ネパーリズム

◆◇ネパールでのボランティア活動&生活を紹介◇◆

ネパール('08年)

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ネパールの風景

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ゴダワリの部屋は既に引き払い、今はカトマンズにあるドミトリーで生活しています。
学校での活動からもほぼ身を引きました。たまぁに顔を出したり、生徒の家庭訪問をする程度。

ネパールでの生活も残すところあと2週間。
帰国を目前に忙しなく動く自分といつもと変わらずゆっくり時間が流れるネパール、
そんなコントラストを感じるようになり、それがようやく帰国する実感となって沸いてきています。


先日面白いモノを見つけたので写真載せてみます。
1〜3枚目は「マチェンドラナート」という祭りで使われる山車の写真。
ゴダワリ行きのバスが出るバスパークである日、遠くに見つけたものです。
これはその年の豊作を祝う祭りで、祭りの間は20メートル以上はありそうなこの山車が
カトマンズのすぐ南にあるパタンという街の中を走り回ります。
この時はそれがたまたまバスパークの側に来ていて、写真に収めることができました。
去年は一番盛り上がる祭りの初日を見に行ったんですが、今年は行けてなかったのでラッキーでした。

残りの3枚はゴダワリへ向かうバスから。・・・といってもバスの中からではなく、
屋根の上に座って夕暮れ時の心地よい風を受けながら撮ったもの。
(超満員のバスに乗れず「上に座っていいか?」と聞いたら、運ちゃん快く了承してくれました)
これはバデガウというゴダワリの一つ手前の村。
麦の収穫が終わった後のこの時期、村を通る道路にはこうして筵のように麦が敷かれ、
上を車に走らせて脱穀を行います(多分)。そして道路の両側は麦わらだらけに。
車が近づいても急ぐ様子もなく夢中で麦を敷くおばちゃん達もいて、ヒヤヒヤさせられます。

こういう季節を感じさせてくれるネパールの風景には、ホントに心を癒されます。

とにかくクサい。

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本日2度目の投稿です。


6月に入り、カトマンズも気温がどんどん上昇してます。

この時期、カトマンズに来ると憂鬱になることがあります。
その原因は、どうしようもない「臭い」。


特に酷いのは、都市部のパタンとカトマンズを分けて流れるバグマティ川。
そこに架かる橋は家からカトマンズに出るときにはほぼ毎回通る主要道なんですが、
とにかくこのバグマティ川から放たれる異臭が強烈!!
地元のネパール人でさえも鼻を覆って眉間にしわをよせています。
それもその筈、1、2枚目の写真を見てください。不法投棄のゴミの山。
加えて都市部の生活廃水がこの川に垂れ流し状態。
いわばこれは巨大な下水道なわけで、最上級の悪臭も納得してしまいます。

この川、かの高名なインダス川の源流でネパールでも聖なる川なんですよ、実は。
少し上流には「パシュパティナート」というネパール最大のヒンドゥー寺院もあって、
毎日何十名分という亡くなった方の遺灰もそこから流れてきてるし。
いいんでしょうか?

ここだけでなく、ゴミはカトマンズの至るところで目に付きます。
とにかく汚い。


3、4枚目の写真はアツオが住むゴダワリ行きバスの発着地、ラガンケル。
そのバスターミナルのすぐ脇のゴミ捨て場です。ここも強烈。
不法投棄ではありませんが、ゴミ収集があまり来ないのかここがキレイな時、あまり見かけません。
そのゴミ捨て場の目の前で野菜や果物を売る屋台も見かけますが、買うのは気が引けます。

あ、最後の写真の右端にウ◎コまっ最中の子どもが写ってますが、これは単なる偶然です。
ゴミ捨て場の野菜売りの写真を撮りたかっただけで、ウ◎コの色がよかったからとか、
尻からウ◎コが出てる瞬間を収めたかったからとか、そんな理由では決してありません。

でも子どもはあっち向いてるし、こんな決定的瞬間あまりないので載せてしまいました。
ブロ倫(ブログ倫理委員会。あるのか?)、ユニセフあたりから削除の通告が来ないかどうかが心配。



・・・ちょっと下に走ってしまいましたが、今回のネタで言いたかったのは
今回紹介した劣悪な環境は、急激な都市化の負の部分の一角であるように感じるということ。


ネパール人のゴミに対する感覚には違和感を覚えることが多々ありました。
食べた残りや容器は歩いててもバスの中からでも何のためらいもなく道端に捨てちゃいます。
また、配属先の学校でも校庭は紙くず、食べカスだらけ。掃除しても1、2日で元通り。
子どもに注意してもなかなか聞いてくれません。それもその筈。教師も親も同じことしてますから。

でも最近思うのは、彼らはそれを「捨てている」のではなく、「自然に返す」感覚なのかな、と。
あくまでアツオの想像ですが、ちょっと前(といっても10数年前のレベルですが)までは
人々がゴミを捨ててもそれが自然に分解され、土に戻っていたのでは、と思います。
近代化の前はゴミも少なく、自然に返らないプラスチックも空き缶もなかった筈。

そんな人々の感覚が時代の変化についていけず、今でも同じことをしているだけ。
そんな気がします。

道ができ、飛行機が飛び、海外から遠慮なくモノが運ばれ、技術が入り、援助が入り、国は開発され、
しかしそれが地元の人々に適したスピードを超え、キャパシティーを超え、負の部分として現れた。
そんな気がするんです。


ネパールが発展すること、ネパールに新しい製品を持ち込むこと、ネパールで国際協力を行うこと、
それらを否定しているわけではありません。
ネパール人を完全肯定しているわけでもありません。

が。

ネパール、このままでもいいんじゃないかなぁ。と、思ったりもします。
外からの刺激を与えずに。

240年の王政の終了

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今回は別のネタを用意してたんですが、「ネパール今どうなってんの?」といったメールが
何件か知り合いから来ていたので、まずは政治ネタから。


5月28日、ネパールは正式に共和国になりました。

開始が遅れに遅れた制憲議会初日。
共和制移行の決議が行われたのは予定より約10時間遅れての夜の9時半以降。
賛成560対反対4での可決だったそうです。
この日はアツオも昼頃に王宮周辺の様子を見に行ったんですが、特に何もなく。
ただ翌日には王宮前通りが封鎖され、興奮した民衆と警官隊が衝突して
投石やそれに対する催涙弾の応酬、といったシーンもあったそうです。

とにかくこれで国王として存在していたギャネンドラは一般市民となり、
王宮からも15日以内に退去せざるを得なくなりました。
5月28日を共和制の日として来年から祝日とすること、
王宮を国立博物館にすることなども同日可決されました。
ただ、それらについて王自らの声明は今のところ全く無し。
6月1日現在、ギャネンドラが王宮から出て行った形跡もないそうです。

さらには選挙で601の議席のうち約200の議席を獲得して最大政党となったマオイスト、
そして権力の分散を狙う第2、第3政党のネパール会議派、統一共産党の3党の間で紛糾が続いていて、
政治システムがどうなるのかさえまだきちんと定まっていない状況です。

国家元首として大統領を置くことにはなりましたが、
大統領に与える権限(セレモニアルなものか、軍統制権や非常事態宣言権等を与えるのか)を巡って
3者(構図はマオイスト対他2党)のせめぎあいが続いています。


普通に生活する分には特に危険を感じることはありませんが、
ちょっときな臭い気もしている今日この頃です。


写真はアツオの通勤路での動物たちから。
上から、生まれて1週間のヤギの子ども、広場で遊んでた子豚、小川で水浴びしてた水牛。
そんな彼らのお陰もあって約2年間、毎日片道3キロの道を飽きることなく通うことができたのです。

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ブログを開設して早2年と2ヶ月。お陰さまで訪問者1万人を突破しました。
いつも遊びに来てくれる皆さん、本当にありがとうございます。


今回のネタは・・・いやー、やられました。

残り任期もあと一ヶ月を切ったこの追い込みの時期に、ネパールの全公立学校が
2週間の休校(ネパール語でバンダと言います)になってしまいました。

これまでの2年間にも学校だけがバンダになること、結構ありました。
ある学校の生徒が爆弾事件で命を落とした翌日、追悼のためのバンダ。
教師たちが賃金アップを求めての抗議のためのバンダ。これは一週間続きました。
「何かあれば学校をバンダにする」という姿勢はどうかと思いますが、
これらは理由が理由だけにバンダになるのも理解できなくはありません。

ところがッ!
今回の突然の2週間バンダの原因は「教科書が足りない」から。


もう少し詳しく状況説明します。

ネパールの公立学校では教科書は政府から支給され、生徒は無料で受け取ることが出来ます。
教科書の印刷・配布は教育省傘下の「ジャナク教育教材センター」というところがが一任されており、
毎年新学年開始の4月中に前年度の生徒数を参考に全公立学校に教科書を配布することになっています。
しかしながら今年は5月末になっても教科書が届いていない学校が非常に多く(特に首都から離れた地域)、
各地で保護者、教師などから抗議が相次いでいました。
そのため教育省は全ての学校に教科書を届けるために必要とされる時間を算出、
それを15日間と設定し、全ての学校に公平性を持たせるためにその期間を休日としたんです。

「国の教育の政策決定機関が教科書が足りないために全公立校に2週間の休暇を与える」
・・・常識で考えてあり得なくないすか?


「この遅れは4月の制憲議会選挙関連の印刷物の膨大なオーダーが
教材センターにも入り、例年に比べ1ヶ月の印刷の遅延が出たため。」
新聞報道によれば、これが教育省の正式発表だそうです。

選挙が4月に行なわれるのは国中の誰もが数ヶ月前から分かっていたこと。
それなら教科書作成準備を例年より早く始めるとか、印刷を民間に委託するとか、対策はいくらでもあった筈。
そのような問題意識を事前に持っていたかどうかは分かりませんが、
教育省からも教科書センターからも何のアクションも起こることはなく、
ネパールの公立校に通う全子どもたちの貴重な2週間の学校生活を無駄にしたという現実。

何という無責任さ。何という短絡さ。何という怠慢。


因みにアツオの配属先の学校は運良く4月に教科書が届いて授業を開始できてたんですが、
他の学校に合わせる形でやはり2週間の休みにせざるを得ませんでした。
昨日教師が集まって会議を開き、学校を開けることを郡の教育事務所に打診したんですが、
返ってきた答えは「開けてもいいが、リスク管理は全て自分たちで行なうこと。」
これまた無責任な発言。これでもうお手上げ状態。

こんな状況で頭に来ない?とネパール人の同僚に聞いてみましたが、
「これがネパールの政府の現状。言っても何も変わらないよ。」と諦めモードでした。
一般のネパールの人々の政府に対する期待度が表れている気がしました。


2回前のブログでは、ネパールのゆったりした時間の流れが心地よいと書きました。
しかし今回の件は、

「やり過ぎ」。



今回の写真は内容とは関係ありませんが、最近学校の近くでプロモーションビデオの撮影現場に遭遇しました。
そこでの1コマです。野次馬はみんな配属先の生徒たち。2枚目の女性がヒロイン。
子どもたちもテレビで見たことがあるらしく、ちょっとした有名人らしいです。

名もない分校にて

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ネパールに住む就学適齢の子どもたち、約2割は学校に通っていないと言われています。
その中で周辺に学校が無いために就学できない子どもたちのために
学校は無理でも分校として小さな教室を作り、教育の機会を与える、
そんなノンフォーマル教育プロジェクトが現在ネパール政府により実施されています。
分校の数は、現在全国で200以上。


先日、カトマンズ郡のある分校を訪れる機会がありました。
カトマンズとは言っても、車を降りて坂道を歩き続けること約2時間。
トレッキング並みの久々の山登りに体力の限界を感じた頃、ある小さな村に到着しました。

「え?これが分校?」
それは何も言われなければ通り過ぎてしまいそうな、本当に小さな分校でした。
レンガを積み上げて土で固め、上にはトタン屋根。そこにドアと窓をつけただけの
本当に簡素な作りで、教室数はもちろん1つだけ。中には椅子机7脚が所狭しと並べられていました。
そしてもう学校開始の10時は過ぎている筈が、子供の姿が全く見えず。
「子どもがみんな集まるのにいつも30分くらいかかるかな」と、下からここまで案内してくれた
17歳の臨時の教師が教えてくれました。
そんなゆったりさが周りの景色とマッチして見えて、心地よさを感じさせてくれます。

ようやく子どもたちが集まり始めたのは10時20分過ぎでした。
ここの分校、生徒数は16名で年齢は8歳から13歳までと様々です。
アクセスの理由で学校に通えない子どもたちをコミュニティーが作った
「学校運営委員」のメンバーが探し出し、この分校を開校させたのが2年前。
あと1年の学習を終えた子どもたちはマザースクールと呼ばれる本校に移り、
試験結果により2〜4年生に振り分けられて他の子どもと共に正規教育を受けることになります。

正直、子どもたちの学習環境はよいとは決して言えません。
1m四方の小さな黒板はちょっと板書しただけですぐにスペースがなくなってしまいます。
教科書は政府から支給されるものの、都市部から離れているためになかなか届かず、
去年は数ヶ月を教科書が無い状態で教えていたとか。
理解を深めるための教材もほぼゼロ。またこの日は天気がよかったものの、
雨期に入れば雨がトタン屋根に吹き付ける音で授業の妨げになるだけでなく、
ただでさえ薄暗い教室がさらに見えづらくなること間違いなし。

それでも子どもたちは遠くの家から毎日分校に来て、先生の話を聞き、
読み、書き、学んで帰っていきます。

「学校が楽しいから。」「勉強が楽しいから。」子どもたちが言っていました。

学校があることの幸せ。学校に行けることの喜び。学べることの楽しさ。
日本では当たり前になりすぎて気にも留めていませんでした。

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