|
文を書き本を読みつつ寒露の日 若草篤人
|
過去の投稿日別表示
[ リスト | 詳細 ]
2012年10月08日
|
『一燈を提げて暗夜を行く。暗夜を憂うる勿れ。ただ一燈を頼め』佐藤一斎『言志録』 (講談社学術文庫)
|
|
「こう、政治、政治ってソンナに政治を振り回すなよ。きもったまの小(ちい)せえ奴はかわいそうに目をまわしてしまうぜ。俺だって今じゃ旧弊の江戸っ子じゃねえよ。こう見えてもそれ相応の学問はしているし、西洋の本もちっとやそこいらはのぞいて見たもんだが、人間て奴のこしらえたものにろくなものはねえよ。うそで固めたものばかりだ。そのうちでも政治という奴がいちばんうそを吐きあがるからしゃくじゃねえか。うそと思うなら耳の垢をほじって少しは俺の説教を聞きねえ」桐生悠々
|
|
蟋蟀(こおろぎ)は鳴き続けたり嵐の夜 桐生悠々
|
|
「私が独身を通すことは、神様から定められた運命と確信していますから」「放蕩なんかどんなにしてもよい。それは魂を傷つけることがないから。しかし、恋をしてはいけない。魂を傷つけるから」と中里介山は独自の恋愛観をもっていた。こうした魂の負担を極力拝した介山がそのエネルギーを『大菩薩峠』の執筆に賭けたのである。
|





