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私が学生の頃、英国で教鞭をとっていた森嶋通夫氏と、関嘉彦都立大學教授との安全保障の論争があった。森嶋氏は教養人のりベラリストであり、関氏は民主社会主義研究会の責任者であり、反共の学者であった。お二人の論争は有意義なものであった。理想と現実は永遠のテーマだから。
森嶋通夫氏は「なぜ日本は没落するか」でこう書いている。「政治家も考えない。最近の政治家にはイノベーション(新考案)がない。イノベーションの好例は、1930年の大恐慌のとき、ルーズベルトがおこなったニユーディール。であると。
森嶋は続けて書く「田中、三木、福田、大平には、政治的イノーベーションがの案を持たねばならぬという気概があった。しかしその後、政界、財界、官界が馴々(なれなれ)しくなり、職業倫理が頽敗し、三者協力してイノベーションを探求するといふ志向を持っていない。
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