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ズバリ写真の人、ギャレット・アンダーソンさんでした(笑)。ほら、ちゃんとトロフィーも用意してあるし〜(大爆々)。 数年前ならいざ知らず、今になってこの人の名前を直ぐに思いつく人もそうはいないでしょう。 しかしながら、2002〜2007年までのRoBIは全て3点台。数多くいる現役選手の中ではこの人だけでした。 多分、納得行かない人もいるだろう?って、6年間の平均RoBIも急遽出してみましたが、ここはゲレーロが見事1位に輝いています。アンダーソンは6位ですが、6年間全て集計した選手の中では3位(ハフナー、ハワード、モルノーは除く)ですので、まんざらでもないかと(笑笑)。間にマグリオが入っていますが、6年間の内、3.08(2007)、3.45(2002)とハイ・クォリティなRoBIを弾き出していますが、4点台の年も2回ほどあったので。それとアンダーソンの場合、元の打率も目を見張るものがないし、OBPだって良い方ではない。完全に走者を還す側に回っているんですよね。ゲレーロは常に素晴らしい打者。アンダーソンは走者を置くと強い打者。この点からいっても、アンダーソンに軍配が上がった理由でもあります。パッと見、長打力不足のLAA打線ですが、この2人が健在なら得点力はそう下がらないのかもしれないですね。 昨年も前半は2度のDL入りで半ば死んでましたけど、8/21のヤンキース戦で10RBIを叩き出したように走者がいると何かやってくれる男の看板はまだ降りていない模様です。 という訳で、嫌というほど続いたRoBIシリーズも今回が最後です。こんなに続くとは思っても見なかった(爆)。コメントを下さった皆さん、覗きに来て下さった方々、どうもありがとうございました。ちなみにこのSTATSはシーズン中に更新する気は一切ありませんので、続きはまた来年やる気が起きたらやるかもしれません。 最後に、参考になるかわからない参考資料として、現役選手のみ2002〜2007年までの通算RoBI一覧とランクを載せてホンとの終わりにします。選手のピークと睨み合わせればいい線いってんじゃない? Name&Team RoBI Opps/R.on Exp 1、Vladimir Gurrero(LAA) 3.62 2.13 6 2、Magglio Ordonez(DET) 3.65 2.08 6 3、Travis Hafner(CLE) 3.66 2.13 4 4、Ryan Howard(PHI) 3.67 2.20 3 5、Justin Morneau(MIN) 3.70 1.99 4 6、Garret Anderson(LAA) 3.72 2.12 6 7、David Ortiz(BOS) 3.732 2.21 6 8、Miguel Cabrera(DET) 3.732 2.11 5 9、Manny Ramirez(BOS) 3.734 2.19 6 10、Carlos Delgado(NYM) 3.738 2.18 6 11、Jeff Francoeur(ATL) 3.76 1.88 3 12、Albert Pujols(STL) 3.780 2.12 6 13、Garret Atkins(COL) 3.783 2.16 3 14、Scott Rolen(TOR) 3.83 2.05 6 15、David Wright(NYM) 3.858 1.96 3 16、Barry Bonds(SFG) 3.861 1.96 6 17、Matt Holiday(COL) 3.88 2.07 4 18、Victor Martinez(CLE) 3.897 2.15 4 19、Miguel Tejada(HOU) 3.899 2.16 6 20、Chace Utley(PHI) 3.921 2.09 3 21、Raul Ibanez(SEA) 3.925 2.00 6 22、Mark Teixeira(ATL) 3.94 2.13 5 23、Lance Berkman(HOU) 3.97 2.08 6 24、Hideki Matsui(NYY) 3.989 2.14 5 25、Brad Hawpe(COL) 4.01 1.92 3 26、Carlos Beltran(NYM) 4.02 1.99 6 27、Carlos Lee(HOU) 4.03 1.97 6 28、Alex Rodriguez(NYY) 4.069 2.23 6 29、Michael Young(TEX) 4.072 1.85 5 30、Aramis Ramirez(CUB) 4.08 2.04 6 31、Gary Schefield(DET) 4.12 2.18 6 32、Bobby Abreu(NYY) 4.13 2.13 6 33、Nomar Garciaparra(LAD) 4.14 2.14 6 34、Jorge Posada(NYY) 4.18 2.04 6 35、Chipper Jones(ATL) 4.19 2.19 6 36、Jeff Kent(LAD) 4.231 2.16 6 37、Richie Sexson(SEA) 4.234 2.03 6 38、Todd Helton(COL) 4.24 2.12 6 39、Frank Thomas(TOR) 4.25 1.96 6 40、Carlos Guillen(DET) 4.26 1.90 6 41、Jose Guillen(KCR) 4.27 1.90 6 42、Jim Thome(CHW) 4.29 2.12 6 43、Paul Konerko(CHW) 4.30 1.95 6 44、Mike Lowell(BOS) 4.38 2.02 6 45、Vernon Wells(TOR) 4.45 2.04 6 46、Jason Giambi(NYY) 4.47 2.08 6 47、Adrian Beltre(SEA) 4.48 1.92 6 48、Jason Bay(PIT) 4.54 2.09 4 49、Pat Oyabinn(PHI) 4.55 2.11 6 50、Moises Alou(NYM) 4.557 1.95 6 51、Alfonso Soriano(CUB) 4.562 1.74 6 52、Andruw Jones(LAD) 4.64 2.23 6 53、Jermaine Dye(CHW) 4.65 1.98 6 54、Ken Griffey(CIN) 4.66 1.93 6 55、Brian Giles(SD) 4.70 2.10 6 56、Derrek Lee(CUB) 4.71 1.94 6 57、Eric Chavez(OAK) 4.75 2.09 6 58、Luis Gonzalez(FLA) 4.77 2.04 6 58、J.D.Drew(BOS) 4.79 1.87 6 59、Nick Swisher(CHW) 4.94 1.99 3 60、Adam Dunn(CIN) 5.23 1.95 5 〜完〜
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RoBI
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いい加減もう疲れてきた・・・。グラフも手抜き(苦笑)。 さて、今回のデータは過去6年間から拾ってきたものですが、その中で「クラッチヒッターの3割打者」として目安をつけているRoBI3点台を毎年記録した選手を探しているのですが、そう易々とはみつからないようです。 実際これまでにも、アルバート・ぷ〜ホルズとアレックス・ロドリゲスは共に3/6回と、約50%の確立でしか達成していないし、他でも松井秀喜が2/6回、デヴィッド・ライトに至っては1/4回と実績的にはまだまだです。大パピがいいところまでいってましたけど(4/6回)、Completeとまではいかないし、歴史に残る大打者達が中々達成出来ない数字となると、「この指標は間違っているのか?」と疑心暗鬼にも駆られそうです。 いや、そんなことはありませんでした(笑復)。彼らと同等もしくは、それ以上のクラッチ性を発揮した打者達がここにいます。 ちなみに、グラフではRoBIを無理矢理載せるようにしました。その代わり、クラッチ系打率はいくらか省略しています。RISPとか、気になる人は各サイトで確認して下さい。 <ヴラディミール・ゲレーロ> RoBI3点台 5/6回 これは凄まじい・・。元になる数字も高いですが、RoBIに関しても非常に高い水準で推移しています。特に、昨年の数字は凄いですね。LAAに来てからは毎年3点台というのも、チームの成績(2004年以降4年間で3度のディビジョン制覇)との結びつきがかなり強いのではないかと思います。そのゲレーロの契約は5年7000万ドルですか、ハッキリいって安いですね。当時の相場からだとそんなに安くはないはずだったのに、翌年以降踏み倒し必至みたいな契約が増えたため、この額でもかなり霞んでしまいます。 しかし、重ね重ね凄いですな。クラッチNo.1にしちゃおうかな?という気分にもなりますが、まだまだ。 <ミゲル・カブレラ> RoBI3点台 3/5回 こちらは2003年デビュー。その年にワールドシリーズ制覇&早くも4番に座るといった、ビッグなスケールのルーキーイヤーでのRoBIは、打席数こそ少ないものの驚愕の3.04。今集計している最中ではありますが、一応2002年以降の現役選手では最高峰の数値です。元の打率から6分以上もR.on時の方が高いっていうのは脅威ですね。その後、2年間は平凡な数字が続きますが、チームが解体モードに突入した2006年からは、文字通り大黒柱として孤軍奮闘の働きをしていましたが、走者を置くとかなり強い打者です。ただし、我慢強さはあまりなく時としてかなりKYな打撃をしてしまうところは依然、あるとは思いますけど、それも齢を重ねれば徐々に解消されるでしょう。しっかし、打率が高い割りに三振の数が三桁に届くとはちょっとユニークな打者です。 <ジェフ・フランコアー> RoBI3点台 3/3回 早撃ち軍団なんて目じゃないほど早打ちなこの人。バットが届けば来た球全て振るというある意味、凄まじい打者です。そのため、元のOBPが大して上がらないという欠点を抱えていますので、必然と打順は5番以降ということになります。その割りにR.on機会はそれほど多い訳でも無く(2005年から、1.77、1.84、1.97)、これまで1試合2機会以上を得たことがありませんでした。ちょっと意外ではありますが。そのため、自身のバットによる好不調の波がRoBIに関しては大きく左右される感のあるタイプではないかと思います。今後、彼がバットマンレースに顔を出すスタッツとなると、打点が最も可能性が高い訳ですから、今回の数値は有望であると感じずにいられないものがあります。4年連続3点台なるか!?って感じ。 <カルロス・デルガド> RoBI3点台 5/6回 昨年で一気に萎んだ感のある元RBIマシーンですが、一昨年までは5年連続を記録していたんですね(もっと前からかもしれませんが、集計していないので)。RBIのタイトルを獲った2003年と、一年限りの在籍であったFLA時代のRoBIが特に優秀です。2003年は実際のところ、MVPの最右翼だと思っていましたが、RoBIが4.37と平凡だった「あの人」に持っていかれてしまいましたね。まだNYYじゃなかったし、「ひょっとしたら一生MVP取れないんじゃないか」と不安の過ぎった記者達の組織票でしょうか(爆)。話は戻ってデルガドですけど、「三振の多い打者はRoBIが低い」という指摘を受け、また自分でも密かに「OBPの高い打者はRoBI数値を上げにくい」という仮説を一旦は立てたのですが、そんなこともないようです。ただし、他の打者に比べ打率の影響が大きいような気がします。しかし、2007年の落ち込みようは激しいものがありますね。大丈夫か? <トラビス・ハフナー> RoBI3点台 3/4回 ハフナーも、四球と三振が多いタイプ(仮説がどんどん崩れていく・・・)。RoBIは3点台中盤を記録し、4点台に落ちた昨年も、あと2点稼いでいればギリクリアしたレベルなので、得点機能としては十分価値のある存在でしょう。なんか、チームの成績と自分の成績が反比例している気もしなくもないですが、彼もR.on機会によってRoBIの波が生じる傾向があるみたいです。 <アラミス・レミレス> RoBI3点台 4/6回 OBPの低さからイマイチ価値の高まらない選手ではあるものの、RoBIに関してはキッチリと結果を残しています。ただ、3点台中盤に届かないのは何か一味足りない気もしますね。この人の持ち味は積極的にボールを叩くという点で、時には大きな波もありますけど得点源としては及第点を与えられるほどの打者であり、チームないしは打順構成によってはさらに数字を延ばす可能性を秘めているような印象があります。その真逆もあるとは思いますが。 ところで、今回出しているRoBIには平均を敢えて出していません。それだけまだ不完全なスタッツだと思っているし、通常の打率よりもさらに波のある印象を受けているので、インターバルを置くと数値の価値が低くなると感じています。それだけ、クラッチが運にも左右されるものとの根拠が感じられますが、確かに飛びぬけて高いRoBIが弾き出したかと思えば翌年は平凡な数字で終わるという選手も少なくはなかったです。マイク・ローウェルが再び120打点を挙げるとは殆どの人が想像していないでしょう。彼のRoBIは最高で3.37(2007)、最低だと5.52(2004)とかなりの開きがあります。ヴィクター・マルティネスも、3.38(2007)に対し、4.78(2005)と、ローウェルほどではないにせよ開きは大きいです。 今回取り上げた数字は、打点効率という観点からのものであり、それはもちろん打順構成やチーム状況によっても左右されやすいものです。ですので、波があるのも致し方ないことではありますが、単純に打点の多さでクラッチさを競い合うよりかはまだ何かが見えてくるんじゃないかな、って気がしてきました。 ただ、この数値の欠点は「特定の状況」を無視していること。例えば、シーズン終盤での大事な場面で打てなくても、大敗した試合で走者一掃の長打を放てばRoBI数値は上がるといった、ゲームにおける場面に沿った内容とは違います。だからといって、自分が見たり調べたりした記憶のみを辿るだけだと、偏った印象になるのは当然な訳で、このシリーズの最初にも書きましたけど、クラッチのベースになる部分ですね。「この打者は1試合の内、平均何回得点機に打席が回ってきて、そのうち何打席に一人の走者を還してくれるんだろう」といったイメージ的なものを表したものです。 最後の記事をupする前に、RoBIの計算方法を載せておきます。 RoBI=(R.on打数+R.on四球+犠飛-敬遠四球)÷(R.on打点-R.on本塁打) 追伸:ホンとに最後ですけど、皆さんにクイズを出します。 次回、掲載する「RoBI的最高のクラッチ打者」とは一体、誰でしょう?答えはコメント欄にどうぞ♪
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<Hideki Matsui> Year R.on RoBI OBP RBI Order 2007: 2.25 4.08 .339 103 5th79、6th45、3rd18、4th1 2006: 1.80 4.29 .359 29 6th23、5th10、7th11、8th2 2005: 2.25 3.85 .370 116 5th84、4th50、2nd18、6th8、 2004: 2.09 4.35 .391 108 6th52、7th46、5th33、4th23、2nd8 2003: 2.08 3.68 .372 106 5th98、6th30、7th16、2nd11、4th3 <David Ortiz> Year R.on RoBI OBP RBI Order 2007: 2.35 4.07 .479 117 3rd147、 2006: 2.36 3.96 .419 137 3rd148 2005: 2.26 3.47 .425 148 3rd123、4th33 2004: 2.22 3.28 .411 139 3rd90、4th51、5th3 2003: 2.06 3.64 .384 101 5th93、6th11、4th8、7th2 2002: 1.91 4.29 .312 75 4th88、6th17、5th2、 <David Wright> Year R.on RoBI OBP RBI Order 2007: 2.04 4.12 .433 107 3rd65、4th45、5th39、2nd10 2006: 2.08 3.37 .393 116 5th117、4th36 2005: 1.92 4.05 .403 112 5th76、7th40、6th34、3rd4、4th3、2nd2 2004: 1.61 4.23 .351 40 6th22、3rd18、5th12、7th11 今回はまとめて3選手を紹介。 まずは、ヤンキースの松井秀喜ですが、故障により長期離脱した2006年はあまり参考にはならないでしょうから、その前後ということで。松井というと、Aの旦那以上に打点を挙げやすいというイメージが付きまとっていて、一概にクラッチ打者とはいえないんじゃないかって声もあるようですが、デビュー3年間はかなり良いんじゃないでしょうか。2004年のRoBIがちょっと物足りないかなって、それぐらいですか。R.on打率も年間よりも良いし、終盤の接戦にも結果を出している。それと、日本時代ではあまり考えられなかった打順の変更にも対処出来てたのは立派ですよね。 それが、2007年になると前半でのDL入りがあったものの、クラッチ系打率は全て落としているところが気になりますね。Close&Lateまでも落としているし。他チームの中軸打者なんかよりも余程R.on機会に恵まれている環境でなければ100打点も危うかったのは間違いないでしょう。待ち球が多すぎるんじゃないか、って大方の意見には自分も賛成です。結構。 今季はポジション確定ではないとの事ですが、初年度のプレッシャー及び固定打順を与えられなかった状況でも結果を出した選手ですから、このままでは終わらないとは思いますけどね。 次は、大パピ(笑)。現代最強のクラッチヒッターと呼ばれるパピですが、昨季は残念ながらRoBIが5年振りに3点台を割った模様です。そりゃ、例年より20以上も打点を減らしてますから。しかし、クラッチ系打率を見ても分かるとおり、勝負弱くなったようには見えませんね。2004〜2005年までを見てみると、この辺の打率が異様に高いことからもRoBI数値が高い根拠になっている様子です。 自分勝手な解釈ですが、走者を置いた打席に期待が集まる中軸打者としては、クラッチ系打率が年間打率を上回っていれば十分合格なのではないかと思います。で、状況から想定してR.onでの結果がクラッチ打者としての目安(能力とまではいかないと思います)で、RIPS・Close&Late・Base Loadedがクラッチ打者としての実績(勲章)という考えではどうでしょうか。2007年のパピはRISPよりもR.onでの打率の方が若干ではありますが上です。これは1Bオンリーでの打率がさらに高いことを意味しており、走者を置いた場面でキッチリと結果を残したことになります。状況的に考えれば、得点圏と1Bオンリーでは後者の方が併殺打の危険性、牽制球の多投により間合いが取りにくいため、より厳しいシチュエーションではないかと思いますので、そういった観点からもパピの打棒は別に勝負弱くなった訳でも無く、今年またRBIのタイトルレースに割り込んでくる可能性は極めて高いのではないかと思います。そのためには、1・2番がセットで出塁するような機会がどれだけ作れるかにかかってくるでしょう。ルーゴみたいのがいると足枷になります(苦笑)。 3人目はデヴィッド・ライト。2006年の「毎試合サヨナラ打」の印象が強烈でしたが、やっぱ得点圏での数字が飛びぬけていると結果が出るものなんですね。それに比べると2007年はRISPを大きく落としています(それでも.310ですが)。しかし、R.onでの打率は年間打率と平行して上昇。これも能力が落ちたというよりかは、打順の変動からも見て取れるようにチャンスメイクに回った可能性があります。しかし、去年の数字があれだけ良いとどんな打順でもこなせそうな気がしますよね。 以上、こうして3人のRoBI及びクラッチ系打率を見てきましたが、クラッチの場面に出くわすことも必要だしその中でも様々な条件がある中、毎年3点台のRoBIが記録する選手はそうザラにはいない可能性が強いです。BOSに移ってからのパピは去年惜しかったですけれど、まぁほぼ3点台といっても良いでしょう。松井についてはもう一年、様子を見て見たいですが今季は状態があまり良くないそうで、サンプル材料としての結果を残してくれるかどうか疑問です。ライトに関しては打順が固定されたとき、さらにクラッチ打者としての適正を見出すことが出来るのではないかと思います。 さて、このRoBIシリーズもいい加減飽きてきたと思いますので、あと2回で終了にします。残るは、 「RoBI的クラッチヒッター」 「本ブログが選ぶクラッチ・オブ・MLB」 を発表して有終の美を飾りたいと思います(笑×1000)
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<Ichiro Suzuki> Year R.on RoBI OBP RBI Order 2007: 1.61 3.94 .452 68 1st161 2006: 1.57 5.88 .372 49 1st161 2005: 1.63 4.51 .345 68 1st161 2004: 1.64 4.67 .439 60 1st150、3rd10 2003: 1.53 4.76 .383 62 1st156 2002: 1.66 5.42 .402 51 1st151、3rd3 さて、プレーヤー別クラッチ系スタッツの第3弾は「教祖」イチローです。もちろん、アンチ視点で検証します(爆)。 これまでとは趣向が変わり、リードオフヒッターの検証になりますので、RoBIよりもOBP及びクラッチ系打率を中心に話を進めていきましょう。 昨年は、Aの旦那と同じように、チャンス時の打率が全て年間打率を上回りましたが、最も気になるところはRoBIもかなり優秀な数値を収め、もっぱら中軸に置いても良いんじゃないかって話は以前にも書きましたが、ここまで良い数字はメジャーに移って以来、最高かもしれないです。SS(シルバースラッガー)獲得はOPS的に物足りないじゃないか、みたいな批評がありましたけど、自分は納得しています。それこそ、20×4のグランダーソンの方に選出価値があるなんて声も、表彰モノは誰かが泣くものですしね。 今回に限り、1Bオンリーの場面も集計してみました。というのも、一昨年まではR.onでの打率が毎年年間打率を下回っていたんですよ、この人。明らかに無走者のときよりも悪いですよね。よって、もう少し掘り下げて何らかの因果関係が見つかるかな?と追加した訳です。 データ的にはこれで十分とはいえないまでも出た結論として、「走者を置いた打席では安打率が下がる。その変わり四球を選ぶ率は高くなる」ということです。「な〜んだ、そんなことか」とも受け取れますが、ここに彼の打撃スタイルに関する弱点が見えてきます。打点ならまだしも、リードオフだからといって走者がいると「目に毒」というのでは困るでしょうから(大笑)。 この件については、2点ほど憶測が立てられます。まずは、走者を置いた打席に関しては割りとボールを良く見ているという点。ディープなカウントまで行き、必然と打率が下がる分四球を選ぶ効率も良くなるあるいは、投手がボールを多投してしまう。もう一つは、彼のヒットエリアが狭まるという点。 昔、こんなこと言われてましたよね?「内野安打が無ければイチローなんて3割にも届かない」って。単打の比率からいっても、彼の安打数における内野安打の比重は大きく、走者がいる場面では自分以外の選手がフォースアウトを選択されやすい点が、物理的にR.on時での打率が下がる可能性を示しています。別にそんな統計してませんが、無走者の場面とは明らかに状況が違いますので。同じようにバント安打の機会も奪ってしまいます。これがごく平均的なパワーポテンシャルを持った打者からすると、外野の間を抜け、はたまた外野の頭をも越える(いわゆる一つのホームラン、というやつですね)ことで特にヒットゾーンが狭まるということはないのですが、「教祖」イチローの場合、打球が飛ばないですから(笑)飯の種が減ってしまう訳ですね。いや、内野安打は立派なヒットですよ。それは否定しない。けどね、必要最低限のパワーが発揮できないと特定の状況下においてはこうした弱点を露呈してしまうということになります。 テレビの特番で言ってましたよね?「僕はね〜、ホームランは打てるんですよ♪」 じゃあ、打てっつーの!といいたいところですが、別にホームランじゃなくても良いんですよ。無理に走者を進塁させるだけのためのバッティングも必要ない。必要なのは「強い打球」。何も1Bオンリーとかの場面でも内野の間を抜けるゴロとか、外野の前にポトリと落ちる打球を狙わなくてもてもいいんじゃないの(笑)ってことがいいたいのです。 かなり前ですが、「教祖」イチローについて「2塁打が極端に少ないのは強い打球が打てないからだ」という記事を書いたことがあるのですが、昨年もダブルが22個と例年と変わらずじまいで極端に少ない。しかも、メジャー1・2位になるほどの打数を要してですからね。トリプルと合わせても30個にも達しません。内野安打にしても単打率にしても、ただ数字を並べてどうだこうだというのはあまり建設的とはいえません。自分的にはその現象がどのようにして作られたのか?ゲームにおいてどんな影響を及ぼすのかを考えるところにその数字の意味合いが出てくるんじゃないかって思いますね。 「教祖」イチローが強い打球を放てない分、1Bオンリーのシチュエーションでの走者の進塁は限られてきます。実は、昨年のこの状況下で31安打(89打数)を記録したにも関わらず挙げた打点は1。たったの「1」ですよ。RoBIは天文学的数字の「95.00(95打席で1打点しか稼げない)。ホームランを打てる人(らしい)のに、このデータは一体なんなんだ、と思わずにはいられません。パワー的に今一つという世評は知れ渡っていますけど、他チームのリードオフ、サイズモアみたいなのは別タイプとして例えばブライアン・ロバーツなんかは42本、ホセ・レイエスは36本、40歳のケニー・ロフトンでも25本(しかも打数が200近く少ない)なので、この長打力不足はちょっと深刻ですね。けれど、それでも3割中盤の打率を平気で残すんだから、信者的に言えば天才なんでしょうね(大爆)。正に、狙ったところに打球が(ポトリと)落ちる、なんてね。 「教祖」イチローの安定した年間成績の秘訣として、よく「平常心」が取沙汰されていますがそれを保つ方法としてゲーム前のアップ方法や、カレーを毎日食べるとか、色んなところに根拠があってそれが沢山のメディアで紹介され、多くの人々から賞賛されていますが、やはり並大抵の努力では中々出来ないものだと関心することもあります。カレーは関心しませんが(爆)。打撃スタイルについてもそう。敢えて長打を意識しないようなミートに徹したバッティングはボールを捉える率を高め精度を上げますが、狙ってホームランを打てるほどの人が狙わない(狙えない?)のは打撃スタイルが崩れるからなのでしょうか。 その彼が異なる状況下においても結果を残したということは、今後を占うという点で7年連続200安打なんかよりも価値のある記録だとは思いますけど、そんな技術的裏付けを聞き出して教えてくれる親切なマスコミさんも中々いないんでしょうね。 でもまぁ、なんだかんだいってもEXB以外の点では課題をクリアしつつある教祖様。果たして?去年のデータがマスコミで謳われている「進化」なのか?それとも単なる「マグレ」なのかは?シーズンに入ってからまた新たな結果を待つことにして、取り敢えずは今季もぶ〜イングに徹します(爆閉)。
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<Alex Rodriguez> Year R.on RoBI OBP RBI Order 2007: 2.49 3.59 .443 156 4th156、3rd2 2006: 2.31 3.99 .404 121 4th117、5th31、3rd2、2nd2 2005: 2.23 4.22 .406 130 4th88、5th41、2nd25、3rd8 2004: 2.19 4.70 .378 106 3rd72、4th59、2nd24 2003: 2.03 4.37 .376 118 3rd159 2002: 2.11 3.81 .418 142 3rd155、4th5 ヤンキースに移ってからのA-Rodは主に、4番を任されるようになってきました。その間、3番を務めていたのはシェフ、ジオンびー、アブレイユとそうそうたるOBPマシンの一味です。そのため、MLBで最もR.on機会に恵まれた選手と称しても過言ではないと思います。一般的にクラッチ打者の目安として、100打点という数字がよく挙げられますが、これはNPBの試合数に比べて20試合近くも多いことに気がついている人は多いと思いますけど、実際MLBで100打点の価値はNPBだと約89打点に換算されます(140試合制で)。この程度なら四捨五入して90打点と行きましょうか。130試合制だった頃になると、NPBでは80打点がMLBの100打点に該当します。どっちの100打点が意義があり、相応しいかの問題ではありませんけど、ではNPBで100打点挙げた選手はMLBの試合数で換算すると、144試合制だと112.5打点。130試合制の頃だと124.6打点となります。 よって、我々日本人から見ると100打点は中軸打者としてのノルマであり、120打点を越えてやっとクラッチ打者としての資格を得る、みたいな感じで捉えても良いのではないかと思っています。 話は逸れましたが、アレックス・ロドリゲスの選手としての評価は圧倒的なポテンシャルとツールによって導かれているものであり、そこにゲーム状況に見合ったプレーや勝利への貢献が数多く織り込まれているとは言い難い状況でした。しかし、昨年のレギュラーシーズンにおける大活躍によって多くの人々が彼の実力に敬意を称し、真のクラッチ打者という称号も授かろうとしています。 しかし、彼は本当にクラッチ打者へと変貌を遂げたのでしょうか? 昨年の彼は年間成績のみならず、得点機会における様々な状況で高水準の成績を収めました。R.on、RISP、Close&Late、Base Loaded、RoBI、OBP/R.onなど、これらのシチュエーションにおける数字は年間成績を全て上回りました。ヤンキースに移籍してからはもちろんのこと、過去5年間で始めてのことです。さらに、周囲の打者が絶好のサポートをしたことでRun、RBIにおいてもキャリアハイの成績を収め、名実共にメジャーNo.1打者と呼ばれるようになったのは、恐らく初めてのことじゃないかと思います。 「初めて」と表現するのに異論のある方がいるかもしれませんが、シアトル時代は3年目に首位打者を獲得しましたが、この時代はケン・グリフィーがメジャーNo.1打者として君臨し、A-Rod自身が若かったこともあり、主に2番打者として務めていました。テキサス時代には2度の本塁打王に輝き初のMVPも獲得していますが、薬物疑惑の件はとりあえず置いてバリー・ボンズの時代でした。そして、ヤンキースに移ってきてからは周囲のプレッシャーにも泣かされ、本来ならその座をやっと手にするはずがアルバート・ぷ〜ホルズにさらわれてしまった。 しかし、基本的にはプルヒッター(になりかけていた)の彼が昨季は右中間やセンター後方への本塁打が目立つようになり、春先井川が初登板したゲームで放ったサヨナラ満塁アーチはバックスクリーンへ一直線に伸びる打球でしたね。クリス・レイから打ったあの打球は。 それともう一つ、彼の目立たないキャリアハイの数字として21個の死球を稼ぎました。これがかなり利いたというか、捨て身の姿で立ち向かったA-Rodの姿が目に浮かびます。 何度も本塁打王に輝くほどのパワー・ポテンシャルを持ち、平均以上の脚力を持っている。しかも守備では、アピール性の強いポジションを守っていることから、MVPの選考に関しては最初からかなりのアドバンテージを持っていることは事実だと思います。あとは、自分以外の走者を生還させるミッションを果たすだけです。しかし、いくらA-Rodといえども対戦する前から勝負が決まっている訳でもないのがこの世界の条理であり、そこに野球というスポーツにとって最大の楽しみが詰まっているのも確かです。 結局、フィールドを最も賑わすこの選手がゲームの中心人物であることに間違いはなく、A-Rodほど勝者と敗者で極端に印象が分かれる選手もそうはいないことから、今季の彼に掛かる責任は益々重たいものになっていくことでしょう。 少なくとも、一昨年までの彼はクラッチとはいえない数字が残っているのだから。
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