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中国の公船の領海侵犯については、これまで通り法にのっとり、海保を中心に頑強に領海を守りながら、中国が軍事的挑発をするならば、海上自衛隊が対処すべきである。国際世論が中国の理不尽な領土野心に批判的になるようにすべきである
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2013年08月09日
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「戦争犯罪による受刑者の釈放等に関する決議」は重要である。私は戦後補償の問題に政治家として献身的な八田貞義代議士の秘書をしていたので、この決議によって、戦争遺族の公務扶助料、軍人恩給、傷夷軍人による恩給が確立されたのである。恩給を受ける権利の利は利益の利では、日本国が国家倫理としての「り」である。ということだ。戦後処理のために多くの政治家が尽力したのである。もちろん、戦犯という言葉も意味をもたなくなったのだ。
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戦争犯罪による受刑者の釈放等に関する決議
独立後、既に半歳、しかも戦争による受刑者として内外に拘禁中のものは尚相当の数に上り、国民の感情に耐え難いものがあり、国際友好の上より遺憾とするところである。よって衆議院は国民の期待に副い、家族縁者の悲願を察し、フィリピンにおいて死刑の宣告を受けた者の助命、同国及びオーストラリア等海外において拘禁中の者の内地送還について、関係国の了解を得るとともに、内地において拘禁中の者の赦免、減刑、及び仮出獄の実施を促進するため、まずB級及びC級の戦争犯罪による受刑者に関し、政府の適切且つ急速な措置を要望する。 右決議する。 わが国は平和条約の締結によって独立国となって、既に半歳をけみしておるのであります。国民の大多数は、独立の喜びの中に、新生日本の再建に努力しております。この際、この時、この喜びをともに分かつことができず、戦争犯罪者として、あるいは内地に、あるいは外地に、プリズンに、又拘置所に、希望無く日を送っておりますることは、ひとり国民感情において忍び得ざるのみならず、またさらに国際友好上極めて遺憾に存ずるところであります。(拍手) もとより、講和発効後、関係国の理解により、中国関係戦犯者九十一名の釈放、米国関係十一名の仮出所、また近くは、インド、中国におきましては、戦犯者のある部分につき釈放に同意したとのことでありまして、ここに諸君とともに、これらの国に対しましては感謝の意を表するものであります。さりながら、ひるがえつて他面を見ますれば、今もつて海外におきましては、死刑の宣告を受けておりまする者五十九名を含む三百八名、これに内地在所者を加えますれば、千百三十名になんなんとする多数の人々は、いまなお獄窓に坤吟しつつあるのであります。実に私どもの黙視し得ざる点でございます。 そもそも戦犯による受刑者と申しまするものは、旧時代における戦争によつて生じた犠牲者なのであります。これらの人々は、和解と信頼による平和条約の発効の後におきましては当然赦免せらるべきことを期待し、あきらめの態度を定め、従順かつまじめに服役を続けて来ておるのであります。 しかるに、条約発効後すでに半歳以上をけみしましても、荏苒期待に反して、そのことなきことは、私どもの遺憾禁じ得ざるところであり、関係者の失望と焦燥とは察するに余りある次第でございます。いわんや、その家族、縁者の物心両界にわたる苦痛は惨たるものあり、生活の窮乏者さえ多いのであります。これらの人々は、戦後七年間はもとより、また戦時中より通算しますれば実に十数年の長きにわたつて家庭の支柱を奪われ、しかも今日までよく耐え、よく忍んで来ましたゆえんのものは、一に講和条約が発効をしたならばとの期待を持つたためなのであります。 しかるに、事期待に反し、その落胆、焦心は同情にたえざるところであります。さらに一般国民は、戦争の犠牲を戦犯者と称せらるる人々のみに負わすべきでなく、一般国民もともにその責めに任ずべきものであるとなし、戦犯者の助命、帰還、釈放の嘆願署名運動を街頭に展開いたしましたことは、これ国民感情の現われと見るべきものでございます。 およそ戦争犯罪の処罰につきましては、極東国際軍事裁判所インド代表パール判事によりまして有力な反対がなされ、また東京裁判の弁護人全員の名におきましてマツカーサー元帥に対し提出いたしました覚書を見ますれば、裁判は不公正である、その裁判は証拠に基かない、有罪は容疑の余地があるという以上には立証されなかつたとあります。東京裁判の判定は、現在あるがままでありましたならば、何らの善も生まず、かえつて悪に悪を重ねるだけであると結論づけておりますことは、諸君のすでに御承知の通りであります。 また外地における裁判について申し上げましても、裁判手続において十分な弁護権を行使し得なかつた関係もあり、また戦争当初と事件審判との間には幾多の時を費しまして、あるいは人違い、あるいは本人の全然関知しなかつた事件もあると聞いておるのであります。 英国のハンキー卿は、その著書において、この釈放につき一言触れておりますが、その中に、英米両国は大赦の日を協定し、一切の戦争犯罪者を赦免すべきである、かくして戦争裁判の失敗は永久にぬぐい去られるとき、ここに初めて平和に向つての決定的な一歩となるであろうと申しておるのであります。かかる意見は、今日における世界の良識であると申しても過言ではないと存じます。(拍手) |






