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カリフォルニア州最南端の都市でもあるサン・ディエゴに本拠地を構えるパドレスは、1980・1990年代に一度ずつ出場したワールド・シリーズへの切符を手にする事無く、2000年代を終えました。戦力を整える財政事情的には前時代の方が良好で、今のところ最後のワールド・シリーズ出場となった1998年の年棒総額比率が3.75%なのに対し、2009年のそれは1.65%にまで落ち込み、これはオーナーの離婚問題から発展したチーム売却によって終止符を打つのか、それとも不景気の波に飲み込まれていくのかとても気になる事柄です。

こうした経営状況の中、1995年からGM職に就いていたケビン・タワーズは、1998年のリーグ制覇以降フランチャイズ・プレーヤーのトニー・グウィンに花道を飾らせた以外は中心選手を次々と放出し、その後はトレードやマイナー発掘といった手段を巧みに利用して不足した部分を補い、チームを2度の地区優勝に導くなど一部では「奇才」と呼ばれる存在でした。トレードの成功例は2006年のエイドリアン・ゴンザレスとクリス・ヤング(アダム・イートン、大塚晶則を交えた3対3)、同じく2006年にはジョシュ・バードとクレイ・メレディス(ダグ・ミラベリとの1対2)、他にも現在の主力選手であるヒース・ベル、ケビン・クーズマノフ、マイク・アダムス、ルーク・グレガーソン、クレイトン・リチャードらは全てタワーズの企てたトレードによって獲得した選手達で、彼が退陣した現在、同程度のクリエイティヴな戦略を取れるかどうかにも注目が集まりそうです。

オール・ディケイド・チーム(野手)

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捕手は僅か2年間の在籍ながら、加入後にチーム成績が向上し投手陣を大いに盛り立てたラモン・ヘルナンデス。エイドリアン・ゴンザレスは今オフでの去就が注目されていますが、打者の墓場とも揶揄されているペトコ・パークを本拠地にして以来、初の40本塁打を達成。マーク・ロレッタは、チームではトニー・グウィン以来の年間200安打を達成。フィル・ネビンは後に一塁へと転向しますが、前本拠地クァルコム時代最後の主砲といえる存在でした。

カリル・グリーンはアクロバティックな守備とパンチ力が売り物でしたが、故障に弱くまた打撃内容に確実性が乏しいため年棒に見合わないと判断され放出。ライアン・クレスコはアッパー・スイングが特徴的な長距離打者で10年間の中ではチーム最多の本塁打と打点を残し、2度の契約延長を行った準フランチャイス・プレーヤーでした。センターは他にもマイク・キャメロン、ジョディ・ゲラット、スコット・ヘアストンなどがいましたが、好守にピークだったマーク・コッツェイに。そしてライトには10年間で最も大きなトレードで加入したブライアン・ジャイルズ。

予算面では何かと妥協がありましたが、少なくとも2006年頃まではジャイルズの契約延長を結ぶなど、それなりの財力を持っていました。ただ、そのジャイルズの交換相手が先日メッツと大型契約を結んだジェイソン・ベイと、そのメッツのローテ投手であるオリバー・ペレス。ベイがそのまま残っていたとしても、いずれは手放さなければならない情勢だったとはいえ、何か因縁めいた歴史にもなっています。

オール・ディケイド・チーム(投手)

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2007年にはリーグ1位の防御率を誇るほどの投手王国でしたが、10年単位での顔触れとしては非常に地味な印象が残ります。絶対的なエースとして君臨していたジェイク・ピービィーの他、グレッグ・マダックスとクリス・ヤングの三本柱以外は長期安定した存在もしくは爆発的な活躍をした先発投手は存在しません。それに続くのは、ディケイド前半でローテーションを守ってきたブライアン・ローレンス、パワーピッチが得意だったアダム・イートンといった所になるでしょう。短期在籍では地区優勝に貢献したウッディ・ウィリアムズやデビッド・ウェルズといったベテランの力を借りたことも大きかったといえます。

反対にブルペン陣は、史上最多セーブ記録を更新したトレバー・ホフマン以外は入れ替わり立ち代りの形相もありましたが、多彩な顔触れで終始安定感がありました。特に、ホフマンへと繋げるセットアップは大塚晶則→スコット・ラインブリンク→ヒース・ベル→マイク・アダムスと毎年のように新戦力が台頭し、さらにリーグ内でも優秀な成績を収めるレベルとあって、ロースコアでのゲーム展開では無類の強さを発揮してきました。中でも長期在籍し安定していたラインブリンクと、ホフマンの後釜としてクローザーに昇格したベルをディケドプレーヤーに選出したいと思います。

タイトル&アワード

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投手が獲得可能なタイトルとアワードは全て制覇。特に2007年のピービィーは投手三冠を達成するなど、圧倒的な活躍が強く印象に残っています。反対に打者の方が淋しい結果となっていますが、10年間で3割打者が8人しか出ていないのでこれは仕方の無い結果かもしれません。また、機動力もリーグの底辺をウロウロとしており、30盗塁以上は2006年のデーヴ・ロバーツ(49)のみというのも厳しい時代でした。その点では昨季ルーキーとして25盗塁をマークしたエバース・カブレラに期待がかかるでしょう。オールスターでは、チーム1名しか選出されない年が続いたため総数は少ないですが、ここでも投手の方が目立っています。

ディケイドMVP

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投手はピービィーか、それともホフマンかになりますが、ここはキャリアを尊重してホフマンに一票を捧げます。野手はAゴンザレスの存在も強烈ですが、地区優勝への弾みとなったトレードでやって来たジャイルズを選んでみました。今後は一日でも早く戦力を整えて貰いたいものです。
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ヤンキースは最初と最後の年でワールドチャンピオンに輝いたものの、豊富な資金力を活かして数々の大物選手を獲得した経緯から見れば、苦戦の連続だったともいえる10年間でした。特に収益分配制度とラグジュアリー・タックスの導入における戦力均衡施策によって資金力を増した他球団に対抗するため、さらなる資金の投入を試みましたが、その分費用対効果も低下し、2000年では5.55%程度だった年棒総額比率が2005年には9.50%にも達してしまいました(比率はMLB全球団の総額に対するもの)。同時に長年の課題だったマイナー組織の枯渇も改善の兆しは中々見えず、地区優勝を続けながらも個々の能力に頼りがちな戦い振りへの限界も見え始めてきたのがこの頃でした。

そして、2007年オフに長年指揮を務めてきたジョー・トーリ監督を退任させ、新監督としてジョー・ジラルディを迎えて2年目の昨季、9年越しの世界一を奪還しチームは新たな一歩を踏み出そうとしています。

オール・ディケイド・チーム(野手)

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野手は10年間レギュラーを守り通したホルヘ・ポサダ、デレク・ジーターを始めとして全てのポジションで豪華な布陣が組めるのは流石といった感じ。ディケイド前半では穴として見られていたセカンドのポジションもロビンソン・カノーが台頭してきたことによって安泰となり、中盤からは外野陣への莫大な投資が目立ちました。ライトがボビー・アブレイユかゲイリー・シェフィールドで迷いましたが、私の中ではシェフの方にインパクトを感じました。

また、伝統とも言うべき大物選手の補強では、デビッド・ジャスティス(2000〜2001)、ラウル・モンデシー(2002〜2003)、ロビン・ベンチュラ(2002〜2003)、ケニー・ロフトン(2004)などが在籍し、中でもアーロン・ブーンは2003年ALCSでの劇的なサヨナラホームランを放つなど印象の強い活躍をし、この流れが今日のマーク・テシェイラまで引き継がれています。こうして見ると野手の契約は徐々に長期化し、その分打高投底のチームカラーに変貌して来たのがわかります。

オール・ディケイド・チーム(投手)

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投手陣は打って変わり、ディケイド前半でのイメージが強くなります。ジョー・トーリの著書にも書いてある通り、15勝投手を4人も輩出した2003年は特に素晴らしく時代的には一つのピークだったともいえるスタッフでした。その牙城が崩れるキッカケとなったのが、その年のオフにFAで退団したロジャー・クレメンスの穴埋めとして、ケビン・ブラウンやランディ・ジョンソンといった好投手を迎え入れましたが、体力面やプレッシャーの影響による不振を囲ってしまい、先発投手陣は一気に弱体化してしまいました。

そこに救世主として現れたのが台湾出身の王健民。2年連続で19勝を挙げ、チームの最も苦しい時期にエースとして君臨しました。また、先発として最も長い期間在籍したマイク・ムッシーナは、自身の在籍した期間だけ世界一が無いという不運なキャリアを辿ってしまいましたが、現役引退を決意した2008年に初の20勝投手となるなど最後の一華を咲かせました。そして2009年には新たにCCサバシアやA.J.バーネットらを迎え入れ、新しい時代のローテーションが完成しつつあります。

リリーフ陣は、「史上最高のクローザー」であるマリアノ・リベラがいますので、他2名はセットアッパーから選ぶことになりました。長期間在籍する投手が少ないポジションのため、選考には苦労するかと思いましたが、先発事情が最も苦しかった2004〜2005年の間にリベラへの橋渡しを完璧に行ったトム・ゴードンが先ずは確定。もう一名は、ディケイド前半で活躍したマイク・スタントンか、酷使の代名詞とも言われたスコット・プロクター、注目のルーキーとして華々しいデビューを飾ったジョバ・チェンバレンなどを思い浮かべましたが、チームが華々しかった時代を考えてスタントンにしました。

タイトル&アワード

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上はアワード&タイトル一覧になりますが、A-ロッドを始めとした打撃陣の活躍が目立ちます。新人王がいないのも何気にチーム状態を表していますね。それにも増して、オールスターへの選出が全球団トップの46名と段違いの世界となっています。

ディケイドMVP

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最後はディケイドMVPを野手と投手で一名ずつ選んでみました。当たり前過ぎてつまらない面もありますが、ジーターとリベラ、そしてアンディ・ペティットとポサダ。1995年にデビューした同期の四人組が揃って今でも主力選手として活躍していることは大変素晴らしくもあり、またヤンキースというチームが常にMLBの中心的存在であったことが、彼らのポテンシャルを引き出し続けた理由であるのかもしれません。

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遅ばせながら「ディケイド」というものについて色々と考えていました。ESPNのロブ・ネイヤー氏の発表したものや、年末に購入したスラッガー誌を眺めながら自分でもやってみたいと思った訳なんですが、100人といっても10年間での単位ならホンの僅かな人数です。また、スラッガー誌のようなポジション毎のランキングでも総勢で130名程度ですか。それに選ばれるというのも大変名誉なことだと思いますけど、最初は同じ方法で考えてみましたが面白味を感じなかったので、どうせなら球団別にと大袈裟にやることにしました。NPBのデータ記事は合間にやるつもりです。

野手はある程度数字を重要視しますが、投手は印象の方に重きを置こうと思います。優勝に貢献したとか絡んだというのは勿論アップ材料として。それと、在籍期間も大事ですね。こっちの方が重要かもしれません。

これで全て振り返れるというのは土台無理な話で、個人的に保存しておきたい資料となりますが、過去の思い出を振り返りながら楽しく作ろうと考えていますのでもしも同じように感じていただけるようでしたら嬉しく思います。更新頻度はいつも通りテキトーに、2010シーズンの開幕までには間に合うでしょう(苦笑)。順序はAL、NL交互に更新しようかと思ってます。あと、完成したものは下の方にリンクを貼っておきます。

あと、SI.comのこの写真特集は面白いですね。記憶が蘇ります。


<AL東地区>






<AL中地区>




<AL西地区>



<NL東地区>



<NL中地区>



<NL西地区>







https://baseball.blogmura.com/npb/img/npb88_31.gif
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↑ディケイド記事にはランキングバナーは貼りません。悪しからずご了承下さい。

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