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「ただ時の過ぎゆかぬように 阿久 悠 岩波書店」を読んでいます。土曜日は面白いテレビがないから、露あけの夜空を眺めながら、阿久 悠の本を読んでいる。彼は作詞家だから「ことば」を大切にしている。彼の作詞の「ことば」には人間の力があるような気がする。この本で阿久氏は政治家は「なぜ演説が下手なのか」ということを書いている。今の政治家にとって大事なのは選挙区の有権者だけで、国民全体を相手にしているんじゃない、ということをよくあらわしているのが彼らの演説ですと。
だいたい、彼らは不特定多数に対して説得しょうという、ほんとうの意味での演説をしたことがないんじゃないか。中略・・・。阿久氏は「政治というのは本来、金でも腕力でもない。ことばの力なんですよね。「なるほど」と思わせることを言って、聴衆を酔わせたり興奮させたりということこそ政治家の能力なのに、肝心の政治家自身にその気持ちがまったくない。政治の世界でことばが失われているということは不幸ですよね。ということだ。阿久 悠氏の作詞家の持つ洞察力である。
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本の感想・・
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