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入管法改正案が衆議院で可決されて、参議院で審議をしている。入管法改正は移民を認めるものである。このような移民問題に的確に主張されているのは西尾幹二電気通信大学名誉教授である。西尾名誉教授は次のように述べている。
世界中が移民問題に揺れている。EUと中東、アメリカとメキシコ国境がいかに深刻かは今さら筆にする必要もなかろう。私が外国人単純労働者の導入に反対論を述べ始めたのは1987年だった。ドイツの失敗は、ドイツがいま昔のドイツではなくなりだしている結果に示されている。
オランダ、フランスは少し遅れて同じ錯覚に陥った。ヨーロッパ各国の外国籍の人口統計には帰化した人が含まれていない。ドイツは帰化したトルコ人を入れると、全人口のすでに20%がイスラム系なのである。国防軍も警察力もトルコ人のパワーに依存しだしている。
日本では中国人の激増がすでに目を奪うほどになっている。この問題は一定水位を超えると、言及することが禁句(タブー)となり、議論すること自体が不可能になる。それがいちばん恐ろしい。沈黙のなかで進行するものは止めようがない。
安倍内閣になってから街角で出会う外国人は確実に増えた。小売店主や建設業界の意向に合わせて窓を開く方向が加速している。日本人労働者の賃金が上がらない原因の一つはここにもある。安倍氏はわれわれとこの点でも憂慮をともにしていない。安倍氏、ないし自民党は「保守」とはまったくいえない勢力だ。「保守の真贋 保守の立場から安倍政権を批判する 西尾幹二 徳間書店」より。
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