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ステイグリッツの「世界を不幸にしたグローバリズムの正体」を読んでいる。IMFはこれまできわめてステレオタイプなかたちで、あらゆる国々に構造改革と緊縮的マクロ経済政策を押し付けてきたが、それはその国々に、リストラ、企業倒産、失業の拡大をもたらしてきた。つまり、構造改革そのものが目的になっているとしている。現在のイタリアでも、構造改革と緊縮的マクロ経済政策でなく、ケインズ的なマクロ経済政策が必要である。だかこそ、拡張的な金融財政政策が必要なのである。
自由貿易についても、大国が自由貿易協定・経済連携協定にしても自国の膨大な輸出補助金を農業等に配分して、自国の輸出倍増だけを考えることに疑問だとしている。日本のマスコミは、TPPについて、大賛成だけれども、現在のTPP交渉が混迷しているとは聞くが、確実に交渉が進展しているとは思わない。自国製品の輸出拡大のために自由貿易という美名の名のもとに行われる欺瞞にあきれるばかりだ。
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