京都のまつ

マルチアンプ駆動と精緻なタイムアライメントへのこだわり

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ブログの移行について

本ブログの記事は、FC2ブログの↓のURLヘ移行をしました。

http://wedgq0jga2e2.blog.fc2.com/

省略URL audio.fc2.net

移行後のブログに不都合が判明した場合は、再度の移行をするかもしれません。
このヤフーブログについては、当面このままにしておきます。

オーディオ史

 20052月から実に14年間も掲載してきたヤフーブログも来月から更新が出来なくなる。
今年いっぱいで、他社のブログに移行しない限り、せっかく掲載してきた記事もアクセスできなくなることは大変残念なことである。
 まだ、他のブログ移行先や今後については決めかねているのだが、今まで投稿してきたブログ記事は、ほぼオーディオのテーマに限定してきたことから、まさに14年間の小生のオーディオの史が綴られているといっても過言ではない。
 ダブル・ウーファーズの掲示板時代を経て個人のブログ掲載に切り替えてから始めたヤフーブログであったが、この間に多くのオーディオ・ファイルとの交流や出会い、それに頂いたコメントは大変貴重なものである。
 
すでに他のブログに移行されたケースを見ていると、過去の写真がうまく表示されていないケースも散見され、何よりもブログに寄せられたコメントは一切、継承されずに全て削除されてしまうことは実に忍びないこともあり、ブログへのアクセスが可能な今のうちに、小生のブログの記事、画像に加え、頂いたコメントも全て、WORDのドキュメントとしてバックアップすることにした。掲載した記事や画像、コメントの総ページは千数百ページにも及んでいる。
 この様な機会でもないと14年間にも及ぶ全ての記事に目を通すことはなかったであろうが、自身でも驚くというか呆れるほどに多くのテーマでオーディオに取組んで来たものだと改めて感心させられた。そして、この個々のテーマの取り組んできたHiFi追求の成果が、まさに現在のシステム構築と結果に繋がっていることは、色んな意味で充実したオーディオ史を歩んできたものと実感させられた。
 
 こんな中、先月、突然にMJの桂川さんが拙宅へ取材に来られた。姫路方面の取材予定先がキャンセルになったとのことで、折角、関西方面の出張機会で、急遽、拙宅の訪問取材を思いつかれたことでアポイントをとられたとのことであったが、これには何かの縁を感じるとともに、拙宅を選んでいただいた桂川さんにも感謝を申し上げたい。
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  20068月号に「HiFi追求リスニングルームの夢」No.496に掲載頂いて以来、元号も変わった令和元年の11月号に、再び現在のシステムを紹介いただけることになった。
 前回は、丁度JBL-4350Aをデジチャンによる4Wayのフルマルチに取組んだ頃であったが、今回は、2度目の掲載でもあるので、この13年間の変遷として現在のシステムに至った経緯を掲載頂けることになった。
小生も今年、古希を迎え、再び「HiFi追求リスニングルームの夢」への掲載やヤフーブログの閉鎖などの機会を受けて、結果的に半世紀近く取組んできた自身のオーディオ史をまとめる良い機会を得たと思っている。
 リスニング・ルー厶の閉じられた音響空間においては、その部屋のサイズや建物構造などによって様々な音響上の歪が生じる。
 その代表的なものとしては、定在波や反射音、残響、構造体による共振・付帯音などがあり、無響室でない限り、一般的なリスニング・ルームでは、それらの複合音として再生音楽を聴いていることになる。  
 リスニング・ルームに求められる基本特性を向上させる為のルーム・チューニング材も多く登場している一方で、リスニング・ルームで発生する音響上の歪みを総合的に逆補正することを目的とした音響補正用オーディオ機器がある。
 この音響補正用の代表的な機器といえば、一昔前はトーン・コントロールやグラフィック・イコライザーであったが、今日では、DSPを活用したデジタル・フィルターによって音響上の補正するのが一般的になってきた。
 特にプロサウンドの世界では、今やDSPによる音響補正機能の活用・搭載は不可欠とも言える技術で、この技術の進化のお陰で、ライブコンサートや狭いカーオーディオの環境でも、いい音を聴く上で大きな恩恵を受けていると言える。
 この音響補正用機器は、リスニング環境で生じるアコースティックな歪だけだはなく、オーディオ機器の信号処理やスピーカーの周波数特性、位相変化など、原音再生における阻害要因を逆補正するのが目的である。
 その補正機能については、様々な歪みの状況を正確に把握する音響アナライザー技術と的確な補正をするためのイコライジング・フィルター技術の両面で評価する必要があるが、その手法についてはかなりの違いがある。
 コンシューマ・オーディオの分野では、AccuphaseDGシリーズ、オーストラリア製DEQX、フランス製TRRINOV、アメリカ製Dirac Audioなどの音響補正機器があり、小生も15年以上前から機会を捉えて様々な機器を借りて評価してきた。
 しかし、新たに開発したスピーカー・システムである「STS-Limited」以前のシステム環境では、何故か改善効果を実感するまでには至らなかった。
 音響空間やオーディオ機器で生じる歪を改善しているにもかかわらず、芳しくない評価になる原因については、以前から2つの要因があると考えてきた。
 一つには音響補正にはイコライザーのフィルターで、かなりの補正をかけることによって、その補正フィルターで群遅延歪が増大することから、効果と副作用の両面で評価する必要があること。
 もう一つには、補正の大半が200Hz以下の定在波の補正に加えられることによって、ウーファーへの過大なブーストアップが伴うが、その結果、低音の暴れと付帯音が増加し、ブーミーな低音が強調される側面があることと感じてきた。 
 そんな思いから、低音の付帯音がストーン・ウーファーによって大幅に減少したことを機に、定在波対策の効果を期待して再度、音響補正機器を試すことにしたのである。
予想したとおり、以前の評価とは様変わりの高評価となったことは、当ブログでも報告したとおりであるが、この結果を得て、スピーカーのレベルアップでは解決できない音響空間上で発生する課題を軽減すべく、TRINNOVST2-HiFiを導入することにした。
チャンデバ機能については、減衰スロープの96dB/octへのこだわりとS/N比の確保を考え、今まで通りAccuphaseDF-65を使うこととした。TRINNOV導入後、2ヶ月近くになるが、この間に様々な設定を試してきた。
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 このテーマで前回にブログで報告した以降に、パワーアンプの更改やツィータのレベルアップも行い、基本性能もかなり向上したこともあって、TRINNOVの導入前のサウンドを凌駕するのにはかなりの試行期間を要する結果となった。
 全帯域を補正することにこだわると、軽度な補正に限定しても群遅延増大の影響なのか、良い結果が得られなかった。
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 様々な試行錯誤の結果、補正前後の特性画面では大きな違いはないようにみえるのであるが、200Hz以下の定在波領域のみを±5dB程度補正することで大きく臨場感が向上することになったのである。
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 永年、臨場感の改善には中高音が基本と考えてきたが、「STS-Limited」の完成による低音域の改善で、臨場感が大きく向上することを実感してきたが、TRINNOVによるリスニング・ルームの定在波の補正でも改めて実感させられることになり、改めて低音再生の重要性を認識させられる結果となった。
 200Hz以下のリスニング・ルームの定在波の影響を受ける低音域のみの補正だけで、大太鼓などの低音再生の力感が増し、実にリアルな低音を聴けるようになった。TRINNOVは実に多機能な設定が出来るので、今後も引き続きポテンシャルを引き出せるように使いこなしてゆきたいと思っている。

 今まで使用してきたツィータは、ドイツのTheil& Partner社製25mm口径のダイアモンド・ツィータ「BD25-6-034」であったが、それを、セル・コンセプト仕様の30mm口径「BD30-6-458」に変更した。
 
BD25-6-034」の25mmダイアモンド・ツィータは、過去のユニット選別過程で、Scanspeakのベリリューム・ツィータに選抜で負けた経歴をもつユニットであった。
 
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 しかし、ユニットの選抜評価段階で使用していたのは、MDFのバッフル板に固定していたので、現在の6kgもある石材のツィータ用ベースに装着した環境で真価を発揮しはじめ、結果的にScanSpeakのベリリウム・ツィータから主役を奪還したのである。
 
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 BD-25は、ユニットの形状からも分かるように、樹脂製のハウジングに収まっており、そのハウジングの共振は質量の大きい石材のベースに取付けることで、ユニットの固有音が消え、ダイアモンドならではのトランジェントの高い高音域が聴けるようになり、評価を上げることになったと思っている。
 ツィータについては、ユニットの制震を配慮しないことが少なくないが、ツィータについても、改めてユニットを収める環境の重要性を認識する結果となった。
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 近年、Theil & Partner社は、セル・コンセプトという仕様で、マグネットの強化と共に振動板の駆動方法の見直しなどが行われ、ツィータの形状についても、かなり小型化されるなど、大きく仕様が変わったこともあって、いつか、「STS-Limited」へ採用したいと考えていた。
 
 BD-30になって振動板の口径が25mmから30mmになったことで、クロスオーバー周波数も1,800Hzまで下げられるので試聴をしてみたが、やはりダブル・ネオジウム仕様でツィータの能率もトランジェントが、良くなったことから、現在のミッドレンジとのコラボではレスポンスがツィータに追いつかない印象になることもあって、結局、BD-25のときと同じ2,500Hzに設定して使うことにした。
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 2,000Hz以下でバランスを取るには、さらなる強力なミッドレンジへのレベルアップが必要であろうが、その強力なミッドレンジは、既にT/Sパラメーターも公表されており、あとは輸入が可能になり次第、新たなミッドレンジのユニットを採用したいと思っている。
 そのミッドレンジを搭載の暁には、現在のストーン・スピーカー「STS-Limited」は、「STS-Ultimate」に命名変更する予定で、スペック的にも当初の開発コンセプトも完全に達成できるとものと期待をしている。
 
 今回、ツィータの変更に伴うチューニングは、先般TORINNOV-magnitudeの解析で把握した「平均音圧法」によってシステムの計測と調整をやり直してセッティングをした。
 この「平均音圧法」によるチューニングによって、計測・調整の完了とともに、ほぼ納得できるサウンド・バランスに纏めることができたのである。
 ツィータをBD-30に変更して間もなく、Tさんにこのバランスで評価をして頂いた結果、ツィータの音圧を0.8dB下げることで、さらにベスト・バランスになるという評価で落ち着いた。
 ±1dBまでは「平均音圧法」の誤差の範囲といえるもので、この調整方法の妥当性が、今回のユニット変更の機会を捉えて、自他共に確認できたものと思っている。
 永年、マルチアンプ方式の音圧調整を試聴用音源による聴覚による調整に頼ってき来たことを考えると、このバランスの可視化による音圧の最適化手法は、極めて大きな発見であると思っている。
 
 Tさんもわずか、0.8dBの見直しで、これ程に音楽表現が変わることに驚かれていた。
 
 この翌日にTRINNOV ST2-HiFiが我が家にやってきたが、充分補な能力を発揮させる状況に至らならない段階で、ダブル・ウーファーズの幹事長であるリベロさんが拙宅を訪問され、先日、発売された「Analog」誌をプレゼントして頂いた。
 
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 STS-Limitedを聴いていただいた感想は、リベロさんのブログの通りであるが、TRINNOVをオフにしたサウンドでも充分なサウンドを実感していただけたものと思っている。
 今後、TORINNOVについては、拙宅のリスニング・ルームにおいて、最適な補正テクニックを探り、別の機会に結果報告をしたいと思っている。

真鶴邸 訪問

 New Fujiyama お披露目の5月26日に訪問の予定をしていたのだが、多くの参加者が見込まれていたこともあり、「遠路から音源を持ち込んでも、ゆっくり聴いていただけける時間がとれないでしょう」とのリベロさんの配慮もあって、10日のステラさんの持ち込みバッテリー電源「Stromtank」のデモ日にダブル・ウーファーズとも交流のあった京都在住のTさんとともに、リニューアルされた真鶴邸を訪問させていただくことになった。
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真鶴には、20079月に初代Fujiyamaのタイムアライメントを調整すべく訪問させていただいて以来、12年ぶりの再訪問となった。
前回訪問時から、リスニング・ルームもFujiyamaのスピーカー・ユニットやホーン構成も大きくリニューアルされており、この大型のスピーカー・システムをTRINNOVALITITUDE」が、どの様にサウンド・バランスをまとめているかも期待しての訪問であった。
 
到着後、いつもハイエンド・システムを聴かせて頂く時に持ち込んでいる様々なジャンルの音源をチョイスして聴かせて頂いた。
久しぶりに聴かせていただく、このクラスの大型ホーン・システムは、広くて開放的な空間も相まって、拙宅のように市街地で密閉されたリスニング環境と異なり、予想した通りゆとりのあるサウンドを聴かせてくれた。
特にリベロ邸のリスニング環境は、窓から真鶴の海岸を眼下に見渡せる絶景の立地環境もあり、音楽鑑賞だけでは味わえないデラックスなリスニング環境は、なかなか味わえない理想的な雰囲気である。
 
サラウンド環境も含め、48枚もの振動板をもつNew-Fujiyamaの真価を発揮させるには、オーナーによる調整だけでは至難の業である。
TRINNOVという優れたサウンド・オプチマイザー・テクノロジーでもって、完成後間もない大型システムがリスナーを引き込む次元にまで纏まっており、その意味では、TRINNOV ALUTUTUDEありきのFujiyamaシステムと言っても過言ではない。
 しばらく、持ち込んだ音源で聴かせていただいた後に、ステラさんから持ち込まれた60kgもの重量がある大型バッテリー電源「Stromtank」のデモに入った。
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 商用電源から切り離されたTRINNOVや光カートリッジの比較試聴では、歴然たる導入効果が認められたものの、やはり300万を超える電源のレベルアップ投資には勇気が必要だろう。
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大型ハイエンド・システムのサウンドを堪能した後は、これまた滅多に味わえないハイエンドなグルメとお酒を振る舞って頂いた。
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眼下の真鶴海岸の絶景は、あいにくの雨でかすんでいたのが心残りであったが、リスニング環境も含めてハイエンド尽くしの一日を過ごさせていただいた。
 
リベロさんお世話になり、ありがとうございました。拙宅への訪問も楽しみにしています。

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