木の葉郵便

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dele  本多孝好

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坂上圭司が運営している会社、「dele.LIFE」は、死後誰にも見られたくないデータを、本人に代わって削除する仕事を請け負っています。真柴祐太郎はそこのたった一人の所員。現在放送中のドラマでは、圭司を山田孝之くん、祐太郎を菅田将暉くんが演じています。ドラマを先に観たので、二人のイメージで読んでしまいますが、もし先に本を読んだとしても、この配役はぴったり!と思うような気がします。

データを削除するには、依頼者から指定された期間、デジタルデバイスへのアクセスがないことが条件で、そうすると「モグラ」と呼ぶパソコンに信号が届き、その後、本人が本当に亡くなっていることを確認してデータを消去すれば仕事は完了です。
車椅子の圭司に代わり、祐太郎は実働部隊となって活動します。圭司は必要な情報をネットから集め、祐太郎に伝えます。

クールでシステマティックに仕事を遂行しようとする圭司に対し、祐太郎は人の気持ちについて考えずにはいられない性格です。
どのストーリーも、データに関わる人々について調べるうちに、データに込められた人々の思いや背景について明らかになっていきます。最後には、胸にじんとくるような温かいエピソードが待っています。データ版『遺留捜査』という感じでしょうか。
ほんとは、データの中身を見ることは契約違反のはずなのに、祐太郎に説得されて圭司がOKを出しているのは、圭司も見た目ほどクールではない証拠なのでしょう。

『dele1』にはドラマと同じエピソードがなかったような気がするのですが、『dele2』にもないという話も…。ドラマの企画が先という事らしいので、本多さんがドラマにないエピソードを新たに書き下ろしたという形なのかもですね。

祐太郎が飼っている猫のタマさんがかわいいのですが…ドラマにはまだ出てきてません。でも、先週の回で祐太郎がスマホで猫動画を観ながら、圭司に「猫飼わない?」というシーンがあったので、今後出てくることがあるかも知れません。期待です。祐太郎が遅くなる時にタマさんの世話をしている遥那も出て来ないのですが、こちらは望み薄かも。

ドラマで 、圭司の姉の舞が祐太郎のことを、「人を少しだけ優しい気持ちにすることができる」と言っていたけど、まさにそんな感じです。原作には出てこない言葉なのに、この一言で祐太郎の人となりを表しているなあと感心しました。祐太郎に癒やされながら、心温まるエピソードに触れることができる、素敵な物語です。

しかし、圭司も祐太郎も大切な人を失う痛みを抱えているようで…。そのあたりが『dele2』で明らかになるのでしょうか。さっそく読みたいと思います。

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敢えて、ドラマは原作とは全く別のお話を書かれているようです。ドラマはドラマ、原作は原作で楽しめるようにとの配慮のようですね。もともとドラマの為の設定から始まっているようなので、今後も原作の設定は出て来ないのではないかな?タマさんと遥那が出て来ないのは私もとても残念。でも、祐太郎の妹が亡くなった設定はあるので、最終回で出て来る可能性はありますよね。

2018/9/11(火) 午後 10:42 べる 返信する

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>べるさん

脚本も本多さんが書かれているのですね。
だから、祐太郎を称して言った一言が、あんなにも的を得ていたのだと腑に落ちました。タマさん、最終回で出てきてほしいです。

2018/9/13(木) 午後 7:25 ねこりん 返信する

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