年以上前に書かれた本ですが、私のようなローマ帝国マニアには必読の書。
五賢帝時代(96年より180年)における古代ローマ帝国の最盛期から始まり、ローマ帝国の東西分裂、ユスティニアヌス1世によるローマ帝国再興の試み、勃興するイスラーム勢力との抗争、十字軍などを描き、オスマン帝国によるコンスタンティノープル陥落(1453年)によって東ローマ帝国が滅亡するまでを記している。Wikipediaより。
ローマ帝国マニアとして、ローマ帝国初期の歴史は、頭の中に整理されて大体入っていると自負していますが、東ローマ帝国編は、そのあたりの歴史にあまり詳しくないので、読んでいてつらかったです。
権謀術数のビザンティン世界。
(英単語「byzantine」には、「権謀術数を用いた」「複雑な」という意味があります)
東ローマ帝国編を読んでいて、あることに気が付きました。
「阿諛」という単語が頻出するのです。
お恥ずかしい限りですが、実はその時点で「阿諛」という言葉を知りません。
読み方もわかりませんでした。
この書庫の前回の記事「野合」の中で「1ページのなかに、知らない単語が2〜3個あっても、基本的には困らない」と書いています。
その通りです。
私は「阿諛」に対して、その意味を文脈から「権謀術数的におべっかを使う」と捉え、「あ・きょう」とか「あ・なんとか」と読んで、「ローマ帝国衰亡史」を読み進めていきました。
(何故「諛」を「きょう」と読んだかは不明です)
ただし、あまりにも「阿諛」が頻出するので、これはそろそろキチンと調べないといけないのではないかと思い立ち、漢和辞典で調べました。
「阿諛追従(あゆついしょう)」の「阿諛(あゆ)」。
「実はその時点で「阿諛」という言葉を知りません」と前述しましたが、少しは知っていたということがわかりました。
四字熟語の「阿諛追従」は知っていましたが、二字熟語の「阿諛」を知らなかったのです。
「阿諛追従」についても「あゆついしょう」は知ってはいても、漢字「諛」を知りませんでした。
「阿諛」の意味については、大体あっていたのがわかったのは、うれしかったです。
私は、「阿諛」という言葉をクエスト(探求)しています。
「これに比べると山岡さんのアユはカスや」
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「ことばクエスト」という書庫を新設しました。
第1弾の記事は「野合」です。
この記事を「架空世界紀行」書庫に入れようかなとも思いましたが、新たな書庫を立ち上げます。
次段は、「忖度」と「阿諛」が控えていますが、第4弾は今のところ思い付いてはいません。
さて、本題にはいります。
1993年の政権交代で、「野合」という言葉がマスメディアなどで俎上に載せられました。
「野合」の本来の意味は、「正式な手続きを経ないで男女が関係をもつこと」であるのに、「複数の政党が、理念のすり合わせもなく、政権を取ることだけを目的に、結びつくこと」に対して「野合」という言葉を当てはめるのはいかがなものか、というような論考だったと思います。
ところで、私は田中芳樹氏の小説「銀河英雄伝説」のファンです。
シリーズを通しで、複数回読んでいます。
第1回目は、1993年以前。
第2回目は、1993年以後、1993年から1995年頃だと思います。
何故、読んだ時期を覚えているかというと、第2回目を読んでいたとき、ある記述に気が付いたからです。
『銀英伝では、野合を「正式な手続きを経ないで男女が関係をもつこと」ではなく、複数の勢力が、理念のすり合わせもなく、政権を取ることだけを目的に、結びつくこと」の意味で使用している。1993年の政権交代で、「野合」という言葉がマスメディアなどで俎上に載せられる前に出版されたのに』
1993年以前の、1回目に読んだときは、「野合」という言葉が使用されていることに気付きさえしませんでした。
この言葉を知ってさえいませんでした。
標準的な知能があって、基本的な教育を受けているのなら、1ページのなかに、知らない単語が2〜3個あっても、基本的には困らないと思います。潜在的に無視されることでしょう。
「野合」をそのように読み飛ばしていたのです。
そして、2回目の読破時に気が付いたのです。
それをきっかけにして、「野合」という言葉が私に刻み込まれました。
1990年代のなかばから、5年間ぐらい「歴史読本」「歴史と旅」という月刊誌を定期購読していました。
その中に、こんな記事があったのを覚えています。
「豊臣秀吉は、低い身分から大出世を遂げたというが、そうではない。秀吉には身分自体がなかった。身分がない人間は、どんなに有能でも出世することはできない」
「秀吉とおねの結びつきは、野合であった。しかし、おねの実家から、正式の結婚と認められた」
「それによって、秀吉は身分というモノを得ることができた。低いながらも、身分を得ることによって、出世の階段を昇ることが出来るようになった」
「だから、そののち、秀吉はおねの実家を冷遇することはなかった」
という要旨だったと思います。
「野合」との接近遭遇の2回目です。
「Kindleとのシェア機能に関する事務的説明記事」のなかで、「合本 竜馬がゆく(一)〜(八)【文春e-Books】」から、「フランスと幕府が野合しておるという一件まことでごわすか」という部分をTwitterでシェアしていることを書きました。
その背景には、そういう事情があったのです。
私は、「野合」という言葉をクエスト(探求)しています。
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