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フリードマン

フリードマンの1962年に刊行した『資本主義と自由』だった。この中で彼は市場主義を前面に押し出し、政府の介入を否定して、、経済政策は流通するマネーの量を一定の速度で増加させるだけでいいと主張した。これがフリードマンの「マネタリズム」である。82年の金融危機にさいしてはフリードマン周辺が提示していた数値を遥かに超える通貨を供給して切り抜けている。プラクティカルに対処したので、危機から脱出できたのである。
 過去のおいて、ケインズは死んだと言われた。そして、今度は、社会主義の死である。市場原理、競争、自由などの言葉が死者たちをムチ打つことによって生気を取りも戻す自由や競争という語の空しい響き。何のことはない、われわれは自由放任と予定調和の時代に舞い戻ってしまったのである。マルクスやヴェブレンやケインズといった時代の批判者が考え説いたことは、まったくの無駄話であったといわんばかりに。市場経済の熱心な擁護者と知られているハイエクでさえ、昨今の風潮には苦りきっているのではあるまいか。言葉や理論や思想というものが、使い捨ての道具ででもあるかのように取り扱われる時代の風潮に。(参考 別冊115 天下国家の語り方 1990年7月26日発行)
 
 
そうです。好況はいい。不況は悪いんです。しかも人災なんです。人災だということは、人智によって取り組む余地が大いにあるということなんです。ここにこそ希望があるのだと思います。
この対談では、岩井教授は「資本主義に理想郷はない」ということを結論としている。冷戦後、一世を風靡したのがアメリカ型の「株式主権論」でした。たとえば2000年に、法と経済学の権威であるハンズマン、クラークマン両教授の手による、「会社法の歴史の終焉」という論文が出ました。この株主主権論こそ、資本主義のいわゆる金融化に、理論的な正当性を与えるものでした。だが、今度の金融危機は、純粋資本主義の終焉とともに、この株主資本主義にも大いなる疑問符を付けるものになった。危機の震源地が株主主権論のお膝元であるアメリカだったことはもちろん偶然ではないと岩井教授は延べているのだ。岩井教授は「資本主義、いや人間の自由の敵は、それは社会主義ではありません。それは、逆説的ですが、自由放任主義なのです。資本主義は純粋化すればするほど効率性も安定性も実現すると主張してきた自由放任主義とまずは決別し、そのうえで、より良い資本主義を模索しつつ、それが不安定になったりして、破れそうになったら、その時ツギあてていく、それしか、私たちの取るべき道はありません。繰り返しますが、資本主義に理想郷はありまん。
ということですね。日本中で新古典派・新自由主義・市場原理主義は何だったのですかね。構造改革もどうしたのかな。
「投機の発端には事業上や金融の技術革新がある。しかし、金融の技術革新と言われるものは、実際にはレバレッジの手法を拡大させているだけである」

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