a2cのらくがき部屋

ショウコリモナクカキツヅケルノダ!!

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虫の声に紛れて乾いた音がした。
ツギハギ猫が腹を押さえながら顔ヒゲの手入れをしている。

変な鳥は夜風に羽毛をはためかせながら無表情でこう言った。

「また魚の話をしよう。」

「我慢の限界は刻一刻と迫ってきている。精神状態によって加速することもあり得るぞ。」
ツギハギ猫が静かに言う。

「魚の群れは不意にやってくる。」
変な鳥は躊躇せずに始めた。

ツギハギ猫はちらりと鳥の方を見たけれど何も言わなかった。



「その日も国道は大渋滞。ハイウェイは遙か遠く地平線を走っていた。
 エンジン音は輻輳して地響きのように空へ向かう。
 最後尾の憂鬱は後ろの景色を幻想に変えているようだった。」

「トイレが気になる。考えるほどに止まらない時間。そして、止まった空気・・だな。」

「ブレーキペダルを踏む足首が鈍く軋みはじめたころ。遠い交差点辺りから
 車の動きが波のように始まった。」

「その波がとにかく僕の所へ届きますように。愚かな人間はただただそれを祈るだけだ。」

「順番にアクセルを噴かしてゆっくり加速し始める乗り物たち。
 自分の所まであと何メートルかカウントダウンして待つ。」

「動いては止まる小さな波か、一気に流れる大海嘯か
 ・・運命は過ぎ去ってから決まるものだ。」

「やがて波に触れて磯へと泳ぎ出した最後尾。
 あの交差点を一気に駆け抜けたい。
 外灯もネオンも線を描いて通り過ぎてゆく。
 順調な滑り出し。
 ついに交差点に差し掛かる。」

「運命の日記が書き込まれる瞬間だ。」



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「交差点を魚の群れが通り過ぎた。」



「予想できない運命。故に生きたいと思う。」

「次の話をはじめます。」

「流れ星を見た時。君だったら何を祈るんだい?」

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