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ヤンキースは最初と最後の年でワールドチャンピオンに輝いたものの、豊富な資金力を活かして数々の大物選手を獲得した経緯から見れば、苦戦の連続だったともいえる10年間でした。特に収益分配制度とラグジュアリー・タックスの導入における戦力均衡施策によって資金力を増した他球団に対抗するため、さらなる資金の投入を試みましたが、その分費用対効果も低下し、2000年では5.55%程度だった年棒総額比率が2005年には9.50%にも達してしまいました(比率はMLB全球団の総額に対するもの)。同時に長年の課題だったマイナー組織の枯渇も改善の兆しは中々見えず、地区優勝を続けながらも個々の能力に頼りがちな戦い振りへの限界も見え始めてきたのがこの頃でした。

そして、2007年オフに長年指揮を務めてきたジョー・トーリ監督を退任させ、新監督としてジョー・ジラルディを迎えて2年目の昨季、9年越しの世界一を奪還しチームは新たな一歩を踏み出そうとしています。

オール・ディケイド・チーム(野手)

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野手は10年間レギュラーを守り通したホルヘ・ポサダ、デレク・ジーターを始めとして全てのポジションで豪華な布陣が組めるのは流石といった感じ。ディケイド前半では穴として見られていたセカンドのポジションもロビンソン・カノーが台頭してきたことによって安泰となり、中盤からは外野陣への莫大な投資が目立ちました。ライトがボビー・アブレイユかゲイリー・シェフィールドで迷いましたが、私の中ではシェフの方にインパクトを感じました。

また、伝統とも言うべき大物選手の補強では、デビッド・ジャスティス(2000〜2001)、ラウル・モンデシー(2002〜2003)、ロビン・ベンチュラ(2002〜2003)、ケニー・ロフトン(2004)などが在籍し、中でもアーロン・ブーンは2003年ALCSでの劇的なサヨナラホームランを放つなど印象の強い活躍をし、この流れが今日のマーク・テシェイラまで引き継がれています。こうして見ると野手の契約は徐々に長期化し、その分打高投底のチームカラーに変貌して来たのがわかります。

オール・ディケイド・チーム(投手)

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投手陣は打って変わり、ディケイド前半でのイメージが強くなります。ジョー・トーリの著書にも書いてある通り、15勝投手を4人も輩出した2003年は特に素晴らしく時代的には一つのピークだったともいえるスタッフでした。その牙城が崩れるキッカケとなったのが、その年のオフにFAで退団したロジャー・クレメンスの穴埋めとして、ケビン・ブラウンやランディ・ジョンソンといった好投手を迎え入れましたが、体力面やプレッシャーの影響による不振を囲ってしまい、先発投手陣は一気に弱体化してしまいました。

そこに救世主として現れたのが台湾出身の王健民。2年連続で19勝を挙げ、チームの最も苦しい時期にエースとして君臨しました。また、先発として最も長い期間在籍したマイク・ムッシーナは、自身の在籍した期間だけ世界一が無いという不運なキャリアを辿ってしまいましたが、現役引退を決意した2008年に初の20勝投手となるなど最後の一華を咲かせました。そして2009年には新たにCCサバシアやA.J.バーネットらを迎え入れ、新しい時代のローテーションが完成しつつあります。

リリーフ陣は、「史上最高のクローザー」であるマリアノ・リベラがいますので、他2名はセットアッパーから選ぶことになりました。長期間在籍する投手が少ないポジションのため、選考には苦労するかと思いましたが、先発事情が最も苦しかった2004〜2005年の間にリベラへの橋渡しを完璧に行ったトム・ゴードンが先ずは確定。もう一名は、ディケイド前半で活躍したマイク・スタントンか、酷使の代名詞とも言われたスコット・プロクター、注目のルーキーとして華々しいデビューを飾ったジョバ・チェンバレンなどを思い浮かべましたが、チームが華々しかった時代を考えてスタントンにしました。

タイトル&アワード

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上はアワード&タイトル一覧になりますが、A-ロッドを始めとした打撃陣の活躍が目立ちます。新人王がいないのも何気にチーム状態を表していますね。それにも増して、オールスターへの選出が全球団トップの46名と段違いの世界となっています。

ディケイドMVP

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最後はディケイドMVPを野手と投手で一名ずつ選んでみました。当たり前過ぎてつまらない面もありますが、ジーターとリベラ、そしてアンディ・ペティットとポサダ。1995年にデビューした同期の四人組が揃って今でも主力選手として活躍していることは大変素晴らしくもあり、またヤンキースというチームが常にMLBの中心的存在であったことが、彼らのポテンシャルを引き出し続けた理由であるのかもしれません。

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hausさん、こんばんは。

もう既に「懐かしい」域に入りつつある選手達をこの記事で久々に思い出させて頂きました(笑)

唐突ですが、ちなみに僕もシェフ>アブレイユです。(アブレイユはPHI時代も今のLAAでのイメージもあるので…)

それにしても、どのポジションでもディケイドで思い出せる選手がこれだけいるのはヤンキースならではですね。資金があればこうも補強(補弱もありましたが…^^;)を繰り返せるのかと感心させられました。
その中で僕は象徴的だったのがリベラを除くリリーフ陣の変遷です。今回載っていませんが、クァントリル辺りは結構記憶に残っていますね。確か今季は3人しかいない80試合登板を4年連続(ヤンキースでは1年)で達成した鉄腕ぶりは見事でした。地味ですが、リベラ、ゴードンの前で主に投げていた彼は妙に覚えています。

2010/1/8(金) 午後 8:45 [ Mauer ]

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Mauerさん、こんばんは。
ヤンキースは現存する選手が多い方だと思いますけど、確かに懐かしい顔触れも並んでいますね。長期契約選手が多い分、良い面でも悪い面でも面子が固定化したのがこの時代だったんじゃないかと思います。

クァントリルの件はサポートしていませんが、実は別チームのディケイドには入れてます。確か7回が彼でゴードン→リベラというリレーだったと思います。

2010/1/8(金) 午後 11:08 [ haus ]

2000年代の最初と最後にワールド・チャンピオンとなったヤンキースについては特に言うことはなく、やはりデレク・ジーターとマリアーノ・リベラに尽きると思います。
ただ昔からFA選手をかき集めながらも各ディケイドで必ず新人王を排出していたヤンキースなのですが、このディケイドは選出ゼロだったという事実に現在のチーム編成およびジーター、リベラ以降の将来性に不安を感じますね。
とはいえ2000年代キング・オブ・チームはやはりレッドソックスではなくヤンキースであったと言えるでしょう。

2010/1/9(土) 午前 10:27 パケット

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投手の5人目が在籍2年のブーマーという点意外はスンナリと決まりましたね。新人王不在については、機会だけではなくこの10年間で最初にヤンキースへ入団した選手全体でもいないことから、ドラフト指名順のハンディとそこでの工夫が課題となっているんでしょうね。

とにもかくにも、ポストシーズンでは勝ったり負けたりしてくれていたのでかなり楽しませてくれたことに違いはありません。

2010/1/9(土) 午前 10:57 [ haus ]

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固定資産系チームの代表たるNYYだけに、誰でも同じ人に投票するだろうというお歴々が並びますね。成績さえ良ければ、生え抜きでないFA選手を大枚はたいて再契約というケースが最も多いでしょうし。

マイナー組織については、キャッシュマン自身はかなり考えているようですが、ドラフト順位などの影響か、何となく微妙なレベルの選手が集まってしまいますね。(ヘスス・モンテロはすごいと評判のようですが。)このチーム、毎年ルール5ドラフトで何人かの選手を持っていかれるという印象があります。

やはり松井に触れてしまいますが、在籍期間、成績ともにこのメンバーに入るのにふさわしいものでした。願わくばLFで入れたら良かったのですがね。怪我は怖いです。

2010/1/11(月) 午前 1:30 [ クリント投げおって ]

98年からの3年連続シリーズ制覇は、スタントン無しでは考えられませんでした。そう思っております。
史上2位の登板記録は、素晴らしい事だと思います。
薬物疑惑で、正直がっかりしましたけどww(T△T)
野手では、セカンドに・・まぁでもいいかぁ〜カノーでも。
でもソリアーノも捨てがたいです・・少ない年数で、HR100本打ってるんじゃ?よく解りませんがwww
外野手は・・( ̄-  ̄ ) ンー
松井さんDHですかぁ・・( ̄-  ̄ ) ンー
でーもんよりは、レフトって感じなんですけどね(T△T)
MVPは、文句ないですハイ(^-^)/
あっ、他のとこも文句無いですよ。・・・・(๑≧♉ฺ≦)

2010/1/11(月) 午後 8:26 eru

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クリント投げおってさん:当たり前といわれればそれまでかもしれませんが、長期契約に耐え得る選手が多かったのもまた事実でしょうね。あと、ここのマイナーは根拠が乏しいのですが、過大評価混じっていると思ってますので、どうでしょうねぇ。ヴォリュームは増してきているのは確実ですが。

2010/1/11(月) 午後 11:51 [ haus ]

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ERUさん:ヤンクスのブルペンは昔の方が頑張っていたイメージ強いですね。ディケイド以前でも、ジェフ・ネルソンとかメンドーサとか色々いました。

>ソリアーノ
セカンドというイメージ、すっかり忘れてましたよ。WSでシリングからホームラン打ちましたね。

全般的に有名選手が多過ぎて細工が打てませんでした。

2010/1/11(月) 午後 11:54 [ haus ]


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