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<オークション:b116381952 CROWN IC-150Aクラウンプリアンプ Ends 5月9日22時7分>

- CROWN IC-150A -

●ヤフオクにて、クラウンのあのIC-150Aを見つけました。CROWN社は、その実力で今でも高い評価を得ている米インディアナ州にある業務用音響機器メーカです。1947年にRubyとMooreによりIREC(International Radio and Electronics Corporation)として創業、当初はオープンデッキも作っていました。1975年にIRECのスペルが長すぎるということで、CROWNに社名変更しています。チャンネルディバイダーや民生用アンプなどを開発していた時期もありましたが、2000年にハーマンインターナショナルグループの傘下に入り、現在ではプロ用パワーアンプ専門メーカとなっています、D-45が現役ですねぇ。
 CROWNのアンプは以前からJBLとの相性が良く技術力の高さでプロから信頼の高かったブランドですが、日本では商標の関係でAMCRON(アムクロン)というブランドで販売されています。プロ専門メーカなのですがきまぐれでIC-150のような民生オーディオ用のRCA端子主体のプリアンプを製造していたこともあり、その性能は名機といわれるオーディオ機器を軽く凌いでいると言われています。しかし、残念ながら音のことしか考えていなかったようで、デザインを良くして高く売ろうという気配は感じられません。デザインは無骨で味気なく、気品あるリビングに合う高級感あるデザインではありません、音はすばらしいのですが。
 で、そのきまぐれというのが今回のプリアンプなのですが、1970年にIC-150として発売、1974年にIC-150Aとなり\193000で、1983年まで販売されていたはずです。Aが付くことでパネルの雰囲気が若干変わり、前面にヘッドフォンジャックとAUX3の入力端子が追加されましたがツマミの配置は変更ありません。

●IC-150Aはクラウンのプリアンプとしては最も有名といえる名機です。アンプの型名の由来となっているのがオペアンプICを使ったプリだからということ。確かに回路図を見るとオペアンプだけのシンプルなプリアンプです。
 ただですねぇ、150と150Aの回路図を見比べてみますと違いがあって、Aがついただけではなさそうなんです。しかもIC-150のときのフォノにはオペアンプLM301Nの記載はありますが、回路図はディスクリートで構成されていてあれ?って感じ、ラインのオペアンプにはモトローラのMC1439Gが使われていて、これはタコ足と呼ばれる缶タイプのICです。150AではフォノにはLM301N、ラインには1回路FET入力オペアンプLF356Hが用いられています、マニュアルには8PINのDIPの形で掲載されていますが実際には缶タイプも使われていたようです。
 しかもそれだけではなさそうで、時期によって使われているオペアンプの型番に違いがあったり、150Aは基板自体も6〜7種類あるようなんです、150では回路図は3バージョンありました。そもそもオペアンプはモノによって数千円〜百円位まで価格に開きがあるので、オーディオ用は最高価格のものかと思っていましたが、どうもそうでもないようです。1回路18Vで型格仕様が合えばどのオペアンプでも良いのでしょうが音は変わってしまうでしょうね、新しいところではバーブラウンのOPA134などで解像度を上げてみるなど好みの音に改造するとか、図太いオリジナルの音を追及するかとか、、これは意見の別れどころになりそうです。また、経年変化でコンデンサやボリュームのガリが出てる場合も多いです、このボリュームは米CTS製で今でも購入可能、1000円弱とそんなに高くありません、ギーターアンプなんかに良く使われています。
 f特は3〜100kHzと広帯域で、歪は20〜20kHzで0.05%以下と低歪、SN比95dBと高性能機です。音楽的にも優れた音質は現在でも愛用者が多く現役で多数活躍、修理記事なども抱負にあります。国内ではそれなりの価格で見かけますがUSでは大変安く、信じられないコストパフォーマンスです。重量は9.1kgとわりと重く、電源系がしっかりしている様子が伺えます。120V仕様ですが150Aは100Vに変更できます。125Vの場合ステップアップしないでそのまま使うとリレーが誤動作するようです。

●低域での力感があり、からっとしたサウンドで往年のALTECやJBLとの相性はいいようです。Jazz向きってことでしょうか。SNも高く解像度もそこそこあって、がしっかりとして音の芯が強いのが特徴。細部にこだわらずに大づかみにぴしっと決める傾向があるので、解像度を求めるならより新しいSL-2などの方が良いようです。クラウンのプリアンプは、IC-150からSLシリーズ、PSLシリーズとなるにつれ、だんだんと音がクリアになる傾向にあり、図太さより繊細さが増してきているようです。
 Jazzの好きな方で図太さが欲しい方には150Aはお勧めの逸品でしょうねぇ。

●価格は開始価格が\79500と高額なため0BIDです。ヤフオクやイーベイでは150、150Aがいくつか出品されていますが、この出品者の画像がとても綺麗だったので使わせていただきました。
米国ですと$200あたりですが、日本ですので\4万が相場、\2万で即買いと勝手に値付けいたしました。今回はケースなしですが、かっこいいウッドケースもあります。やっぱり画像は大事だなぁと痛感しました、一見してとても綺麗で品質が良く音も良さそうに見えます。
それにしても日本と米国でかなり価格差のあるアンプですねぇ。

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<オークション:145868447 marantz 真空管ネットワークデバイダー Ends 4月 3日 22時 20分>

- Marantz Model3 -

●ヤフオクにて、マランツのあのModel3をみつけました。model5の一年前の1957年に発売されたチャンネルデバイダです。1957年はNHKのFM放送開始だそうです。model4(電源)とセットだったようで、当時\1万位で売られていました、ステレオで\2万、これにウッドケースですから当時としては結構な値段だったわけです。
 私はチャンデバを使ったことが無いのでオヤ?って思ってしまいました、2Wayなのでクロスオーバは1ポイントのはずですが、周波数切り替えスイッチは二つあります、なので(ああ左右で独立なんだ)と思っていましたがハズレ〜、モノラル仕様です。正解はLowとHighで独立なんです、これだとクロスポイントをHighとLowで意図的にズラして調整できることになります、当然レベル調整もできるようになっています。何でもできて良いのですが、こんなことするからマルチは設定が大変だってことになるんだなと思いました。私なんかではとても調整できませ〜ん。調整機器も一緒に発売してもらいたいです。
 マランツは早くから、混変調歪やセパレーションの対策としてマルチを考えていたようで、当時のカタログには「なぜマルチがいいか」というRoyAllison氏の文献を参考に載せるなどして啓蒙にも一役買っています。というわけで、今回がマランツの真空管シリーズ最後となりました、おさらいしますと、#1、#7がプリアンプ、#2、#5、#8、#9がパワーアンプ#4が電源で、#6が#1のステレオアダプタ、#10がチューナ、そして#3がチャンデバでした。

●さて、このmodel3ですが、電源はmodel4を使います。model4はセレン整流子を用いたマランツ得意の電源です。整流はセレンじゃないとだめだというマランツファンの方も大勢います。見かけ上ツマミが4つあって、上の二つがクロスオーバポイントの切り替えです。新品だとここにはプラスティックのカバーがついています。ポイントを間違えて切り替えてしまってトゥイータを破損しないようにするための保護だそうです。下の二つはレベル調整です。このmodel3は2Wayモノラルなので、二台必要、3Wayにする場合はこれをカスケードに接続して使うことになり、合計四台必要になります。2Wayデバイディングですが、帯域としては3Way帯域でのクロス可能も想定しているために、100Hz〜7kHzまでの12ポイントで切り替えができるようになっています。
 スロープは12dB/octで、ポイントはきっちりとではないですが、ほぼ1/2オクターブ間隔です、使いやすさを考えての設定なのでしょう。余談ですが、近年のグライコなんかは大体1/3オクターブが多いですね、これは人間の聴覚の周波数分解能に起因していると思います。人間の周波数分解能は周波数帯域によってずれますがほぼ1/3オクターブなので、これに合わせているのでしょう。また、工学的には周波数は対数表示なのでオクターブは周波数2倍(Log2)つまり10Log2=3となるのでオクターブ内を3分割するのが手っ取り早いとなりますねぇ。なわけで結局1/3オクターブ分割が使われています。
 増幅には12AX7を3本使っています。双三極間なので、合計6個となります。LowとHighを初段の後に分割するのではなくて、入力後いきなり並列にして、初段のあとフィルタを介して、後ろ二段でゲインを稼いでいます。このため、それぞれ3段必要となり、12AX7を三本使用ということになってます。

●さて、マルチにすると調整大変なので、こんなもの使って音を聴いたことなんてありません。オーディオショップでもマルチできちんと調整してすごい音で鳴っていたという記憶がありません。オペラではゴジラの口より大きかったり、あれこんな声だったっけって思ったり、ギターがドラムより後ろに定位だったりと、まあがっかりしたことしかありませんでした。
 さて、マルチを組むときにアンプをどうつなぐか悩まれる方がいるようです。ステレオパワーアンプを、左右の高域と左右の低域に分けるか、左の高低と右の高低にわけるか分担の話です。同じアンプなら左右に分けたほうがセパレーションがいいでしょうが、違うアンプなら当然高域、低域で分担させるしかないことになりますが、そもそもステレオアンプを使うこと自体が?と思ってしまいます。マルチにするなら、フルモノラルじゃないとだめなんじゃあないかなぁ、、と思っているわけです。まあコストの問題ですが、、、それだけマルチってのはセレブ向けシステムということではないでしょうか。と、グチグチいっていますが、つまりまともなものを聴いたことがないんです。
 でもしっかり調整されるとすごいんでしょうねえ、セパレーションが良くて、逆起電力の問題もなくて、歪の無い音ってのがどういうことになるんでしょうか、、、。まさに究極ですねぇ、こんなことを1957年にすでに考えていたというのがマランツ社の凄いところです。

●今回の出品ですが、開始価格が\30万となっています。プラスチックの保護カバーはついていませんが、全体的に綺麗な方です。もちろんウッドケース、電源も付いています。とはいえこの価格ですから0Bidです。めったにないのでプレミアも付くでしょうが、それでも\10万が相場、\4万で即買いと勝手に値付けいたしました。画像を見る限りでは、程度がよく丁寧に使っておられた様子です、model3が世の中に出ることはめったになくて私がヤフオクで見かけたのはこれが始めてです、大変貴重な出品だと思いますね。価格がかな〜り高めですが、ほしい人はさっさと買わないと二度と手に入らないかもしれませんねぇ。

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<オークション:390247222993 Pr Marantz Model 5 Tube Amplifiers, Consec SN, Clean Ends Oct 31 PDT >

- Marantz Model5 -

●イーベイUSにて、マランツのあのModel5をみつけました。#2の二年後の1958年に発売されたモノラルパワーアンプで、米国では155ドルで発売されていたようです。この年にはステレオレコードが登場しています。
 次機種なのに、#3と#4が欠番ですねぇ、開発に失敗でもしたのかと思えますが、そうではなくて、#3は2ウェイ・マルチアンプ用のクロスオーバユニットで、#4は#1や#3につなぐパワーサプライの型番なのでしたぁ。#3は#5の1年前の発表なので、クロスオーバと組み合わせるマルチアンプとして既にこのとき#5が設計されていたということになりますね。ついでにこの後の名機#7もこの年に発売されています。で、また#6が欠番に見えますが、#6は#1をステレオ使用するためのアダプタです。ついてですが、#8がステレオパワーアンプ、そして名機#9へと続きます。#10というのはないのかというと、これはですねぇ、チューナになるんですよ。この#10というのがまた歴史に残る超名機なわけです。これで管球式は終わりとなります。

●6CA7のウルトラリニアで30Wの出力です。この#5の回路構成は#2とほぼ同じなんです。初段は5極管6BH6の三結、次段は6CG7のカソード結合型の位相反転段、そして終段が6CA7のPPとなっています。ところが、内容は洗練されているようで、#2では位相反転段のカソードに193Vかかっていたのが#5では104Vに、初段のプレート電圧は185Vから93Vにさがっています。また、6CG7による位相反転段のグリッドに繋がっているコンデンサーはグッドオール社製が採用されています。
 一見かっこいいのですね、トランス類はまとまってケースに収められています。しかし、中では電源トランスは密閉ケースに入っていないまま、アウトプットトランスにくっついて配置されています。そのため、ショートリングでハム対策が施されています。このあたりだけを見ると#5は#2の簡略版ともいえますが、回路は逆によく吟味されたつくりになっていて、縦型のすっきりしたデザインから考えても、マルチチャンネル用に#2をリファインしたものといわれているのもうなづけます。設計者のシドニースミスがもっとも好きなアンプだったそうですが、デザイン、性能ともなかなかのものです。

●聴いたことがないのでなんともいえないんですが、#2よりもワイドレンジになりましたが、反面、力強さがあまり感じられなくなっているようです。#2では最新のCDでは厳しいものがありますが、#5ではまるで現代アンプで聴いているかのように低域も伸び、高域もそれまでの機種では再生が難しいシンバルの余韻までも見事に再現することが出きるようです。現代的な音ではある反面#2のような図太さがなく全体的に音がやせて聞こえるようです。#1よりも#7と組み合わせることで、高域の特性が改善され、同時にぐっと深みが増して現代のソースにも立派に対応できると評する人もいまして総じて高い評価ですね。私としては、#5はやはりマルチアンプで使ってみたいものです、ずらっと並んでいる様はさぞ圧巻でしょうねぇ。

●提示価格は$4,995.00(約\49万)です。なにせ50年経っていますから程度の良いものは少ないと思います。ほどほどのもので\35万が相場、\18万で即買いと勝手に値付け。model5はめったに市場にでてこない一品です。ちと高いですが、シドニー・スミスのお気に入りの作を手に入れるめったにないチャンスをどうでしょうか。

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<オークション:m69859360 JBL【SG520】Ends 3月4日11時25分>

- JBL SG520 -

●ヤフオクにて、JBLのあのSG520をみつけました。1964年にJBLが初めて発売したプリアンプで、1970年頃に\268,000で売られていました、超高級プリアンプですね。トランジスタがオーディオアンプに使われるようになったのは1960年代のことですが、トランジスタは当時、真空管に比べて音質評価の低いデバイスでした。そんなトランジスタアンプの悪評を覆したのがSG520プリアンプとSE400Sパワーアンプです。JBLのスピーカを上手く鳴らすために作られたものですが、発売早々に名器として評判になりました、なにをやっても流石はJBL、そんな感がありますね。
 さて、今回のSG520は一目見てそれと分かるデザインでしょ、グラフィックコントローラーとネーミングされていました。この斬新なデザインはパラゴンの設計者でもあるアーノルド・ウォルフの手によるものです。奇をてらったものではなく、セッティングポジションが一目で分かるというコンセプトでデザインされたそうです。ランシング亡き後、JBL社を引き継いだ社長のウィリアム・H・トーマス氏と、アーノルド氏のコンビは、スピーカーだけではなくアンプデザインにおいても抜群だったわけです。回路設計は天才エンジニアと謳われたバート・N・ロカンシー(1919年〜1994年)です。JBL時代はアンプというより075やLE15A7などのスピーカユニットの設計で有名ですね、そのロカンシーなんです。
 彼は、JBL退職後にエド・メイとともにGAUSS社を創立し5831Fウーハなどの名品を生み出しました。ガウス社は、日本ではシャープと共同ブランドであるガウスオプトニカで知られていますが、現在はエレクトロボイスに買収されています。バートに関係のある日本メーカでもう一つ、1975年当時JBLの副社長であったバートを技術顧問に迎え入れて国産オーディオ技術の向上に努めた会社があります、パイオニアです。
 というわけでバートは晩年、パイオニアのエンジニア育成に力を注ぐことになりました。そして、レイ・オーディオの木下氏(元はパイオニアのエンジニア)など、優秀なエンジニアを輩出しました。パイオニアは彼の遺産というべき成果としてTAD(Technical Audio Devices)ブランドを立上げ、現在でも高い評価を得ています、本当にすごい人ですね。

●SG520はW396×H173×D337mm、回転型のツマミを一切使わず、ストレートライン型のコントロールとプッシュボタンスイッチだけで構成されたコントロールアンプで、初期型から後期型まで型番は変わっていませんが、内部の回路には変更されています。特に初期型はPNP型ゲルマニウム・トランジスタが使われており今でもファンが多いんです。スイッチを入れると突入電流でトランジスタを飛ばしてしまう恐れがあるので電源を入れっぱなしにしている人が多いとか、、、。二度と手に入らないデバイスですから気を使いますねぇ。
 フォノイコライザーはPNP3段構成、トーンコントロールを含むラインアンプは6段構成、うち4段がPNP型となっています。オシレーターもPNP型、電源には-21Vの負電源となっています。f特は公表値20〜20KHzと狭帯域、出力3V、感度はPHONO 6mV、AUX 300mV、全高調波歪率0.15%と並レベルですが、音の方は素晴らしいです。スペックに頼ってもだめだという例ですね。トーンコントロールは高域20kHzで+21〜-17dB、低域20Hzで±17dBをコントロール、ラウドネスコントロールもついています。
 変わった機能としてはANBS(オーラルヌルバランサ)を搭載していることで、これは1kHzのテストトーン発振器を内蔵しており、プリとパワーとスピーカをF22ステレオバランスパワーリレーという黒い箱につないでバランスコントロールができるようにするものです。フロントはアルミパネルですが、パワーアンプSE400Sの仕上げと合わせたゴールドパネルのSG520G(ゴールドモデルのG)や、電源電圧の切替えが可能なSE520E(エキスパートモデルのEらしい)などがあります。

●SG520は最初の10台が試作モデルでゴールド、シルバー、ブラック、ヘアラインデザインのものがあり、日本でこれを所有しているマニアもおられるとのこと、すごいですねぇ。音質は西海岸サウンドです、低域はぼやけてなく解像度があり高域までカラットして音像の輪郭がくっきりする感じです。SE400と繋いで、往年のJBLスピーカを鳴らすと最高なのでしょう。音の芯が太く迫力がありながら繊細な表現も出来るというわけで歴史に残る優秀アンプですが、古い音という表現が一番しっくり来ると思います。しかし、この古い音を聞くと新しい音がいいのだろうかと疑問に思ってしまうほど陶酔の音楽を奏でます。

●たまに見かける中古はやはり年代のためかなり痛んでおります。今回は状態が良いようですが、開始価格が\50と高額なため0BIDとなっています。\35万が相場、\18万で即買いと勝手に値付けいたしました、これでも当時の販売価格よりも高いですねえ。グラフィックコントローラー付きのJBL最初のプリアンプ、なかなか手に入らない名機です。

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<オークション:132597027 DIATONEダイアトーンパワーアンプDA-A100 Ends 2月9日22時54分>

- DIATONE DA-A100 -

●ヤフオクにて、ダイアトーンのあのDA-A100をみつけました。1973年に\25万で発売された最高級アンプで、プリアンプDA-P100とペアとなるものです。もう40年近く前の話になってしまいました。DA-P100はウッドケースに入ってとてもカッコイイなぁって思っていましたが、今回のこのDA-A100の方はあまり記憶がありません、今思えばデザイン的に今ひとつだったからでしょうね。ダイヤトーンはスピーカーの名器の数に比べてアンプで名器といわれる作品が少ないメーカですが、DA-A100はこれを払拭するかのような贅沢な作りで三菱電機の音響技術力を知らしめる名器となりました。ダイヤトーンの代表作でスタジオ標準原器ともいえる2S-305をドライブするために作られてたのでしょう、スピーカ端子がキャノンになっていたりデバイス保護回路が付いていたりとプロ用途を意識した設計です。

●構成は電圧増幅、電力増幅の2ブロック構成で十分な利得とS/Nを獲得していますとカタログに大々的に書かれていました。360mm×223mm×268mmとそう大きくない割には16kgと結構重く贅沢な部品使いで、特性は高調波歪0.1%、混変調歪0.15%、f特10〜30kHz、DF200とまずまずです。ドライバ段でゲインを得、パワー段をシンプルにし、全体に多量のNFBをかけることで安定した高S/N比を実現させようというもので、凝った回路というわけではありませんが変わった構成をしています。
 まず、ドライバ段はローノイズTrを3段直結にした構成で、初段はエミッタ接地でIcを60μAまで抑えた高S/N比を実現、2段目にもエミッタ接地、3段目は何とパワトラ2SC1445と2SA765のコンプリメンタリをエミッタフォロワで使用し20dbのゲインを得ています。これだけでもプリアンプ+パワーアンプみたいな構成ですね。
 次に、パワー段ではドライバ段のゲインを高くとったことで、高域遮断周波数の高い有名パーツであるモトローラ製のパワトラ2N5630(NPN)と2N6030(PNP)(Pc200W/Ic16/Vcbo120V)をシングルPPで使用することができ、パワーレシオ3を実現しながらもノッチ歪を減少させ、5kHz以上の可聴高域のにごりを解消しています。全体的に高音質パーツを使用しており、高調波ひずみや相互変調ひずみも改善しています。
 電源については、公称4Ωで150Wを実現しており動作時には1〜2Ωになる場合もあります。それでもクリップしないレギュレーションが保証されていなくてはならないわけですから、それだけ強力な電源が実装されているということになります。実際、当時電源トランスに一般的に採用されていたEIトランスより損失の少ないカットコアトランスで400VAという大型のものを、平滑コンデンサーには22000μF/36Aという大容量のものを採用、更に整流器にはラジエータが装着された30A対応のものを搭載し、B電源の出力インピーダンスを極めて小さくしています。40年前から既にスピーカの低域再生時における低インピーダンス駆動対応が図られているところがさすがダイヤトーンの面目躍如たるものがありますねぇ。
 またプロ向けの特徴として保護回路があります。4Ω動作時には200W以上の電力を消費することになりパワトラが高熱になります。ヒートシンクの温度が100℃に達すると働く温度検出型の保護回路と、すべてのパワトラに1個ずつ取り付けられたコレクタ損失を検出して働く保護回路でデバイスやスピーカを保護します。

●ダイヤトーンとしては珍しいセパレート型として発売、しかもパワーアンプから先の発売となりました。それだけ気合の入ったアンプで、高品質パーツ贅沢に使って入念に仕上げられたアンプといえます。個別に実測データが添付されていたということからも自信の程が伺えます。
 癖がなく、低歪でクリアな高域と温かみのある中低域、迫力のある低域とバランスとれた傑作です。オーナーからは音の分離がすばらしいく、シンバルは今まで聞こえなかった音がしっかりと聞こえ、打楽器も迫力、生々しさが加わり、ボーカルもぐっと前に出てきてまさに肉声が迫るとのこと。巷で名声を得るにふさわしい鳴りっぷりですね。

●現在\1.5で7Bidsとなっていますがもう少し値上がりしてもよさそうなものです。\5万が相場、\2万で即買いと勝手に値付けしました。オークションでははじめてみました、最初で最後の買い物かもしれません、ダイアトーンファンにはお買い得な価格だと思いますね。できればDA-P100もセットで使ってみたいものです。

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