真正保守を訴える

日本を愛し、郷土愛に燃える。

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佐々木惣一

「第九条のままで日本は国際的な義務を果たすことができるのか。第九条はそれだけでは十分ではない。世界の平和を維持するには、国際社会を構成する各国の協力が必要で、日本もそれに積極的にかかわっていくべきだ。日本は具体的にどうすべきだと考えているのか」ということが、戦後のある時期に主張されていた。
「われわれはいつもいろんなイメージや考えが折重なるのを経験する。だから現代の小説はわれわれの心の中の渾然としたさまを、整理してしまずに、そのまま表現すべきである」と書いている。

倉田百三

 愛は実在の本体を補捉する力である。ものの最も深き知識である。分析推進の知識はものの表面的知識であって実在そのものを掴むことはできない。ただ愛によりてのみこれをよくすることができる。愛とは知の極点である。(『善の研究』−知の愛)かくの如き認識の愛は生命が自己を支えんための最も重々しき努力でなければならない。個人意識がかりそめの存在を去って確実なる、原始なる、自然なる、永遠なる、真生命に就かんとする最も厳かなる宗教的要求である。この意味おいて愛はそれ自ら宗教的である。かくてこそ愛は生命の内部的なる熱と力と光との源泉たることを得るのである。
 私は恋愛を迷信する。この迷信とともに生きとも滅びたい。この迷信の滅びる時私は自滅する外はない。ああ迷信か死か。真に生きんとするものはこの両者の一を肯定することは怯だであってはならない。私はただ何故とも知らず私が恋愛の天才であることを自覚した。私には恋は一本道である。私はどこまでもこの一本道を離れずに進まなければならない。私は勇んで恋愛のために殉じたい。よしやそれが身の破滅であろうとも私はそれによって祝福さるるに相違ない。
 
これらの、倉田百三の書いたものは・・・・・。人を愛することを真剣に考えていると思うし、西田幾太郎の善の研究も引用されているし博識が現されている。日本にこんな知識人がいたことを想うのである。
 
 
 
 
 
 

 

ドナルド・キーン

高見順の日記「彼は家族と鎌倉に住んでいました。東京大空襲が来ても鎌倉は全く爆撃を受けなかったため、次は鎌倉に米軍が上陸してくるという噂が飛び交います。高見順はそれを信じて、母親を疎開させようと上野駅に行ったわけです。そこで高見は、たいへんな混雑の中を、まったく騒がず、我慢強く、沈着な様子で順番を待つ人々を目撃する。彼は中国での体験を思い出し、中国は同じような時に大騒ぎし、喧しかったのに、それに比べて日本人は素晴らしいと深い感銘を受けます。そしてこう記しているのです。「私の眼に、いつか涙が湧いていた。いとしさ、愛情で胸がいっぱいだった。私はこうした人々と共に生き、共に死にたいと思った」。

倉田百三

 石川啄木の歌に「Yといふ字日記の方々に見ゆ、Yとはあの人のことなりしかな」というのがあるが、私たちは止む得ぬ制限から、そのようになって行く。なにもかも過ぎて行く、けれどもふと折に触れて思い出す時、たまらない気がすることがある。そのような時私たちが祈り得たならば、いかに心行くことであろう。私たちは愛するときほど、人間を限られたものとして感じる時はない。愛が深くて、しかも謙遜な心と心との間には、むしろ人と人とが繋がり合うのに最もふさわしい要件である。
 

 私は孤独というものを人間の純なる願いとは思いません。私は私の側に私の愛する力が働きかけうる人を持たないときは不幸を感じます。倉田百三は「過失」というエッセイに書いています。

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