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人生に くたびれはてて 肌寒し 篤人
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2013年10月22日
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貿易赤字の拡大に歯止めがかからない。国富の流出が続けば、日本経済再生への道は一段と険しくなるだろう。
政府は「貿易立国」の復活に向け、全力を挙げなければならない。
輸出額から輸入額を差し引いた9月の貿易収支は、9300億円の赤字だった。貿易赤字は15か月連続で、第2次石油危機時の14か月を超え、33年ぶりに最長記録を更新した。
今年度上半期(4〜9月)の赤字も4・9兆円に達し、半期として過去最大となった。
貿易赤字の主因は、全国の原子力発電所が停止し、代替する火力発電所向けの燃料輸入が急増したことである。為替相場が円安・ドル高に振れたことも、赤字拡大に拍車をかけたと言える。
主力燃料である液化天然ガス(LNG)の輸入額は、東日本大震災前から倍増した。政府試算によると、LNGや石油など、原発停止による火力発電の追加燃料費は、2011〜13年度の3年間で総額9兆円にのぼる見通しだ。
巨額の輸入代金が、中東などの資源国に流出し続けている異常事態を看過できない。
安全性を確認できた原発を再稼働し、火力発電への過度な依存を改めることが急務である。
燃料費の増大に伴う電気料金の上昇も深刻だ。東京電力の管内では、標準家庭の料金が震災前より約30%、月額で1800円近く値上がりした。
企業向けの電気料金は、家庭より値上げ幅が大きい。企業がコスト増を敬遠し、生産拠点を海外に移す「産業空洞化」が再び加速しかねない状況だ。空洞化で輸出が減り、貿易赤字がさらに拡大する悪循環も懸念される。
安倍首相は規制緩和など成長戦略を推進し、日本を「世界で一番企業が活躍しやすい国」とする考えを示している。その実現には、安価な電力の安定供給体制を確立することが不可欠だろう。
中国からの太陽光パネルやスマートフォンの輸入が増える一方、アジアなど新興国向け輸出が伸び悩んでいるのは気がかりだ。
政府は法人税実効税率を引き下げ、企業の競争力強化策を後押しすべきである。官民連携による、原発や高速鉄道などインフラ輸出の促進も求められる。
肝心なのは、民間企業が創意工夫で魅力的な商品やサービスを生み出すことである。チャレンジ精神を発揮し、国際競争を勝ち抜いてもらいたい。
(2013年10月22日01時32分 読売新聞)
輸出額から輸入額を差し引いた9月の貿易収支は、9300億円の赤字だった。貿易赤字は15か月連続で、第2次石油危機時の14か月を超え、33年ぶりに最長記録を更新した。
貿易赤字の主因は、全国の原子力発電所が停止し、代替する火力発電所向けの燃料輸入が急増したことである。為替相場が円安・ドル高に振れたことも、赤字拡大に拍車をかけたと言える。
主力燃料である液化天然ガス(LNG)の輸入額は、東日本大震災前から倍増した。政府試算によると、LNGや石油など、原発停止による火力発電の追加燃料費は、2011〜13年度の3年間で総額9兆円にのぼる見通しだ。安全性を確認できた原発を再稼働し、火力発電への過度な依存を改めることが急務である。
燃料費の増大に伴う電気料金の上昇も深刻だ。東京電力の管内では、標準家庭の料金が震災前より約30%、月額で1800円近く値上がりした。 |
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日本で「道路運送法」の改正で、いわゆるタクシ―規制緩和によって、日本のタクシー市場は大混乱に。今回、自民党はタクシーの規制緩和の失敗を「再規制」するということがテレビで報道された。新自由主義は「とにかく、世の中は、自由な競争があれば上手くいく」というものが頓挫したということだ。
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