atts1964の映像雑記

いろいろな映像作品について書き留めています。あら捜しの突っ込みは削除させていただきます。また他人を攻撃する方はご遠慮ください。

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2015年作品、サイモン・カーティス監督、ヘレン・ミレン主演。

1998年、ロサンゼルス。 マリア・アルトマン(ヘレン・ミレン)は、小さなブティックを切り盛りしながら、夫亡きあとも一人で溌剌と暮らしていた。そんなある日、ユダヤ人として波乱の人生を共にした姉のルイーゼが亡くなり、彼女が故郷のオーストリア政府にナチスに没収された絵画の返還を求めようとしていたことを知る。
法が改定され、近々過去の訴えの再審理が行われるのだ。 姉の遺志を継ぐと決めたマリアは、友人の息子で弁護士のランディ・シェーンベルク(ライアン・レイノルズ)に相談を持ちかける。 彼は一度独立したがうまくいかず、妻パム(ケイティ・ホームズ)と赤ん坊を養うために再び雇われの身となっていた。
しかしランディは、まだ事務所に勤め始めたばかりなので、この件をやっていいかどうか会社にお伺いを立てるのだった。 彼の仕事ぶりを見るため、許可が出て、彼はオーストリアに行けることになる。
しかし、マリアは、家族や全てを奪われ友人を殺された国に二度と戻る気にはなかなかなれなかった。 問題の絵画はベルベデーレ美術館が所蔵するクリムトの名画で、モデルになったマリアの伯母アデーレが遺言で寄贈したとされているが、マリアも姉も遺言書など見たこともなかった。
マリアは懐かしい伯母の姿をその夜思い浮かべ、その日の深夜にランディにオーストリア行の連絡を入れる。
ウィーンに着き、かつての自分の家の前に佇み、偉大なアーティストや 音楽家、作家たちが出入りした日々をマリアは懐かしむ。 その時、ジャーナリストのフベルトゥス・チェルニン(ダニエル・ブリュール)が二人の手伝いをしたいと声を掛ける。 政府は国のイメージアップとして返還を持ち出したが、重要な美術品は手放さないはずだというのだ。 その後、美術館を訪れたマリアは伯母が描かれた絵画との再会を果たし、当時を思い出す。
それは、まだ戦争がはげしくなかったころの懐かしい、華やかな思い出の数々だった…

先日観た「ミケランジェロ・プロジェクト」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13640884.html もそうですが、ナチスは、たくさんの美術品を収奪したんですね。 完全に焼失して無くなった物、なんとか持ち主の元に帰った物、今回の物は、ナチスの手から離れたんですが、元の個人の持ち主には戻らず、国家が所有してしまった名画のお話です。
これも事実なんですが、国家を相手にした裁判を起こした、アメリカに住むオーストリア人の婦人と、それに協力する若き弁護士のお話でした。
でも、ここに亡き絵画のモデルの伯母の、遺言書の存在がネックとなってくるんですね。 そしてまずは、その遺言書が本当にあるのか? そのためにウィーンに二人が渡っていくんですね。
しかし主人公のマリアは、なかなか腰が重いんですね。 最愛の伯母の絵を取り戻したくないのか? しかしそこには、彼女の過酷なオーストリアでの、ユダヤ人差別、そして決死の逃亡劇があったんですね。 そしてもう一つ彼女の心に大きく影を作っていたある思いも…
ヘレン・ミレン演じるマリアはさすがですね。 モデルの女性よりはちょっと若い感じなんですが、気骨ある婦人の雰囲気をよく出していました。
そしてランディ、ライアン・レイノルズが演じていますが、アクション作品でない弁護士役なんで、ちょっと体を持て余していたかな? というところもありましたが、彼を支えるケイティ・ホームズ演じるパムが健気でしたね。
歴史的な事実ですから結末はわかりますが、正当な裁判、そして国家に訴えていく真摯な姿は、なかなか面白かったですね。 ナチスが個人から奪ったものは、道義的にも持ち主、遺族のところに戻すべきですからね。

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オーストリアの宝をわが手に取り戻す

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2人はオーストリアに

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協力を申し出るフベル

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資料をあたる二人

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若き日のマリアと夫

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そして絵のモデルの美しき伯母

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閉じる コメント(38)

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ヘレン・ミレンて最近、とてもいい感じがします。
名優ですね!

2015/12/8(火) 午前 7:41 [ dalichoko ] 返信する

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> chokoboさん
彼女はきつい役も、情のある役も、そして怖い役も品がありますね。

2015/12/8(火) 午前 8:13 atts1964 返信する

attsさん、ようやくTBできるようになりました。
しかもMacでも。こちらにも届いたと思います。

2015/12/16(水) 午後 6:08 [ 還暦とうさん ] 返信する

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> 還暦とうさんさん
???うーん、まだ来ていませんが…

2015/12/17(木) 午前 8:03 atts1964 返信する

attsさん、
「トラックバックを追加」にこの記事のURLを貼ったつもりなんですが、行ってませんよね。おかしいですね。

2015/12/18(金) 午前 0:06 [ 古稀爺さん ] 返信する

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> 古稀爺さんさん
不思議ですよね?
これもyahooの改悪ですね。

2015/12/18(金) 午前 10:45 atts1964 返信する

12月に観たんですが、2015年のベスト1になりました。
いろんな要素を盛り込んだ素晴らしい作品でした。
TBお返しさせてくださいね☆

2016/1/19(火) 午前 11:45 なぎ 返信する

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> なぎさん
名画の帰還がテーマでしたが、やっぱり若い夫婦の脱出劇がスリリングで悲しかったですね。
TBありがとうございました。

2016/1/20(水) 午前 8:28 atts1964 返信する

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これが実話というのがすごいですね。
政府相手に勝っちゃうんですから。
脱出劇はスリリングがあってこちらがメインでも遜色ないくらいのものでした。
TBお願いします!

2016/2/23(火) 午後 5:45 かず 返信する

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> かずさん
脱出劇でも1本撮れそうな、スリリングなシーンでしたね。あそこの両親との別れのシーンがあるから、最後の感動が大きくなりました。
TBありがとうございました。

2016/2/24(水) 午前 8:29 atts1964 返信する

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ヘレン・ミレンは素晴らしかったです。戸惑いとユーモアと後悔と色んな表情を見せてくれました。TBしますね。

2016/5/25(水) 午後 11:31 シーラカンス 返信する

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> shi_rakansuさん
彼女のドラマを今度、一気に見て記事にしようと思っています。
ヘレン・ミレン出演というだけで、存在感が増し、映画が引き締まりますよね。
TBありがとうございました。

2016/5/26(木) 午前 8:14 atts1964 返信する

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ヘレン・ミレンありきの物語ですね。
TBお返しします。

2016/12/12(月) 午後 7:41 [ ひろちゃん2001 ] 返信する

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> ひろちゃん2001さん
若いときの波乱のシーンも印象的でした。
TBありがとうございました。

2016/12/12(月) 午後 9:37 atts1964 返信する

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ヘレン・ミレンとライアン・レイノルズの現代パートはもちろん、
戦時中のオーストリアでの追憶部分も緊張感がありよく出来ていました♪
記事TBお願いしますm(_ _)m

2017/7/30(日) 午後 2:15 やっくん 返信する

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> やっくんさん
戦時中のスリリングなシーンが良かったですね。
美術品が流出したり燃やされたり、ナチスの所業は罪深いですね。
TBありがとうございます。

2017/7/30(日) 午後 2:18 atts1964 返信する

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ゴッホやモネが日本の浮世絵に影響を受けたのは有名ですが
金箔を貼り付ける技法に、クリムトも日本の伝統技術に影響を受けたのではないかと思ってしまいました

ヘレン・ミレンは頑固とおちゃめな感じがちょうどいいバランスで、私もこういうおばあさまになりたいです〜

プチ・オーストリア擁護派ですが(笑)
トラバお願いします♪

2017/11/6(月) 午後 7:00 ベベ 返信する

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> ベベさん
オーストリアも戦争で大きな被害を受けた国、気持ちがわからないこともないですが。
ヘレン・ミレンはしかし凄い女優さんですね。
TBありがとうございました。

2017/11/6(月) 午後 8:25 atts1964 返信する

実話だからとてもオモシロかったです。小説より奇でした(笑)
TBお願いします。

2019/1/4(金) 午後 6:58 [ リュー( ryu) ] 返信する

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> リュー( ryu)さん
ナチスの所業、ここにもでしたね。
TBありがとうございました。

2019/1/4(金) 午後 8:58 atts1964 返信する

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