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 ピカソ「鏡の前の少女」

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 大乗の教えの正しい意義を明らかにするために<一心>の在り方を、ふたつの面から考察します。

 最初は心をそのあるがままの真実のすがたでとらえるという、<心真如門>の面です。

 つぎは心のさまざまに展開していく現象世界をとらえるという、<心生滅門>の面です。

 これは平凡なわたしたちの日常の意識から最高のブッダの意識に至るまで、すべての人に見られるさまざまな心の在り方は、すべてこの二種の心の世界に収め尽くされるということができます。

 心の本性は常にあるもの、不変なものであり、生じることもなければ滅することもありません。

 わたしたちの心に浮かぶすべての事象は、わたしたちの知的分析によって差別されたものであり、事象の差別とは、本来事象それ自体にある差別ではありません。

 だからわたしたちがこの知的な構成の枠組みから離れたなら、一切の差別された現象世界は存在しないのです。

 現実におけるわたしたちの心の在り方は

 <不生不滅>と
 <生滅>とが和合して

 しかも両者は同一でもなければ異なったものでもないという

 <非一非異>の

 関係にあるといわなければなりません。

 わたしたちの現実におけるこのような心の本性を、「アーラヤ識」と名づけるのです。

 馬鳴 大乗起信論
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