京都のまつ

マルチアンプ駆動と精緻なタイムアライメントへのこだわり

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終のスピーカー その2

 製作依頼は、拙宅の同じ町内に石材店があり、店の前には墓石ではなく細工が施された彫刻や石像が展示されていたので、以前からこの石材店ならエンクロージャーの製作を請け負ってくれるかもしれないと目星を付けていた。

 設計図面から石板の展開図を起こした上で店主を自宅に招き、既に製作したストーン・チューブを見てもらうなどして石材によるエンクロージャーの設計図面で構想を説明し、製作依頼の打診をした。
 ストーン・チューブの製作を依頼したストーン・テクノと違い、全くオーディオに見識のない石材店であったが、いつもと違う商談に関心をもってもらった様で、見積もりをしてもらうことになった。
 近年、日本国内の石材店の多くが、安価な中国産の石材を輸入するだけではなく、加工も中国に依頼をしているのが実情のようで、国内で製作をすればコストが3倍位かかるが、コストを3倍かけるほどの精度差がなくなってきているのが実情のようである。
 まずは黒御影石と同種の山西黒が豊富な中国で加工・製作を前提とし、加工に必要な図面は日本国内の石材商社にて3次元CADで図面を作成してもらい仕様確認と見積りしてもらうことにした。
 幸い小生が起こしたCAD図面は、CADの定番ソフトであるAuto-CADのファイル形式を出力できるので、そのデータを使って日本国内の石材商社に送り、スムーズに3次元CADの図面が出来上がった。
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 しかし
微妙な細部の加工仕様については、3次元CADを使って何度も打ち合わせを行うこととなった。
 製作予定のエンクロージャーは、平行面のない形状にこだわったこともあって多くがの切断面が直角にはならない。
 木材であれば、板を指定した角度に傾けて回転鋸で切断すればよいのであるが、石材はすべて職人の手で斜めの角度をつけていくとの説明にはちょっと驚かされたとともに加工精度が懸念される。
 最も加工上で困難な部分が、バッフル板のユニット取付け部分とバッフル板の側板との接合面である。
 今回製作するエンクロージャーは、可搬性を確保するために前代未聞の分解組立が出来る仕様としたので、振動でバッフル板と側板がしっかりと固定されるようにする工夫を石材加工の専門家と何度も行ない、バッフル板との接合面に特別な加工を施すこととした。
 石板同士を接着剤などで接合するのではなく、ステンレスのボルトで締め付けて、何度でも組み立て・分解ができる構造としたので、加工精度が確保出来なければ、石板の接合面に隙間が出来るリスクも充分考えられるので、別途、接合面の隙間対策や重量のある石板固定用をパーツ(人口大理石)を設計し、人口大理石の加工業者にも固定用パーツの設計をして製作依頼をすることにした。
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これはすごそうですね。ぜひお聴かせ頂きたいです。(下手の横好き)

2017/12/15(金) 午後 0:14 [ aah*754* ] 返信する

下手の横好き さん
来年になれば、どんな音であれ、聴いていただける状態だと思います。
また、ブログで状況報告しますので、ぜひお越しください。

2017/12/15(金) 午後 1:13 [ 京都のまつ ] 返信する

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一体どの位の重量になるのでしょうね〜

2017/12/30(土) 午前 10:19 SEED 返信する

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