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神谷美恵子は「ひととしご」で次のように書いている。サンテグジェベリは遺稿となった大作『城砦』の中で「交換」という思想を述べている。人間は何かのしごとに打ち込んで、自分のすべてを献げることによって、自分の生命をそれと交換するのだという。
そのしごとが大工の作業であろうと、刺しゅうであろうと、何でもいい。ともかく我を忘れて努力をつみかさねるうちに、そこにその人間よりも永続的な価値のあるものが生まれ、その人間はやがて年老いて死ぬが、死ぬとき、「その両手は星一杯なのだ」という詩的なことばが記されていると。 神谷は、この思想が大好きで、何度もこの部厚い本を読みかえしてみるとしている。しかしいくらこの美しさに魅せられても、自分自身でこの思想を生きるだけの力がないので、これはただいつも、理想の一つとしてあたまの上に輝きつづけているだけであると。今晩は神谷美恵子の本を読んでいます。 |
思想家
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戦争とはそもそも危険なものであって、これを論ずるのに婦女子の情をもってするほど恐るべき誤りはない。(第一篇第一章第三節)
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ただし政治家が特定の戦争手段や方法にたいして、それらの本質に適合しない効果を誤って要求する場合だけは、政治的な決定が戦争に有害な影響を及ぼすことがある・・・したがって、政治的交渉を指導すべき政治家にとっては、軍事に対するある一定の理解が不可欠といえる。(第八篇第六章B)
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民族主義と国際主義資本主義と帝国主義社会主義と共産主義のような19世紀イデオロギーを主義主張として掲げている人びとは依然としてまだ大勢いるがこれらはもう現代世界のリアリティーからかけ離れている。しかし戦争と革命は今日なお重要な政治課題となっているのである。(『革命について』)
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これまで支配階級が自発的かつ平和的に歴史から退いたことはない。生死の争いにおいて、理性の論理が力の論理に取って代わったためしはない。これは悲しむべきことだが、事実はこのとおりなのである。この世界をつくったのは我々ではない。世界をあるがままに受け取るほかない。(ロシア革命の擁護)
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