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文藝春秋10月号で、芥川作家・医師の南木桂士氏は人間ドック卒業というエッセイを書いている。次のようにである。先日、85歳の男性に人間ドックの結果説明を終えたとき、彼は静かに語った。
「この病院のドックには毎年欠かさず入ってきて40年になります。ドック仲間でも進行の早いガンで亡くなっ人や、事故死やみずから命を絶ったひとを何人も知っています。わたしはここで毎年とりあえずの安心を買ってきたつもりです。中略・・・もうこの年になると、若い木も育ってることですし、倒れる時節には倒れれば、林床に光も入るだろうと思えるようになりましたので、今回限りで人間ドックを卒業させていただきます」背筋を伸ばして礼をする老人に、こちらもあわてて立ち、深く頭を下げた。「ご意思を尊重します」と。南木桂士氏は最近人間ドックを卒業していく人が多くなったと。 超高齢社会の中で高齢者の人生観・死生観が変わってきたことの表れではないのか。この世に一定の役割を果たすならば、余生は天命と共に生きるということではないのか。 |
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2013年09月17日
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私は、安倍政権が参院選に大勝利し、その政権基盤を万全のものとしたことによって、日本の保守派(より正確には「保守を自称する人々」)は、もともと駄目だったのだけれども、これから、もっと決定的に駄目になっていくだろうと思う
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ひっそりと 静かに照らす 秋燈(しゅうとう) 篤人
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