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今日も、適菜収先生の、「ゲーテの警告」日本を滅ぼす「B層」の正体を読んでいる。ゲーテは政治には夢や幻想を持つことではありません。「想像力とは、実在しないものを空想することではない。それは現実から離れるものではなく、現実にに照らしあわせて、ものごとを予想し、推測することだ」適菜先生は理念によって描かれた「人類の理想社会」が容易に最悪の社会に転化することは、歴史が証明してきたことですとしている。
だからこそゲーテは、「政治家に理念を求めるな」「国家の弊害に気をつけろ」といったのです。「法律というのはいい気になって幸福の量を増やそうとするよりは、弊害の量を減らそうと努めるべきだ」「最善の政治とは何か?私たちに私たち自らを治めることを教える政治である」適菜先生は夢や幻想を持ち上げる者は、現実の価値を貶めますと的確な言葉を述べている。
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思想家
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「ヨーロッパ諸国民が、平等に向かって前進してゆく一歩一歩は、これら国民を独裁政治に近付けている」(トクヴィル)
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今の日本では構造改革という規制緩和が多くの人が主張している。つまり米国型の社会だ。ゲーテは言う「ある外国の改革を導入しょうとする試みは、自国民の本質に深く根ざした要求でないかぎり、すべて愚かなことだ。そした故意に企てられた革命はいっさい成功しない」と。日本の改革は、伝統・歴史に裏付けたものでない限り駄目だということだ。と考えた。
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尊敬する哲学者適菜収先生は「学問に対して誠実であれ」として 、次のように書いています。近年の思想界において著しく目に立つのは、知識の客観性というものが重んじられなくなったということであると思う。
はじめからある目的のために、成心(せいしん)をもって組み立てられたような議論が多い。 したがって、他の論説、特に自己の考えに反する論説を十分に理解し、その後でこれを是正するというのではなくて、いたずらに他の論説の一端を捉えてこれを非議するにすぎない。 自己批評というものはきわめて乏しい。 単なる独断的信念とか、他の学説を丸呑みにしたものが多い。 |
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十 有 三 春 秋 この世に生まれて一三年経った
逝 者 巳 如 水 死んだものは水のように戻ってこない
天 地 無 始 終 天と地には始まりも終わりもない
人 生 有 生 死 しかし人生には生死というものがある
安 得 類 古 人 なんとか過去の偉人に
千 載 列 青 史 列せられるようになりたいものだ
頼山陽の詩ですが、適菜収先生が次のように書いています。有名な詩でございます。山陽が一三歳のときに作った詩でごじます。それで自分の生涯を顧(かえり)みれば、まだ外国語学校に通学しておりまする時分にこの詩を読みまして、私も自(おの)ずから同感に堪えなかった。ということです。中略・・・。
私はなにかこの地球にMementoを置いて逝きたい。私がこの地球を愛した証拠を置いて逝きたい。
私が同胞を愛した記念碑を置いて逝きたい。
それゆえに、お互いにここに生まれてきた以上は、われわれは喜ばしい国に行くかもしれませんが、しかしわれわれがこの世の中にいる間は、少しなりともこの世の中をよくしていきたいでです。
この世の中に、われわれのMementoを残して逝きたいです。
有名な天文学学者のハーシェルが二〇歳ばかりのときに、彼の友人に語って「わが愛する友よ、われわれが死ぬときには、われわれが生まれたときより、世の中を少しなりともよくして行こうではないか」といった。
適菜先生は実に美しい青年の希望でありませんかと。「この世の中を、私が死ぬときは、私の生まれたときより少しなりともよくして逝こうじゃないか」と。私も適菜収先生の言われるとうり生あるかぎり、少しでもよい国・世のなかになるようにすべき生きて逝くつもりだ。「人生は 秋となれども 世のために 篤人」
「参考 世界一退屈な授業 適菜収 星海社新書」
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