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みろ。みろ。みろ。塀のむかうの そこひのない罅間(すきま)を みだれとぶ流星。だが、それは落座する星宿ではない。ひたむきな闘争からのがれて 生活からそれて、円空をさして、さかんにおちてゆく人人の群なのだ
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詩
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どつこかであたしを呼んでゐる たれかがあたしを待つてゐる。ずつと遠くだ。すぐそこだ。
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捕へて見ればその手から 小鳥は空へ飛んでゆく 泣いても泣いても泣ききれぬ 可愛いい可愛い戀の鳥 たづねさがせばよう見えず 氣にもかけねばすぐ見えて 夜も日も知らず、氣儘鳥 來たり往んだり風の鳥
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煉瓦の色の憔心(せうしん)の 見え匿(かく)れする雨の空。
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