京都のまつ

マルチアンプ駆動と精緻なタイムアライメントへのこだわり

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4Wayへの移行準備

  過去のホーンシステムであった頃は、最大6Way構成にしていた時期があったが、現在のダイレクトラジエーター方式のユニット構成になってからは、3Wayでも充分な繋がりが得られていたので、敢えて4Wayにする必要性を感じてこなかった。
 特にScanspearkのハイエンド・ユニットを使ったストーン・チューブ(STS-1)を製作してからは、38cmウーファーの再生上限周波数を100Hzまでにとどめ、レスポンスの早いミッドレンジで100Hzまでの下げることで、小口径ウーファーでは不十分な重低音と大口径ウーファーが不得意な反応の早い低音の両立を目指して好結果を得てきた。
 しかし、ミッドレンジを更にスピードの早いAccuton製のダイヤモンド・ツィータと17cm口径のセラミック・ミッドレンジ(STS-2)にしたことで、ユニットの特性からミッドレンジを100Hzまでフラットに再生するには無理が出てきたので、都合良く手入れたAccuton22cmのセラミック・ウーファ・エンクロージャーを密閉に改造してミッドバスとして追加する4Way構成にしてみた。

イメージ 1
 今回の4Wayを試行する前には、Accuton22cmウーファーを低音にした3Wayを試してきた。

 しかし、Accutonの反応の速い低音を期待したのだが、結果はレスポンスの悪いひ弱な反応の低音に終始する結果に終わったのであった。
 これは、白木のエンクロージャーが、あまり強固な構造ではないことに起因している要素もあるが、22cmウーファー1発では力不足であった。
 4Way構成の低音は、いくつかのクロスオーバー周波数とスロープを試した結果、ストーンチューブのミッドレンジを2500Hzから250Hzまでとし、低音域を250Hzから80HzまでをAccutonのセラミック・ウーファーとJBL-1500AL2Wayに分割することにした。
 この結果は期待以上の成果で、速い低音に量感のある重低音が両立し、激しいティンパニーや大鼓が連打するアルバムも皮の張りを明確に表現できる、高次元のサウンドに変貌した。

イメージ 3

イメージ 4
 JBLでは、通常800Hz程度まで使われる1500ALを実質サブウーファーレベルの100Hzまで下げて使ってきたが、まだ38cmウーファーでは、22cmのセラミック・ウーファーの中低域におけるトランジェントには劣るということを実感させられる結果になった。

 今回の4Way化は、250Hz以下の再生音域の改善とは言え、中高音域も含めた全体のリニアリティが向上して、もう3Wayには戻れない印象である。

イメージ 2

 拙宅のシステムは、チャンデバのカットオフは、96dBの急峻なスロープにして隣接チャンネルの重なりによる濁りを最小限にしているが、この設定はディバイダーの遅延がかなり大きくなることから、各音域のタイム・アライメントを正確に調整しないとかえって繋がりが悪くなるが、その遅延時間の精緻な調整と低歪で高速なユニットで原音再生を追求してきたが、そのレベルのサウンドが、まだここまで変化する余地があったのかと驚くばかりである。

 いよいよ、オーディオライフも終盤になって、小生の求める桃源郷の域に到達したようにも感じることから、この低音域の暫定的な4Way構成の脆弱なミッドバスのエンクロージャーから更に強固なエンクロージャーにレベルアップしてハイエンド・スピーカーの最終型としたいと思っている。
 過去には、38cmのダブルウーファーで低音のスターガードライブもどきの2Wayドライブを試み、好結果を得た経験があるが、あれから概ね10年が経過するが、その頃と比較すると全く次元の異なるサウンドに到達したことに感慨深いものを感じる。

 むろん、スピーカー・システムのレベル向上だけではなく、伝送系のデジタル化の徹底も背景にあることは間違いないが、いずれにしても、小生に可能な環境の中で、ここまでオーディオという再生音楽を極めてきて、優れたユニットとの出会いや、昨今のデジタル技術の進展に支えられて到達することができた次元である。

 ただ、小生が追いかけてきたマルチア・アンプ方式のチューニング・スタイルに共感する声も少なくない中で、自らもトライする諸兄があまりにも少ないことが残念である。
 自身ではハードルは高くないと思っていたが、小生が思っている以上に音響分析ソフト(RA)の使いこなしを高い壁と感じておられる諸兄が多いことを感じていた中で最近、小生のマルチアンプのアプローチ方法に共感を持ってくれる40代、30代のハイエンド・マニアが現れたことは、頼もしい限りである。

 また、プロサウンドのスピーカーでは今や当たり前になっている、DSP,DAC,D級アンプを連携したマルチアンプドライブもようやく、LINNKLIMAX EXAKT

に代表されるようにコンシューマーの世界にも採用され始めたことは、当然のトレンドであり、今後、このスタイルが広まっていくことで、格段に再生音のレベルが向上が計られることに注目をしていきたいと思っている。

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閉じる コメント(3)

jyajyaoさん、ご無沙汰です。

今年になって、若い世代でマルチアンプのオーディオをやっている人は、極めて少ないようで、周りに話し相手がいないようです。逆に団塊の世代で、RAを使って追い込む人も少ないので、少数派同士の繋がりが出来できました。

親子ほどの年齢差ですが、私も教えられることが多いほど知識も豊富で、年齢差を感じません。

2017/8/22(火) 午後 3:16 [ 京都のまつ ] 返信する

Myuさんとは、随分前から同じコンセプトであることはよく承知しております。
当方も色々、共感をもって拝見させていただいていますが、改めて共感していただき、うれしい限りです。

小生は、しばらくAccutonから離れていましたが、ストーンチューブをAccutonに変更してから、改めてこのユニットの素晴らしさを実感しています。
4Wayにしてから、その素晴らしさが際立ってきたように思います。

これからも、共に同じコンセプトの素晴らしさをアピールしていきましょう。
これからも、情報交換方、よろしくお願いします。

2017/8/23(水) 午後 8:08 [ 京都のまつ ] 返信する

ゴンザエモンさん

訪問ありがとうございます。
時々、貴殿のサイトも見させて頂き、マルチアンプファンとして共感しながら拝見させていただいております。

先般、念願のフェーダーの完成お喜び申し上げます。

小生は、デジチャンへはネットワークプレイヤーであるLUMINの電子ボリュームを経由してDF-65のCOAXIAL直結していますが、16bit時代のようにbit落ちによる音質劣化もなく、また、アナログ・フェーダーより微妙な音量調整が、タブレット端末操作でできるので重宝しています。

また、先日、OmniMicを使っていたマルチアンプファンの若者が、小生のDSSF3の音響分析を使った正確なタイムアライメントの習得に来られ、帰宅後、正確なタイムアライメントの調整を実感され、いい結果が出たとのことでしたので、ゴンザエモンさんにも、是非導入・実感してもらえればいいと思っています。
高性能なユニットになればなるほど、僅かなズレの差が影響します。

これからも、同様のコンセプトで頑張りましょう。

関東方面へ行く機会に一度訪問させていただけたらと思っています。

2017/9/2(土) 午後 2:21 [ 京都のまつ ] 返信する

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