オーディオ エージェント

ヴィンテージオーディオを楽しみましょう。いつの間にか6年目を迎えました〜。

全体表示

[ リスト ]

イメージ 1

- Goodman AXIOM80 -

●ヤフオクにて、グッドマンのあのAXIOM80を見つけました。EJジョーダン(Edward James Jordan)が開発したフルレンジユニットとして有名ですが、実際はジョーダン氏は開発ではなく民需に転用するときの技術スタッフだと本人が来日したときにヒノオーディオで言ってました。ジョーダン氏といえば、私の大好きなジョーダンワッツのモジュールユニットを開発し、その後はALR/ジョーダン、EJジョーダン社で活躍された、名実共にメタルコーンの第一人者で〜す。
 グッドマン社は1935年にイギリスで設立されたオーディオ専門メーカーで、AXIOM80という軍用スピーカーで有名になりました。現在でも会社は残っており、ポータプルCDプレーヤーなどを発売しています。
 さて、この超有名なAXIOM80ですが、元が軍用のためコーン修理を容易にする構造となっており、このあたりが扱いづらいユニットの原因となっているようです。いろんな雑誌に、扱いにくいユニット、アンプを選ぶユニット、など酷評でありながらも同時に、使いこなした時の音はたまらなく人を魅了する、など絶賛記事にも事欠かない何とも変なスピーカなんです。

●AXIOM80は、f特20〜20kHzで、15Ω、12Wという真空管時代の製品となります。でもフルレンジとしては信じられない帯域を持っていますよね。そして、foが20Hzとなっており、通常では考えられない低foです、よほど振動板が軽いのでしょう。その割りには重量が4.2kgと鉄の塊のような重いユニットです。
 その理由ですが、裏面を見るとグレーの鋳物そのままの粗いつくりのフレームに真っ赤に塗装された円筒型の外磁型マグネットが付いていまして、これが磁束密度17500ガウスという強力な磁気回路なんです。前面から見ると、ダンパを取り付ける鋳物フレームが格子のようになっています。重量級って面持ちです。更に、口径は24cmという特殊なサイズで、ストレートに近いコルゲーション入りの硬い紙質のコーンに、大きめの硬質にプレスされたダブルコーン、センターキャップなしという大変特徴的な形をしています。
 特筆すべきは振動板の支持方法ですが、世界でもこれだけという特殊なつくりです。写真でおわかりと思いますが、普通ならコルゲーションダンパーに、エッジはダンプ剤が塗布されて振動を吸収しているものですが、このAXIOM80は、エッジもダンパもベークライト製、エッジレスでコーンを三本の樹脂系リボンで支える形状で、それをドライバ1本で交換できるようにフレームにネジ止めされています、緩むと低域でビビリそう。もともと軍用だったため、音よりコーン紙交換を優先した設計で、オーディオ用途では考えられない構造ですが、民需としてもモニタ用だったようです。

●私は、AXIOM80ではなくて、301を聞いたことがありますが、イギリス風の渋さと抜けの良い聞きやすい音のするいいスピーカだなぁと思いました。さて、同じグッドマンのそれより遥かに名機として有名なAXIOM80ですが、低音がまるっきりでない、中域はカンカンと妙な共鳴がつきまとう、高域では耳を刺すようなひどい音、なのだそうです。推奨するボックスに入れて、アンプを選んで、ぴったりくればこれほどのスピーカはないということなんでしょうが、、。
 私の勝手な見解ですが、軽量コーンに強力な磁気回路という高能率タイプなのでオーバーダンピングのため低音が出にくくてハイ上がりなのだと思います。更に、ダブルコーンの干渉による中高域でのディップがあるはずで、おまけにベークライトのエッジとダンパが共振して、高域になるとピークディップの連続で、これが耳を刺すような歪感を伴うのでしょう。たぶん両端がかまぼこのf特でピークディップが多いわけですから、最近のフラットアンプのみってのは高価でもダメで、トーンコントロールで音質が劣化しないプリアンプ(となるとお値段もそれなりになってしまいますが)が必要そうです。そして低出力ながらオーバーダンプをハイスピードで動かしきる電力と高域を柔らかめにするようなパワーアンプ、となるとNFBの少ない三極管のPPアンプあたりが欲しいのかなと思います、(出品者の方は凄くて300Bシングルを使われていたようですが、これは高いです)。昔は扱いづらかったのかもしれませんが、現在ではそんなに難しいアンプ選びではないように思いますねぇ。ちょっと金食い虫ですが、悪戦苦闘という時代ではなさそうです。
 ただ、大変個性的なスピーカなので、どのようなジャンルの音楽をもAXIOM80の音にして鳴らしてしまうようです。ところがこれが、バロックなどの弦楽器を中心とする器楽曲や女性ヴォーカルとなると、軽快で高域までツンと通った鳴り方が大変魅力的となって多くのファンの心をつかんでしまうのではないでしょうか。

●価格は開始価格\18万です、私としましては絶妙な設定だと感心したのですが、この時期だからでしょうか0BIDです。ユニットだけでも古いものでも\10万くらいはしますので、新品同様となると18万くらい、これにヒノ製でしょうか、エンクロージャもつくとなると、\25万が相場、\10万で即買いと勝手に値付けいたしました。扱いにくいと言われながらも、多くの人を魅了して止まない名機です。今回は、エンクロージャ付きでユニット未使用と、お買い得感がありますね。

★↓クリックお願いします にほんブログ村 ブログランキング★
https://pckaden.blogmura.com/pureaudio/

閉じる コメント(3)

顔アイコン

これは聞いてみたいですね。

ばっちりセッティングするとどんな音が出るのか。ばっちりでなくてもどの程度まで出るのかやってみたいですね。
QUADの真空管なんかが合うのでしょうかね。

自宅に持ってきていただければつないでみます。
是非持ってきてください。気に入れば、エージェントさんの即買い価格なら買うかもしれません。

宜しくお願いします。

りちゃ hiro

2011/5/2(月) 午前 0:58 [ richard ]

顔アイコン

りちゃさんおはようございます。
QUADのトーンコントロールでもよさそうなんですが、高域がやかましいかもね。低音はたぶん出そうにありません。即買い価格ならねぇ、ほんとに、即買っちゃうんですが、、。どっかの喫茶店にでもおいといてくれませんかねぇ。

2011/5/2(月) 午前 7:38 [ オーディオエージェント ]

顔アイコン

初めまして。

AXIOM80は、その昔ヒノオーディオで聴いた事がありますが、その時は6CA7PPアンプでドライブしていたと思います。
低域は若干出にくいとは感じましたが、不満と言うほどではありませんでした。

それと、サンオーディオにも置いてあって、そこでは2A3シングルのドライブでウィーン少年合唱団を聞かせて頂きましたが、魅惑の音とでも表現すれば良いのでしょうか、一度聴いたら虜になります。

2013/2/3(日) 午後 6:49 Chaos


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事