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丹羽宇一郎駐中国大使が東京都の尖閣諸島購入計画について「実行された場合、日中関係に深刻な危機をもたらす」との見解を英紙に述べたことが明らかになった。
日本固有の領土である尖閣諸島を守り、実効統治を強めるための計画を真っ向から否定する発言は国益に反しよう。中国による不当な領有権主張を後押ししかねず、更迭すべきだ。
藤村修官房長官は「個人的な見解であり、政府の立場を表明したものではない」と否定した。外務省は「政府の立場とは異なる」と丹羽氏に注意し、丹羽氏は「大変申し訳ない」と謝罪した。
しかし、それで済まされる問題ではない。丹羽氏は先月、訪中した横路孝弘衆院議長と習近平国家副主席の会談に同席した際にも、石原慎太郎東京都知事の「尖閣購入」発言を国民の大半が支持していることに「日本の国民感情はおかしい」などと述べている。
尖閣購入資金として、都へ寄せられた10億円を超す善意の寄付を貶(おとし)めるものだ。外務省は丹羽大使を召還し、一連の発言の詳しい経緯を問いただした上で、厳しく処分すべきだ。
丹羽中国は強大な軍事力を背景に尖閣周辺の領海侵犯などを繰り返している。石原知事の尖閣購入発言以降でも、中国の漁業監視船が2度、接続水域に入った。
先月の日中首脳会談で、温家宝首相は尖閣について譲れない国家利益を意味する「核心的利益」という言葉を使い、尖閣奪取の意図をうかがわせた。日本の領土が危険にさらされかねない時期だ。丹羽氏は大使として国益を踏まえ、中国政府に耳の痛いこともはっきり言わねばならなかった。
「政治主導」と「脱官僚」を印象づけようとした丹羽氏の起用が失敗だったことは明白である。民主党政権は反省が必要だ。
氏は伊藤忠商事の社長や相談役を務め、中国政府とのパイプを持つ財界人として、菅直人前政権下の平成22年6月、初の民間出身の駐中国大使に起用された。 だが、中国に過度に配慮した丹羽氏の発言はしばしば問題になった。赴任前のパーティーで中国の軍事力増強に触れ、「大国としては当然のことといえば当然かもしれない」と述べた。赴任後も、役割を終えた対中政府開発援助(ODA)を関係改善のために「続けるべきだ」と主張した。中国は強大な軍事力を背景に尖閣周辺の領海侵犯などを繰り返している。石原知事の尖閣購入発言以降でも、中国の漁業監視船が2度、接続水域に入った。
先月の日中首脳会談で、温家宝首相は尖閣について譲れない国家利益を意味する「核心的利益」という言葉を使い、尖閣奪取の意図をうかがわせた。日本の領土が危険にさらされかねない時期だ。丹羽氏は大使として国益を踏まえ、中国政府に耳の痛いこともはっきり言わねばならなかった。
「政治主導」と「脱官僚」を印象づけようとした丹羽氏の起用が失敗だったことは明白である。民主党政権は反省が必要だ。産経新聞
日本の国益・国家主家を守れない外交は亡国の状況である。丹羽氏は外務省によって更迭されるべきだ。 |
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2012年06月09日
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2001年9月の米中枢同時テロ発生4日後、当時のブッシュ米政権で対日政策の要といわれたアーミテージ国務副長官が柳井俊二駐米大使に告げた言葉とされる。「日の丸を見せろ」と解釈され、自衛隊の海外派遣と絡めて物議をかもした発言でもあった。
それから10年以上たった永田町で、消費税増税をめぐり、改めて「旗」というキーワードに注目が集まっている。
「与野党の協議体は必要だが、自民党は民主党のマニフェスト(政権公約)の旗は全部降ろしてから参加してくださいといわれる。ただ、交渉で協議するというのは、お互いの旗を持って妥協点を見いだしていくことなんです」
4日夜のBSフジ「プライムニュース」に出演した民主党の長妻昭元厚生労働相は、自民党が提案する「社会保障制度改革国民会議」に警戒感をあらわにした。
自民党は、民主党のマニフェスト施策で両党の対立点となっている新年金制度や後期高齢者医療制度廃止について、国民会議に議論を先送りして、消費税増税関連法案の早期採決を狙っている。
実現のめどが立たない民主党にとっても“渡りに船”の話。野田佳彦首相は8日の記者会見で「国民会議も含め、中長期に関わる問題をどうするか、結論を得られるよう議論したい」と述べ、国民会議に前向きな姿勢を示した。ただ、長妻氏は、ここに落とし穴があるとみている。自民党は国民会議設置と同時に、社会保障制度改革にあたっては「現行制度を基本に必要な見直しを行う」という方針を受け入れるよう要求している。つまり、社会保障制度の抜本改革という民主党の「旗」をいったん降ろしてから、改めて議論しようと言っているのだ。
厚労相就任直後の職員訓示で、マニフェストを掲げて「これは国民と新しい政府との契約書、命令書。どうすれば実行できるか知恵を出してほしい」と訴えた長妻氏としては、これはおいそれとは受け入れられない話。民主党が撤回に応じれば、今度は自民党は「決定的なマニフェスト違反」として、衆院解散・総選挙を迫ってくることも予想される。
番組に同席した自民党の鴨下一郎元環境相は「せめて旗を半分たたんで協議の場についてもらえれば、いろいろと議論のしようがある」と水を向けたが、長妻氏は最後まで譲る姿勢を見せなかった。国民会議に参加するにしても、マニフェストの「旗」は掲げたまま参加すべきだというのが長妻氏の主張だ。
こうした長妻氏の「マニフェスト原理主義」ぶりに、熱い視線を送るのが民主党の小沢一郎元代表のグループだ。
「法案を通すために国民との約束を全部放棄してもいいという人がいる。それは政党政治の破壊につながる。民主主義の冒涜(ぼうとく)だ」
小沢氏は7日のグループ会合で、マニフェストを次々にほごにする野田首相らを痛烈に批判した。くしくもマニフェスト順守にこだわる長妻氏と主張は一致する。小沢グループには、裁判を抱える小沢氏の後継となる有力な人材がいない。そこに長妻氏はぴったりだという声はグループ内で高まっており、「勝手連的に応援してはどうか」との意見も出始めているという。
長妻氏は「小沢氏と組むのは絶対イヤだ」とかたくなだといわれているが、今後の政局次第では、民主党の中間派も巻き込み、新たな「旗」を立てる可能性も捨てきれない。(桑原雄尚)
◇…先週の永田町語録…◇
(4日)
▽首相拝命は天命
野田佳彦首相 この時期に、この厳しい状況の中で首相を拝命したのも、ある種の天命だと思っている。良識ある国民の理解をあらためてお願いする。(内閣改造を発表した記者会見で)
▽ピンチはピンチ
小泉進次郎自民党青年局長 首相にとって、この内閣改造はピンチをチャンスにする1つの転機だったかもしれないが、このままだったらピンチはピンチで、チャンスはなしという状況になる。(党会合であいさつ)
(5日)
▽常に言っている
藤村修官房長官 衆院議員の任期は来年8月。その範囲内で「適切に判断する」ということは常に言い続けていることだし、当然のことだ。(野田佳彦首相の衆院解散に関する発言の真意を記者会見で聞かれ)
▽魂胆が明らかに
渡辺喜美みんなの党代表 「増税に命を懸ける」と言いながら、民主党代表の再選にも命を懸ける首相の魂胆が明らかになった。苦し紛れの内閣改造だ。(野田再改造内閣に関し、党役員会で)前原誠司民主党政調会長 小沢一郎元代表支持グループで政務三役だった人が「民主党は何もできなかった」と言う。自分は無能と言っているようなもので天に唾する話だ。(BS朝日番組で)
▽魂はどこに
脇雅史自民党参院国対委員長 民主党には参院での委員会審議を動かそうという真剣な気持ちがない。与党の自覚がない。参院議員会長が幹事長を兼ねているが、魂は衆院にあるのか。(党参院議員総会で)
(7日)
▽教育できない
小沢一郎民主党元代表 約束をほごにして平気だ、ほごにしていい、となると小さな子どもたちの教育もできないことになる。(支持グループ議員会合で消費税増税は公約違反と主張)
▽仕掛け人
浜田靖一自民党国対委員長代理 (AKB48をプロデュースした)秋元康さんはすごい。政治にも仕掛け人がいないといけないが、今はいない。ありきたりの発想では駄目だ。(国会内で記者団に)
(8日)
▽建前でも…
樽床伸二民主党幹事長代行 国会の会期延長は、まずは延長しなくてもいいように全力で頑張る。建前といわれるかもしれないが、全力で頑張る。(消費税増税法案の成立に向けて記者会見で)
▽次善の策
渡辺喜美みんなの党代表 「消費税増税ありの衆院解散なし」のシナリオは認めない。「増税なしの解散あり」がベスト。次善の策で「増税なしの解散なし」も念頭に置く。(増税法案と衆院選について記者会見で)産経新聞
マニフエストを廃止して、後期高齢者医療制度は継続すべきですし、最低保証年金は諦めるべきだし、。総合こども園も無理ですね。財政再建と言ってばら撒きでは民主党は無責任ですね。 |
シニカル【cynical】[形動]皮肉な態度をとるさま。冷笑的。嘲笑(ちょうしょう)的。シニック。「―な表現」
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モーリャックはフランンソワーズ・サガンを評して「小さな悪魔」と言ったとき、彼女は答えた。「モーリャック氏はいつも罪悪感にとり憑かれているかも知れないけれど、私は罪悪感がないのだもの」またあるとき死について質問した。彼女は「私がいつか死ななくちゃならないなんて、言語道断だと思うわ」と答えた。その友人は「言語道断」だとはいい答えだなと感心していた。
参考 「悲しめは こんにちは」朝吹登水子氏のあとがき・・・より。
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恋人の 破綻 ( はたん ) して相別れたるは、双方に永久の冬夜を賦与したるが如し」とバイロンは自白せり。
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