真正保守を訴える

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 上念司氏の「デフレと円高の何が「悪」か 光文新書」を読んでいる。彼は書いている。「実は外国の中央銀行はリーマンショック以降、国内の景気を刺激するため、市中の資産を買い入れて大量のおカネを市場に供給しました。米国や英国は以前の3倍、ヨーロッパ中央銀行は以前の2倍のおカネを供給しています。
 これに対して我が日本銀行はスズメの涙のようなおカネを供給しただけで、後は何もしていません。このおカネの量を増やす努力の差がそのまま為替ルートに反映した結果、日本以外の外国はすべて通貨安となり、日本だけが円高のデメリットをまともに食らっているのです。外貨はどんどん印刷されて量が増えるのに、日本の円は増えないのですから、日本円だけが高くなるのは当たり前です」と。
 すぐやるべきことは、ゼロ増五減を区割りまでするということだろう。また、今国会ですべきは、選挙制度改正である。自民党は、自らが不利な、定数削減として比例三十議席削減して、少数政党へ配慮をした選挙制度としての小選挙区比例代表一部連用制である。民主党は大幅な定数削減を言っていながら具体的でない。
 (「改革いじりに空費する勿れ」)石橋湛山
 記者の観るところをにて以てすれば、日本人の一つの欠点は、余りに根本問題のみに執着する癖だと思う。この根本患者は二つの弊害がが伴う。第一には根本を改革しない以上は、何をやっても駄目だと考え勝ちなことだ。目前になすべきことが山積して居るにかかわらず、その眼は常に一つの根本問題に囚われている。第二には根本問題のみに重点を置くが故に、改革を考えうる場合にはその機構の打倒乃至は変革のみに意を用うることになる。そこに危険がある。のである。(中略)資本主義は変革されねばならぬだろう。しかしながら忘れてはならぬことは資本主義の下においても充分に社会をよりよくする方法が存在する事、そして根本的問題を目がけながら、国民は斬新的努力をたえず払わねばならぬことこれだ。(「改革いじりに空費する勿れ」)1936年昭11年4月25日『東洋経済』社説)
「参考 デフレと円高の何が「悪」か 上念司  光文社新書」

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