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曠野の歌 伊東静雄

伊東静雄の「曠野の歌」はおのれ自身のまく花が、そのままおのれのなきがらを曳く馬の道標となるアイロニカルな風景である。つまり「非時の木」を見てしまったからである。つまり人が永遠と呼ぶあの非時間にのめりこんでしまい、しかもそこで何ひとつ見なかったからだ。そこはまさに非時だったから。
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幸せとは 篤人

幸福感というものは
悲哀の川の底に沈んで
幽かに光っている
砂金のようなものではないだろうか。
「斜陽」太宰治
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「今日の状況で、本ものの反抗、本ものの創作をとげていくためにはわれわれはもっともっとむきになって息せき切り、走りつづけなければならない。私もみずからにそう願う。私は身辺に、年長の友として太郎さんを持ったことを、顔を合わせ、あの早口のまくしたてを聞くたび、幸せと思うのだ」【むきむき岡本太郎】石原慎太郎
「男は何であろうと別れた女を気にするが、女は殆ど気にしない。つまり、女は相手が何であろうと、相手と結ばれている今現在、その相手に自分を預け同化しようとすることに幸せを感じる。男と女の間柄に関して、女には、現在(いま)しかなく、男には、いつも結局未来しかない」石原慎太郎
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大岡信は「あはれ」というただ一語が、心の衰えの極にあって、ああ、という溜息ひとつに生命の火が集まり、ともなっているというわけだが、このことはひるがえっていえば、ただ一語の言葉が、ただ一語の言葉が、ようやく一人の人間を支える最後のものだという実感の表明でもあろう。と書いている。
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