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天孫降臨物語(3)−アヌルット王の諸王召集−
寄り道もそれなりに楽しいし、意味もあるんだけど、誰も読んでくれないと寂しくなるから本題に入りましょう。
白い鰻の祟りで町が水底に沈んでしまった後、集団指導体制で自治を守って11代93年続いたことは、前の『水底に消えた王国』編で述べましたでしょう。どうして11代で終わったのか?、それが今回のお話なの。でも安心してね。もうあの白い鰻は出て来ませんから…ただ負の神話ではなく、神の降臨があったの、この地に。
時に、一人の王がいて全世界に向かって改元を布告したというのです。しかも、それだけではなく、全世界の王に参集を命じたのでした。その王の名前は、『十五代王朝伝』『プーンムアン・チエンマイ伝』『ヨーノック王朝年代記』では共に『プラヤー・トゥリーチャック・アヌルット・タムミッカラート(PHRAYAA TRIICAKKHU ANURUTHTH THAMMIKA RAACH)』と一致しているのだけど、どこの王かとなると、『十五代王朝伝』及び『プーンムアン・チエンマイ伝』では、共にエンブダイ(CHOMPHUU THAWIIP)、即ち、インドのプラヤーですが、『ヨーノック王朝年代記』にあっては、アヌルット王とは出家から還俗し王位を奪ってクルン・プカーム(KRUNG PHUKAAM)のサムットリット王朝の第19代王となったブッパソーラハン僧(SANGKHAIKKCH BUPHSOOIHAN)であるとなっています。通常、プカームというのは現在のビルマなんですけど、当時、そんな大昔にそんな大王がいたのかしら???大いに疑問となるところね。ただ、昔ビルマのモーン族を通して仏教が伝えられて来ていましたからその関係でプカームという名前が出たのかしら…?
そして、その年は紀元622年であったというの。この頃の紀元についてそれを考証するほどの能力はあたしには到底ないの。ただ、このアヌルット王が改元して所謂小暦を打ち立てたということになっているのね。そして、その小暦と今タイで通常使われている仏暦の関係は明らかになっているの。つまり、小暦年に1181を加算すれば仏暦になるというのね。つまり、このアヌルット王が世界の王に参集を呼びかけて改元を高らかに歌い上げたのは今の仏暦で言えば1181年になるのよね。
古い本を読んでると、単に紀元何年とだけ出るんだけど、作者は分かってるんでしょうけど、私みたいな素人読者にはタイヘンなことなんですけど…それがどの紀元なのか判断しなければならなくて、もう…ォタイヘン。だって、アンチャナ暦でしょ、大暦でしょ、小暦でしょ、それに仏暦なんですもの…考えるだけで頭が爆>発ババ〜〜〜ン。
とにかくこのアヌルット王は全世界の王を自らの宮殿に呼び寄せたんですけど、招集をかけるほど力があったのでしょうネ。ビルマもこの時代には大変な以上の力を持っていたのでしょうか…ネェ。
その力にひれ伏したかのように世界中の諸国の王がアヌルット王の呼びかけに応じて一堂に会したと伝説は伝えているんですけど、具体的な国の名前になると、ラーンナー57国同様不明ですけどね。とにかく全世界の王が集まったらしいんですけど、何故かスコータイが王を出さず、そして今一つ王を出さなかった国がありました、とさ。
いきなり参集!って言われてもネェ。準備もありますから、困ってしまいますよね。誰だって。
さあ、どこの国が王を出さなかったのでしょうか。
こんな古代に権力者に逆らうことはそのまま討伐軍を派遣されることを覚悟しなければなりませんから、たいした勇気がいったでしょうね。その国は。紀元を変えるほどの権力者に何処の国が逆らったのでしょうか。
覚えていますか?
『ウィアン・パークサー』、『ウィアン・プルックサー』という名前の町を。
良かった、何とかここに話を持ってくることが出来たわ。
そうです。水底に沈んだ『ヨーノック国』に代わってその東方に作られた集団指導体制のあの『共和制の町』です。王族は既に町と共に水底に沈んで一人といえども命永らえていませんでした…ヨネ。だから、出したくても集会に出席する資格を持つ王がいなかったの。
白い鰻の話も、消滅した古い町と勃興する新興の町を繋ぐ役目を果たしてもらうからだったの…エヘン。
でも、平民の町では、どうすればいいのでしょうか。王様を出さなければならないんですけど…スワ、戦争……タイヘン…今度はどんな英雄秘話になるの?
残念でした。今度出てくるのは英雄じゃなくてインドラ神なの。
インドラ神以外に誰が助けてくれるのかしら???でもこのインドラ神ってあの寅さんの故郷柴又の寺院に祭られている帝釈天なんですってね。
困った時の神頼み。いやインドラ神頼み。
どうしてあたしの文章は、スッスッって前に進まないのかなあ…でも御免ネ。ブログなんて初めてだし、文書を書くことさえ学校の作文以外書いたことがないから…ただブログに書く、というだけで舞い上がっちゃって、ただ分けもなく思いつくままに書いてるだけなの…でも誰も気にしてないと思うけど…クシュン
(続)
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