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自殺を求めて

精神障害、ことに内因性精神病の場合の自殺には多少特異な点があるが、一般的に言って、自殺しょうとする人は、自分に生きている意味がないときめこんでいるのであろう。このように、自分の生きている意味などというものを意識的にせよ、無意識にせよ、考えてみることができるのは、戦時下のような非常時より、むしろ考えるゆとりのある時代や境遇においてなのであると思われる。動物に自殺と現象が見られないらしいのは、動物がただ本能的に生きているからであろう。自殺とは考える能力を持ち、悩む能力を持つ人間に特有な現象であるといえよう。つまり人間は、動物のように、ただ食べてねて生きている。というのは耐えられない。平和な時代においてあまりの貧窮に追いつめられて自殺する人はただ食べるため、生きるためだけの苦労をしている生活に耐えられなくなるのではなかろうか。長年病床に臥す人が自殺を考えるのも、自分の病の不治を信じ、現在の生活を無意味に感じるからなのであろう。神谷美恵子「旅の手帖より」
 長年病床に臥す人が自殺を考えるのも、自分の病の不治を信じ、現在の生活を無意味に感じるからなのであろう。と神谷美恵子さんは書いているが。坂下次郎は東京医科大学病院で心温まる献身的な医療を受け嬉しかった。でも、自分の志が挫折して、まったく歩くことも出来ない。明日の希望もなくなり、政治家として頂点である衆議院議員として郷土のために国家のために生きていたのに。左半身付随となった自分を認めたくなかった。家内や子供達も連日病院で看病してくれた。何の不満もないけれども、一人ぼっちになると自殺を考えた。それを防いでくれたのは、東京事務所・選挙区事務所の秘書の人たちの全力で支えてくれたことである。でも、新聞、テレビは見なかった。見たくなかった。おそらく、精神的には鬱病だったと思う。一番嫌なのは電話がかかってくること。人が見舞いに来ることであった。おそらく、政界復帰は絶対無理だと思ったけれど。国会の秘書と、地元の選挙区の秘書に、一日何回も電話して情勢を聞き自分なりに分析をした。坂下次郎は初台のリハビリ病院に転院することを自分なりに急いだ。でも、弱きにはなっていた。東京の秘書の春日直子は、坂下に内緒で電話をよこして、「もう生きるのが嫌ならばいつでも美しく散りましょうと」言った。この言葉は嬉しかった。だめだったら、一緒にもし死んでくれるならば、墓場はどこにでもある。覚悟しょうと思った。あの時は心中することが最高の幸せだったと思う。現在の生活が無意味に感じたのであろう。
 

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