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アメリカにとって、誰に税金を払うかより重要なことがあるはずだ。ウオール街の利権は国家としての感性をしなびさせ、マッカーサー将軍が陸軍士官学校で語った真理―義務、名誉、国―を踏みにじり、卑しい陰謀と詐欺と「成功報酬」を選んだ。今こそ、この国を元に戻す時ではないか。
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学者・知識人
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小野清美は、ナチズムを思想的にちがった三つつの潮流の複合体として整理している。A、「血と土」と言われるような農業ロマン主義。B、科学者、技術者などの各種専門職による社会工学的ユートピア、C、ヒトラーによる生物学至上主義的=人種主義的帝国主義。これらの三つつの思想が重なりあいつつ主導権を争いをしていた。小野はこれらの中でナチ期のテクノクラートの思想に焦点をあて、彼らの思想を論じている。
「参考 文学界 2010 8 「メガ・クリティック 池田雄一」小野清美さんを池田さんがわかりやすく紹介してくれた。興味があるので感謝です。
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澁澤龍彦とは、サドをはじめ、文化史の闇に息づく妖人奇人悪女のエピソ−ド。幻想と退廃と狂気とエロスの芸術。思想史や科学史の徒花のような奇想や魔術や空想上の動物誌。こころ誘うオブジュの数々。そうした夢の花園の遊泳者にして世に知られている澁澤龍彦。私は彼のような博学な人を知らない。澁澤龍彦が生きていれば、今の日本をどう見るだろうか
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「自由といひ、革命といひ、階級といふ。然しそれらの根底に発動する人間性の自覚なくしては、果たしてそれはいくばくの価値があるのだろうか。深い人間性の自覚に依って芽生えるもののみが、真に人類を導いて永遠の幸福に至らしめるであらう」
日本の左翼運動の誠実さを私は感じる。上野が信じたマルクス・レーニンシュ主義を掲げる国家は冷戦後ほとんど崩壊した。彼のような誠実な人が六十年安保騒動。七十年安保騒動の主体的な全学連ブンドの運動に参加したり、トロッキストやアナーキズム運動に参加したのだろう。
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私たちは今、そんなうっすらとした空気のようなニヒリズムの中に生きている。復興、という声に、それは大事だね、という。除染、という言葉をきけば、それは移染にすぎない、と納得する。しかし、大声はあげない。人に呼びかけることもしない。自分ひとりで黙って肩をすくめるだけだ。それをニヒリズムの広野と、私は呼ぶ。日刊ゲンダイの五木さんの文章です。
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