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「秀吉が「虚勢」と「見栄」を信じようとしたように、いかなる政略家も彼の人生になんらかの幻影をいだかない者はない。それと同時に、いかなる権力者の心にも、無常の風は吹きぬけて行く。永遠の相の下に見るとき、いかなる人間も一片の塵埃に等しい」磯田光一
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好きな・感銘した文章
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「人生がつまるところ乱世のようなものであるなら、人間の生活は根本的には抗争の生活といってもよい。むろんそういう抗争・反目のうちにも、『道鏡』に描かれたような無私の心もある。しかし観念の外被をはがせば、人生は戦乱の縮図であることに変わりはない」狂人遺書(坂口安吾)
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人生五十年
化転のうちをくらぶれば 夢幻のごとくなり 一度生を得て 滅せぬもののあるべきか 信長終生熟愛の謡であり舞であった。彼の人生観ぐらい明快なものはない。この謡の文句で足りた。イノチをかけていたからだ。『織田信長』…坂口安吾 |
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永井荷風について、磯田光一は次のように書いた。「荷風が体現していた生活理念ーそれは『不幸になる自由』を確保したことにあった、と私は思う。私が世の前向きの社会改良家を好まないのは、不幸になる自由だけが人間の採集的な栄光であるという思想を、まったく理解しようとしないからである」と。
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「芸術的交流体の中で作品をつかまえる方法はアガペ的芸術感が現代文学に反省を求めた作家の孤立や分裂を防ぐとともにエロス的芸術観が主張する反抗と生命力を認めるものだ。芸術のもつ二つの機能、交流と個性とは現代文学の中でも共存することが可能なのである」遠藤周作
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