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チエンマイなら兎も角、ノッパブリーなんて聞いたこともなかったわ…なんていう人もいるかもしれませんね。でも昔の本にはいろいろな名前で出てくるんですよ、この町は…。これから書くシーナコーンピンというのもその一つ。この前のノッパブリーよりは知名度がある…カナ。これも単にナコーンピンとだけ呼ばれたりもしますけどね…
シーナコーンピン…って?
次にナコーンピン(NAKHOR PHINGKH)とも呼ばれますが、シーナコーンピン(SRII NAKHOR PHING)というのはどういう意味なんでしょうか。意味を考えるなんてさして重要なことではないかもしれないんですけど、ブログ初挑戦のあたしとしては文章を書く練習のつもり。
これにもいろいろ面白い話があるのみたいです…
シー(SRII)とは、サンスクリット語で「聖なる」という意味があるそうです。
SRII と書いていますが、SII と読むのがタイ語の読み方ですね。タイ語を日本語表記することは不可能なんでしょうね。日本語にはタイ語にある声調がありませんから、それを表記できないんですね。それをすることも可能なんですが、ここに表記する方法を知らないあたしが馬鹿なだけなんですけどね…
それはともかく、日本語では子音には必ず母音が付きますから、この SRII をえてしてスリー SURII と読みがちですが、注意したいですね。でも同じ日本語的に読むにしても、シュリーと読めば何となく近くなりそうです。昔歴史で習った東南アジアのある王国の名前がシュリヴィジャヤであったような…そんな気がするんだけど、それはタイ語では、シーヴィチャイ SRII WICHAY と呼ばれています。これも地元チエンマイの古い伝承本の中に見える言語では、SALII と読んでいたようです。
そして、ナコーン(NAKOR)というのもまた、先のブリー同様「町」という意味です。勿論純粋タイ語ではありません。ナコーン・ラーチャシーマー、ナコーン・ナーヨック、ナコン・サワン…チエンマイの南の大きな町、ラムパーンも昔はナコーンと呼ばれていたみたいなの。ナコーンは時にラコーンとも訛っていたみたいですよ。
ついでだから思い出したままに書くと、日本で有名なアユタヤ王朝時代の日本人町の指導者でアユッタヤー王朝の高級官僚にまでなったという伝説の人物、山田長政の最期の地は六昆とも呼ばれますが、リゴールですね。そして、このリゴールこそがナコーンという音の訛ったものです。そして、カンボジアの世界遺産アンコールワットは、タイ語ではナコーンワットと呼ばれて「寺町」という意味になります、可笑しいわね…御免、可笑しくないですね。
寄り道しましたけど、以上のことからシーナコーンとは「聖なる町」になるのでしょうか…
そして、ピンは PHING とも PHINGKH とも PING とも書かれますが、チエンマイの町の中を南北に流れ、昔からこの地域に住む人たちの命の源泉ともなっている川の名前ですね。
でもね、この河にもいろいろな名前があるみたいです。日本語ではピン河と書きますが、PING と PHINGKH の二つの綴りがあります。どちらも同じで、ただ発音をどう文字にするかで変わったのかな、と思っているんですけど…誰か知ってる人がいたら教えて下さい…
ただ PING の言葉の由来を説明する伝説がありましてネ、とっても信じられないことですが―もともと伝説はそのまま鵜呑みに出来ないものと決まっていますが―お釈迦さんが出て来ます。チエンマイの北の町、チエンダーウにお釈迦さんがやって来たというのです。お釈迦さんがやってきたことを伝え聞いた村人たちは、食事を差し出しました。その時差し出したご飯のおかずが焼き魚だったのです。河に泳いでいる魚を取ってきて二本の竹串で挟んで焼いた(ピン− PING)ものだったのです。さすがにお釈迦さん、差し出された焼き魚が可哀想に思えて竹串を外すとそのまま河に放した、といいます。すると、どうでしょう、アラ不思議…焼き魚になって死んだはずの魚に命が蘇って泳ぎだしたではないの。だからその焼き魚を放した河をピン河 MAE PING(焼き河)と呼びました…とさ。その魚は今も挟まれた竹の跡が体に二本ついているそうですが、あたしは寡聞にして目にしたことがありません。その魚の名前?聞かないで…知りません…伝説には載ってたカナ?どうだったかな?
それともう一つ、この河にもう一つ別の名前があるのをご存知ですかしら?ラミン河(MAE RAMINGKH)といいますが、今ではこの名前を聞くことはないみたいですね。でも古い伝承本にはしばしば出て来るんですけどネ。
とにかく、ナコーンピンは「ピン河の辺の町」、シーナコーンピンとは「ピン河の岸辺の聖なる町」でどうでしょうか。
こうしてみると、ノッパブリー・シーナコーンピン・チエンマイとは「新たなる町、ピン河の辺の聖なる町、新たな城壁都市」といえるのでしょうか?
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