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ガリバー旅行記(アニメ)
1939年 アメリカ
製作 マックス・フライシャー
監督 デイブ・フライシャー
音楽 ヴィクター・ヤング
いわずと知れたスウィフトの原作になるイギリスの古典文学のうち、小人国に漂着したガリバーの物語です。
7〜8歳ごろだから1950年ぐらいでしょうか、神戸の三宮センター街にあった「大洋劇場」で見ました。
そして私はそこから歩いて10秒のところに住んでいました。
なぜそこまではっきり憶えているかというと、私が生まれて初めて出会った漫画映画(アニメ)だったからです。
冒頭の嵐の海の場面は私に鮮烈な印象をぶつけてきました。
波の動きをなんとか真似て表現しようと、何枚もの絵を描いた覚えがあります。
実はワタクシ近年になるまでこれをディズニー作品だと勘違いしていました。
もう一度見たいとの思いでビデオを探しました。
当然ディズニーの作品をいくらひっくり返しても出てきません。
なぜだろうと不思議でした。
WOWWOWに投書しようとさえ思っていたのです。
そしてある日ふと思いついて書店やCDショップで検索し、ようやくTUTAYAでビデオを発見しました。
そのときに製作監督名を見るとフライシャー兄弟となっていたのです。
まだ半信半疑です。
これはあの子供のころに見た「ガリバー旅行記」だろうか。
別のものじゃないだろうか。
取り寄せてみました。
そのものでした。
50年以上も前のあの懐かしい感覚がよみがえってきました。
ガリバーの動きや表情はかなり丁寧に描かれています。
ガリバーの命を救う王子は重要な役柄なのに、のっぺりした顔で無表情なのです。
それぞれの顔の大きさの関係かと思いましたが、他の小人たちはみんな表情豊かに描かれていたので、それだけがちょっと気になりました。
波の動きは昔見て感じたそのままでした。
70年近く前のアメリカで、ディズニー以外の人がこんなアニメを作ることができたということが驚異です。
大人になりオジンになった今見ても充分に楽しめる作品だと思います。
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