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世界はただ がらんとした道もない壁もない 何もない迷路走りだせばいいでも走り出せない月が頭の上でケラケラ笑う自由なのに きみはそんなにも −谷山浩子『月が誘う』
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詩
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空はひろびろ薄曇り、薄曇り、埃りも少々立つてゐる ひよんな眼付で見上げても、眼を落としても…… - 正午 丸ビル風景
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色赤き三日月。 色赤き三日月。 今日もまた臥床(ふしど)に 君が兒は銀笛のおもちやをぞ吹く、 やすらけきそのすさびよ。
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洗面器のなかの さびしい音よ くれてゆく岬の 雨の碇泊 ゆれて 傾いて 疲れたこころに いつまでもはなれぬひびきよ 人の生のつづくかぎり 耳よ おぬしは聴くべし 洗面器のなかの 音のさびしさを/女たちへのエレジー・洗面器
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