京都のまつ

マルチアンプ駆動と精緻なタイムアライメントへのこだわり

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終のスピーカー その3

 主役のスピーカー・ユニットであるThiel & Partner製のウーファーAccutonAS-250」は、納期が3ヵ月位必要かと思っていたが、ドイツ国内に在庫が有ったのか、発注してから半月程度で送られてきた。 
 エンクロージャーも設計図面が確定してから、ほぼ半月ほどで中国の福建省にある石材加工場から加工済の写真が送られてきた。
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 その後2週間程でオーダーしていた石材が中国から拙宅に搬入されてきた。
 ストーン・チューブが、製作に3ヵ月程度かかったことを思うと考えられない早い作業ペースだ。
 搬入が完了後、早速に石板の汚れを落としてから加工の精度の確認を行うため検品をしたが、気になっていた仕上げの精度は予想していた以上に良く仕上がっていた。
 予め用意をしていた石板同士の接合面に緩衝材料を貼り付けて組み上げてみたが、接合面に隙間が出来る事もなく、ほぼ設計通りに加工されていたのには安堵した。
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 石板が納品されてから2週間ほど経って別途に製作依頼をしていた石板固定用のデュポン・コーリアン製(人口大理石)パーツが仕上ってきた
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 早速、そのパーツにローズウッド調のシートで化粧し、スピーカーの接続端子の配線作業をしてから、石板を締め付けるステンレス・ボルトで石板同士を締め付けて固定するという、設計通りの組立作業を始めることにしたが、組み上げる前に個々の石板やパーツの重量を計測した。
 ユニットも含めたウーファーの総重量は154キロにもなる。
 ストーン・チューブも含めたスピーカー・システムの総重量は、なんと190キロ近くになる計算だ。
 一般的なスピーカー・システムであれば、とても独りではビクともしない代物だが、筋力が衰えた小生にも移設出来る構造にした利点は極めて大きいと思っている。
 組立に先行して、懸念をしていたバッフル板へのユニットの取付けも比較的スムーズに完了した。特にユニットのバッフル板の接触面にはユニットを叩いても石板が共振しないように緩衝材を貼り付けて取り付けたので、ユニットを叩いてもバッフル板が響くことはない。
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 そして側面の石板の鳴き防止対策として鉛板を貼り付けた上に3M製の吸音効果が極めて高い吸音材であるシンサレートを張り付けた。
 いよいよ、ステンレス・ボルトをバッフル板から固定用パーツに通して締め付けた。
 接着固定ではなく、テンションをかけた固定なので石板固有の固い響きはほぼ無くなった。
 黒御影石は、比重が重く硬度も高いのでカーンという固有音を発する。
 この固有音を制振することは容易でないことは承知していたが、サイズの異なる石板同士の接合による振動の相殺効果とボルトによる締め付けによる制振効果で、ここまで固有音がなくなるとは思わなかったほどに共振しなくなった。
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 この効果は、設計時点で期待をしていた効果だが、予想以上の効果があった。
 一方、エンクロージャーの天板は13キロの重量があるので置くだけの仕様としたが、そのままでは石板特有の固有音がするので、1mm厚の制振材の張り付けと、それでも制振が不足すれば30kgを超えるストーン・チューブの重量で抑えつけて制振する仕様としていた。
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 構想から7ヵ月、ほぼ設計通りで想定外の誤算もなく順調に組立作業を終えて、いよいよ期待の音出しの運びとなった。
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閉じる コメント(9)

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高精度に出来上がりつつありますね!
部屋を横長から縦長に変更され音出しがワクワクなことと思います。
細かなセッティングに位置調整が大変そうです。

2017/12/24(日) 午前 10:07 [ 山本山 ] 返信する

山本山さん
今回はユニットも初輸入で石材という材質や組立て構造など、終のスピーカーというコンセプトでありながら色んな点で多くの初チャレンジの項目が多くありましたが、確信があったとは言え、正直ここまで旨く行くとは思っていませんでした。
既に音出しを始めていますが、今までに聴いたことのないサウンドに仕上がっています。

2017/12/24(日) 午後 0:49 [ 京都のまつ ] 返信する

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御影石製エンクロージャということで、最も懸念された共振の問題点がうまく解決できているようで良かったですね。時間ができましたら一度聞かせていただければ幸いです。

2017/12/25(月) 午後 7:48 [ mou*ut*u ] 返信する

moukutuさん

硬い御影石特有のカーンという響きは、コツコツという響きに収まっています。

現在試聴中ですが、やはり重量級のエンクロージャーならではの反応の速い低音を再生しています。

また、システムとして聴いていただけるようになれば、お知らせます。

2017/12/25(月) 午後 9:31 [ 京都のまつ ] 返信する

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ポン次郎です。

いよいよ完成されたようで、心よりお喜び申し上げます。
聴かせていただけるというご連絡をいただければ、早速飛んでまいります。
よろしくお願い申し上げます。

2017/12/26(火) 午後 8:11 [ snd**046 ] 返信する

ポン次郎さん
ありがとうございます。

御披露目は来年になりますが、また時期をみて連絡させて頂きます。

2017/12/26(火) 午後 10:16 [ 京都のまつ ] 返信する

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スピーカーというのはある程度の箱なりの音を見込んで音造りをするのですが、石造りというのはどういう音がするのか非常に気になります。石固有の共振音というのは重量のある木材の共振音とはちがいますか?

2017/12/27(水) 午後 10:56 audiovideo_fan 返信する

audiovideo_fanさん

小生は木製エンクロージャーの響きを遮断するために石材を採用しました。
このシステムの音を聴くと今までの拙宅の音が木箱のブーミーさが乗っていたと感じさせられます。
その意味では、狙い通りの結果です。
マジコやYGの金属製エンクロージャーと共通した不要振動が乗らない空間表現に、この口径のウーファーでは考えられない重量感のある重低音を再生します。
御影石の硬い響きは全くありません。
小生も石材エンクロージャーは他に聴いたことがないので、このシステムのサウンドが、重く固い石材によるものなのか、エンクロージャーの形状から得られるもはわかりませんが、メーカーでは採用していない石材エンクロージャーは、充分に製作価値があると思います。

2017/12/28(木) 午後 5:55 [ 京都のまつ ] 返信する

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凄い重量です S9500も軽く感じます

2017/12/30(土) 午前 10:21 SEED 返信する

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