真正保守を訴える

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■日本人の精神的欺瞞を問いたい
 現行憲法が致命的欠陥を持っていることはもはや改めていうまでもない常識であり、新憲法の制定は当然のことである。欠陥のあれこれを問題にする以前に、河上徹太郎が「配給された自由」という表現で敗戦後の日本人の精神的受動性を批判したことを思い出すならば、「配給された憲法」であるという一点だけでも、現行憲法は廃憲されるべきであろう。この一点こそ国民的精神頽落の淵源だからである。
 ≪「配給されたもの」よ、さらば≫
 「配給された憲法」をサンフランシスコ講和条約発効後も押し頂いてきた「戦後民主主義」の長きにわたる日本人の精神的欺瞞(ぎまん)こそ、まずは徹底的に問われるべきであり、その自らに厳しい過程を経ない限り、憲法の自主制定などは到底できない。議論百出の果てに、せいぜい、現行憲法の一部(例えば9条とか)の改正にとどまってしまうのではないか。
 改正は、日本を取り巻く安全保障環境の激変や緊急事態への対処の規定がないことなどの問題点を解決するためには必要なのであるが、憲法が国家の根本規範であるからには、環境の変化への適応という便宜主義にとどまらず、日本の歴史と伝統の理念から発想されたものでなければならない。現行憲法は、「外発的」に「配給」されたものであるから、それを改正したくらいでは、日本人の本来の憲法にはならない。だから、憲法は新しく「内発的」に制定されなくてはならないのである。
 ≪文語調浸透し格調高き文章に≫
 その新憲法に記されるべき条文の内容について考えるところはいろいろあるが、私はまず、いわば形式に関わる問題から取り上げたいと思う。しかし、実はそれは新憲法の本質を左右する根本的なことである。二つあるが、一つ目は、言葉の問題である。
 現行憲法の前文が悪文であることは周知の通りであるが、前文をはじめ憲法の条文は日本語の文章として格調高いものでなければならない。私は本当は文語文で書かれるべきだとさえ考える。日本人の精神の品格の低下は、文語文が持っている格調や力を失ったことからも来ているからである。口語文で書かれるとしても文語調の浸透した文章にすべきであろう。
 しかし、まずなによりも私が問題だと思うのは、かなづかいなのである。現行憲法と現代かなづかいは、敗戦後の占領下で日本の伝統と文化に対して行われた破壊行為の最たるものであった。しかし、現行憲法の発布は現代かなづかいの制定の直後であったので、文章は低劣なものだけれども、まだしも「歴史的かなづかひ」で書かれている。危なかったというべきであろう。
 それに対し、今度書かれる新憲法が現代かなづかいで書かれてしまったらどうなるであろうか。たかが、かなづかいの問題とすましてはならない。そんなふうにしか考えられない言葉に対する鈍感さが、現行憲法の中で惰眠を続けている原因の一つに他ならない。
 今後、示される新憲法の前文の様々(さまざま)な原案が、現行憲法に対する反省から歴史や伝統に言及するのは、当然予想されるが、その文章が現代かなづかいという日本の歴史と伝統に反するもので書かれるとしたら、こんなグロテスクなことはない。憲法という根本規範が現代かなづかいで書かれたとき、これまでの日本文明がもはや、どこかの博物館に展示される過去の遺物となるということであり、現代の日本人の精神とのつながりが切れて、内在するものではなくなるということに他ならない。
 私も普段現代かなづかいで書いているし、今日の文化状況で、かなづかいを「歴史的かなづかひ」にもどすことは極めて難しいであろう。しかし、憲法は、いわば日本の正統の表現としての「歴史的かなづかひ」で表記されていなければならない。でなければ、日本は言葉に何の規範もない国になってしまう。言葉に規範がなくなれば、文化も精神も道徳もすべて崩壊し、やがて基軸をなくした国家も亡ぶことになるであろう。
 ≪発布は明治憲法と同じ紀元節に≫
 二つ目は、発布の日である。これも重要であるが、新憲法の議論の中で、この日をいつにするかという点は問題になっていないようである。私見では、それは明治憲法と同じく2月11日の紀元節(建国記念の日)にすべきである。現行憲法の発布日(11月3日、戦前の明治節)でも現行憲法の施行日(5月3日)でもない。これも、単なる月日の問題ではなく、新憲法が日本の歴史に基づいているかどうかの重要な点なのである。
 言葉や暦の重要性が分からなくなっているとしたら、それこそが現行憲法のもたらした日本人の精神の浅薄化であり、それを直さずして自主憲法制定も何もありはしない。逆にいえば、新憲法が「歴史的かなづかひ」で書かれ、建国記念の日に発布されれば、それだけでも新憲法の精神の核心は発揮されているというべきである。(しんぽ ゆうじ)産経新聞
 
日本国憲法は、米国占領軍がマッカサーによって、民政局が短期間につくった憲法であることは確かである。それに、憲法改正を逸脱したものであること、。その上、日本の文化・歴史がないというのが致命的ですから。

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